騒音、環境問題など、コンプライアンスが叫ばれる世界中でE-MTBが注目を集めています。こいつなら、音は出ないし、土をかっぽじることもあまりありません。電動で上りもラクだから、誤解を恐れずに言うなら、もうほとんどバイクに近いわけです。さて、このたびリリースされたのは、既存のクロスカントリーモデルYPJ-XCよりも、さらにダート成分多めのYPJ-MT Pro。27.5インチ、XT11sコンポ、160mmフロントサス×150mmリアショックのスペックは、MTBで最も重装なダウンヒルカテゴリー一歩手前の超絶指向! そう、これを待ってたんですよ!
新開発「YAMAHA Dual Twin Frame」を採用
メインフレームの上下がそれぞれ2本に分かれた構造のYAMAHA Dual Twin Frameを新たに開発。2本のトップチューブの間にリヤサスペンションを配置することでシート高、スタンドオーバーハイトを抑えることで、低重心化に貢献し足つき性も向上しています。
下部のダウンチューブはバッテリーを挟み込むレイアウトにすることで剛性を確保し、重量バランスの最適化、操縦性・取り回し性の向上に貢献しています。
東京モーターショーでお目見えしていたプロトモデル
実は、このYPJ-MT ProのプロトモデルとみられるMTBが、2019年の東京モーターサイクルショーで展示されていました。こちら、名称はなんと「YPJ-YZ」。まさに我々ダートバイク乗りには馴染みの深い、YZにインスピレーションを受けてツインチューブでフレームを制作。
YPJ-MT Proとうり二つの構造。ダウンチューブでバッテリーを挟み込むスマートな解決策も踏襲されています。
YZの開発目標である、マスの集中化を自転車で再現するとこうなった…と開発も語っていました。
ヤマハ最小・最軽量のドライブユニット「PW-X2」は
まるで現代最新の電子制御マシンのよう!
より高いケイデンスに対応する小型・計量ドライブユニット「PW-X2」をYPJシリーズとして初採用。YPJ-XCにも搭載されているEXPWモードは、よりペダリングに素早く反応しパワフルな走りを楽しめるようにチューニングされているとのこと。さらに、制御プログラムがスムーズでレスポンスの良いアシストフィーリングを実現しているとのことなのですが…
新たなアシストモードとしてAutomatic Support Mode(オートマチック サポート モード)が追加されました。これはECOモードからHIGHモードまでのアシストモードを、車両が走行状況に応じて自動で選択してくれるのです。斜面にあわせて、トレイルでモードを切り替えるなんて結構難しいオペレーションになっちゃうので、これはありがたい。
走行状況を把握するヒミツ
車両にはクワッドセンサーシステムを搭載。スピード、クランク回転、ペダリングトルク、角度の4つのセンサーから得た情報を瞬時に演算して、ライディングコンディションを正確に把握することで、ライダーが求める適切なアシストパワーを生み出すわけです。もはや、最新ロードスポーツのIMUを介した電子制御のようですね。
走りを支える要のサスペンション
前後サスペンションは悪路やアップダウンの衝撃を効果的に吸収するROCKSHOX製を採用。リヤサスペンションはリンク式で、リヤホイールの軌跡・路面追従性を考慮。
●フロントサスペンションストローク量:160mm
●リヤホイールトラベル量:150mm
と、下りを遊ぶのに充分な足まわりです。
たっぷり楽しむための13.1Ah大容量バッテリー
アシストパワーと走行距離に貢献するマルチロケーションバッテリー(36V-13.1Ah)を搭載することでロングライドをサポート。充電は専用充電器で行い、家庭用100Vコンセントでも充電可能です。充電時間は約3.5時間です。
※充電時間は、バッテリー残量がほぼ無い状態から満充電までの時間を指します。
※バッテリーに満充電で使用した場合の走行距離の値になりますが、道路状況、走行モード、走り方、気温、車載重量などによって変化します。
見やすいだけじゃなく利便性もプラス
メーターはライディング中でも見やすいように液晶ディスプレイを採用。アシストモードの表示、速度を表示するだけでなく、ケイデンス、ペダリングパワー、消費カロリーなど様々な情報を表示します。また、マイクロUSBポートを搭載しているためスマートフォンなどへの給電も可能。各スイッチはエルゴノミック形状になっておりグローブをしたままでも操作がしやすくなっています。
選択したアシストモードも色で分けられているので瞬時に確認ができます。
ハイエンドモデルならではの豊富なこだわり
203mmの油圧ディスク
MAGURA製のφ203mm大径ローターを前後に採用。e-MTBに最適化された4ピストンキャリパーとの組み合わせにより、強力かつ安定した効力を発揮。コントロール性の高さも備えています。
サドル
人間工学に基づいたデザインと後端の滑り止めにより、オフロード走行時のライダーの負担を軽減。ブルーのアクセントが外観デザインとのマッチング性を高めています。
リヤディレイラーはSHIMANO XT、フロントシングル11s
堅牢な構造のカセットスプロケットが安定した変速性能を発揮し、スムーズなシフトチェンジを実現。外装はフロントシングル、リア11速。昨今のムーブメントを受けた11-46ワイドレシオ設定で、さまざまなオフロード走行のシチュエーションに対応します。
ドロッパーシートポスト
ハンドルバーに取り付けたレバーを操作するだけで、乗車したままシート高の調整が可能。(S:125mm、M・L:150mm)
ギアクランク
アメリカ・PRAXIS製e-Bike専用クランクを採用。クランクアーム長は全サイズとも170mm。
27.5インチのセミファットタイヤ
MAXXIS 製MTBタイヤを採用。アグレッシブなトレッド&ノブデザインにより、転がりの軽さと高いトラクション&ブレーキ性能を発揮。現代では中間サイズの27.5インチをチョイス。
ワイドハンドルバー
タフさを表現したデザインのワイドハンドルバーは、オフロード走行時に優れた操縦性と操作性を発揮します。
(ハンドル幅:790mm)
YAMAHA
YPJ-MT Pro
発売日:2020年9月25日
価格:¥600,000(税抜)
サイズ:S、M、L
カラー:ポディウムブルー/ニッケル
車両重量:23.8kg(S)、24.1kg(M)、24.2kg(L)
販売店舗:YSP Pro Shopのみ
保証期間:ドライブユニット、フレーム、フロントフォークは3年。バッテリーは2年。その他部品は1年
盗難保険:3年間
※歩道を走行することはできません
3サイズでリリース
スペック
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