車種別・最新情報 [2025.12.18 UP]
《先取り大研究》トヨタ・ランドクルーザーFJ
JMS2025で出会った要注目モデル「深掘り」大研究!
ジャパンモビリティショー(JMS2025)では、数多くの最新モデルがお披露目されたが、その中で外せないのは市販を前提としたモデルたちの動向だ。ここでは来年以降に市場投入が有力視されるクルマを徹底リサーチしてみるぞ。
●文:川島茂夫 ●写真:澤田和久
※本記事の内容は月刊自家用車2026年1月号制作時点(2025年11月中旬)のものです。
TOYOTA ランドクルーザーFJ【デビュー予想:2026年夏】
街乗り最強の本格オフローダー
ランドクルーザーFJ(以下FJ)をランドクルーザー系統の新モデルと見るか、それともFJクルーザーの新型と見るか。率直にいうと、どちらも”兼ねている“と考えるのが一番近いように思う。
これまでランクルファミリーは、300系(ランドクルーザー)と、プラットフォームやサスの基本設計を共通化しつつも、肉厚変更などによる軽量化&パワートレーンのサイズダウンを行った250系(ランドクルーザー250)、そして数回の大規模改良が行われながら、国内再発売となった70系(ランドクルーザー70)の3シリーズで構成されている。基本設計が古い70系は、ランクルマニアをターゲットにした特殊な立ち位置なので、250系が実質的なエントリーモデルになっていたが、FJが加わることで、ランクルファミリー全体としての購入のハードルは、確実に一段下がってくる。
FJの価格や詳細なスペックは未発表だが、ボディ寸法は250系よりもホイールベースを270mm、全長を350mm短縮し、全幅も125mm狭い1855mmとしている。全高は逆に250系よりも35mm高く設定されるが、車体の平面寸法はひと回り以上はコンパクトなサイズになる。
250系は、ランドクルーザープラドの後継とされていたが、パッケージングは300系を踏襲し、平面寸法もほぼ同じだった。もともとプラドは、経済性の向上を目的のひとつとして開発されていたモデルだが、もうひとつ見逃せないのが、一般用途での扱いやすさ。プラドの最終モデルは同時期に販売されていた先代ランドクルーザーの200系よりも、ひと回りコンパクトな平面寸法だった。つまり、パッケージングの視点でも、FJはプラドの実質的な後継モデルに相当する。
250&300系は、5m弱の全長に2m弱の全幅があればこそ、3列シート&7名乗車のキャビン設定を可能としたが、この大柄なボディサイズは、タウンユースではかなりのハンデになる。一方、FJの平面寸法や最小回転半径は、RAV4と大きく変わらない。
支援システムに頼らない設計思想も特徴のひとつ
現在、公表されている資料によると、パワートレーンは250系にも採用される2.7ℓの4気筒ガソリンエンジンに6速電子制御ATが組み合わされるが、駆動方式はフルタイムではなくパートタイム4WDを採用する。オーソドックスな走行メカニズムだが、興味深いのは4WDシステムだ。
250系はトルセンLSDをセンターデフに用いたフルタイム式を採用するが、ランクルFJは必要時のみ4WDをドライバーが選択するパートタイム式になる。通常走行時は2WD(後輪駆動)、4WD選択時は前後輪同期の50対50のトルク配分とするのが一般的であり、現在の4WDシステムとしてはオフロードマニア志向の設定といえる。
また、250系は最上級グレード限定になるが、路面環境に応じて4輪の駆動力制御を最適化するマルチテレインセレクトを採用し、ディーゼル車にはクロールコントロールも装備する。300系には及ばないまでもハードなオフロード走行向けの支援機能も備わっていることになるが、FJの発表資料には、その手の支援メカニズムの記載はない。
おそらく、モーグル路などで有利な前後リジッドアクスルを採用する70系に匹敵する4輪の接地性を与えることで、値の張る支援システムに頼らずオフローダーとしての基本設計で対応しようという考え方なのだろう。
そうなれば250系よりも手頃な値付けとなる可能性も高い。ひと回りコンパクトなボディの恩恵で大幅な軽量化も期待できるので、動力性能や燃費で250系を上回る可能性も高く、これも購入面では有利だろう。
FJクルーザーの後継とも考えたくなる要点のひとつは、横開きのリヤゲートの採用だ。70系も横開きだが、こちらは観音開き式。一方、FJは右ヒンジ左開けの1枚ドアになる。
また趣味性が高いエクステリアデザインを採用したことも、FJクルーザーと共通する要素。本格オフローダーでありながら、スポーツ感のあるスタイリングや、豊富に用意されるカスタマイズパーツなども、アピールポイントのひとつになっている。ここもFJの見逃せない特徴になっている。
ランドクルーザーFJは、ランドクルーザーファミリーのエントリーモデルにして、最もホビーライクに楽しめる。しかも生活の場でも使える汎用性も確保されている。こんなちょうど良いキャラクターが、実車の見取りや発表資料から見えてくる。乗用車プラットフォームのSUVほど一般性は高くないが、スポーツモデル同様に趣味としてオフローダーに興味を持っているユーザーには見逃せない一台になるだろう。
2006年に北米デビューしたFJクルーザーは、個性的なスタイリングやフルフレーム構造が与えられた本格4WDモデル。国内では並行輸入車としてマニア的な人気を集め、2010年からは国内モデルが発売されている。当時の価格は314万円~。
ランドクルーザーFJ《エクステリア》
威圧感よりも「親しみやすさ」を重視
ボンネットより幅を狭めたフロントマスクや、リヤエンドも絞るようなデザインで、実際の車体サイズよりもコンパクトに見せるような造形を採用。この見せ方は、車格感よりも親しみやすさを重視しているからだろう。オーバーフェンダー状に張り出した前後フェンダーや、そこに連続するバンパーはプロテクターを思わせるデザイン。威圧感少なく、それでいてタフネスや機能感を印象づけるスタイルといえる。いい意味で歴代ランドクルーザーが持つ“道具感”が、現代的に翻訳されている。
ランクルとしてはコンパクトなサイズながら、その名を名乗るにふさわしい信頼性と悪路走破性を実現している。
リヤデザインは、伝統的なオフローダーを思わせるスクエアなキャビンと、力強い背面スペアタイヤが特徴。
撮影車両にはミシュラン・プライマシーSUVが装着されていた。タイヤサイズは265/60R18。
ユニークなランプグラフィックも特徴のひとつ。コーナーバンパー部は取り外し可能な分割タイプとすることで、修理性とカスタマイズへの対応力を高めている。
サイコロをモチーフとした立方体に近いボディと角をそぎ落とした面取り感も特徴のひとつ。
ルーフレールは各種アタッチメントを取り付けしやすいオーソドックスな形状。
スペアタイヤの中央には、車両後方の安全確認を担うバックモニター用カメラを内蔵。実用性とデザインを巧みに両立している。
ランドクルーザーFJ《インテリア》
実用性を確保したキャビンスペース
インパネの基本レイアウトは250系を思わせるが、助手席前面を棚状にするなど、機能重視の簡潔さをアピールしたデザインだ。各種操作系はそれぞれ独立したスイッチとなり、ブラインドタッチしやすい設計ということにも好感を覚える。キャビンスペースは、同等サイズのSUVとしてはコンパクト寄りで、後席もあまりゆとりがないタイプになるが、男性の4名乗車には十分に対応可能。その代わり通常時の荷室容量は意外と容量があり、後席のスライド&リクライニングもあって、フレキシブルに使い倒せそうだ。
オフロードでの視認性を考慮した水平基調のインストルメントパネル。デジタルメーターと大型ディスプレイを備えつつも、無骨さと実用性を兼ね備えたコックピットになる。
様々な環境で瞬時に認知&操舵できる操作性を意識し、モニターやスイッチ類はステアリングまわりに集約される。
ランクルらしい無骨なシフトレバー。トランスミッションは6速AT。ドライブモードセレクターはダイヤル式を採用している。
前席はホールド感のあるデザイン。後席は6:4分割可倒式でスライド機構も備わる。ブルーとブラックのコンビネーション表皮で、趣味性の高いカジュアルな雰囲気も楽しめる。
リヤゲートは右ヒンジの横扉式を採用。後席格納はシンプルな前倒式で段差も大きい。通常時でも相応の荷室スペースは確保される。
ポケット&収納スペースが数多く用意されているのは、実用性にこだわるランドクルーザーらしい特徴のひとつ。
ランドクルーザーFJ《メカニズム》
IMV系プラットフォームを活用
現在発表されているのは2.7ℓ直4&6速ATのみとなる。ショートホイールベース化されているが、プラットフォームの基本設計はIMV系とのことだが、既存のランドクルーザーにも使われている手法も用いられるという。4WDシステムは2H(RWD)/4H/4Lを手動で選択するパートタイム式を採用。切り替えはコンソールに設置されたダイヤルスイッチ操作による。また、デフロックは後輪に採用される。運転支援機能はヒルディセントコントロールや2速発進モードなどを装備する。
パワーユニットは、2.7ℓ直4DOHCガソリンエンジン(163PS/246Nm)のみ。トランスミッションは6速ATで、駆動方式は4WDのみとなる。
最新のIMV系プラットフォームをベースにしたラダーフレーム構造を採用。4WDはFR駆動も可能なパートタイム式となる。
地上高やアプローチアングルの確保、70シリーズと同等のホイールアーティキュレーションを用いることで、優れた悪路走破性を実現。
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どうせ爆売れ確定だから、強気でくるかも?