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マツダCX-5 2.5 e-スカイアクティブG(2) より優しい乗り心地を目指して 平均以上に心地よく運転できるクロスオーバー

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マツダCX-5 2.5 e-スカイアクティブG(2) より優しい乗り心地を目指して 平均以上に心地よく運転できるクロスオーバー

不満ないダッシュ力で速度管理しやすい

3代目へ進化した、マツダCX-5。排気量は2.5Lと大きめだが、カタログ値の0-100km/h加速は10.5秒と振るわない。ところがAUTOCARで計測したところ、9.5秒で処理してみせた。2.2Lディーゼルターボには並ばずとも、不満のないダッシュ力といえる。

【画像】コスパの高さも強み マツダCX-5 2.5 e-スカイアクティブG 競合クラスのSUVたち 全119枚

高域まで回しても、気持ちが刺激されることはないが、中域トルクが太くアクセルレスポンスは非常にリニア。6速ATの変速を促すように、ゆったり走らせるのが心地良い。ノイズを抑えられ、キビキビと速度管理しやすい。

他方、積極的に飛ばそうとすると、ドライバー込みで1.7tに迫る重さを意識させられる。6速ATの反応も、素早いわけではない。

ブレーキペダルは、回生機能が備わらないこともあり自然で、制動力も充分といえる。ただし、濡れた路面で約110km/hから止まるのに、49.7mを要した。フォルクスワーゲン・ティグアンより、3.7m長い。タイヤは、ブリヂストン・アレンザを履いていた。

平均以上に心地よく運転できるクロスオーバー

マツダは、3代目CX-5の動的特性を僅かに見直している。サスペンションのスプリングはソフト側へ振られ、アンチロールバーは細くなった。ダンパーの減衰力は、伸長方向で強められた。より優しい乗り心地を目指して。

それでもクラスの平均以上に、心地よく運転できるクロスオーバーであることに変わりない。ステアリングのアシスト量も強められたが、狙い通りにラインを辿れる扱いやすさも変わらない。2代目以上の、洗練度にある。

一貫性が高く、ニュートラルな操縦性のバランスも継承している。ヘアピンカーブで、フロントタイヤの限界が迫っても、滑らかに旋回していける。

気張りすぎればアンダーステアへ陥るが、僅かに右足の力を抜き、正確なステアリングホイールを切り増しすれば、ラインを回復できる。ステアリングの重み付けも絶妙。一体感は若干薄れたかもしれないが、挙動は終始落ち着いている。

コストパフォーマンスの高さが強み

乗り心地は、低速域でやや硬め。ただし、ステアリングコラムを通じた印象も重なっており、実際はそこまで揺れが目立つわけではない様子。静寂性は高く、約110km/hでの走行時で65dBAと、シトロエンC5 エアクロスに勝る。

燃費は、市街地中心なら16.2km/L、高速道路中心では14.3km/Lとなった。2026年において、優秀というわけではない。電圧48Vのスターター・ジェネレーター(ISG)が組まれ、気筒休止機能も備わるが、2.5Lの排気量を相殺できるわけではないようだ。

コストパフォーマンスの高さも、CX-5の強み。エントリー・グレードのプライムラインで、英国では3万1550ポンド(約623万円)から。試乗車のセンターラインでは電動テールゲートなどが備わり、無線でのスマホ連携に対応する。

上位グレードには、四輪駆動も設定される。42kg車重は増えるが、オンロードでの身のこなしと、オフロードでの走破性が上昇すると主張される。

惜しく感じてしまう一択のみのパワートレイン

熟成を増したと表現できる、3代目CX-5。同クラスのSUVとしては、快適性と操縦性が調和し、一体感のある運転を楽しめる。2代目のように、有力候補へ積極的に加えたいモデルに仕上がっている。

スタイリングは洗練度を高め、車内空間にはゆとりが生まれた。物理スイッチは減ったものの、価格以上の上質感を漂わせるインテリアも魅力的。それだけに、他の選択肢がないパワートレインと、時代遅れ感のある電動化技術が、一層惜しく感じてしまう。

◯:運転を楽しめる数少ないファミリーSUV 従来以上に上質なインテリア 拡大した車内空間 競争力のある価格設定と充実した装備
△:パワートレインの選択肢が、一長一短の1つのみ

マツダCX-5 2.5 e-スカイアクティブG MHEV センターライン(英国仕様)のスペック

英国価格:3万4050ポンド(約715万円/試乗車)
全長:4690mm
全幅:1860mm
全高:1690mm
最高速度:186km/h
0-100km/h加速:9.5秒(実測)
燃費:14.3km/L
CO2排出量:157g/km
車両重量:1664kg(実測)
パワートレイン:直列4気筒2488cc 自然吸気+ISG
使用燃料:ガソリン
最高出力:141ps/4500-5000rpm
最大トルク:24.2kg-m/3500-3750rpm
ギアボックス:6速オートマティック/前輪駆動

文:AUTOCAR JAPAN AUTOCAR JAPAN
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みんなのコメント

1件
  • tondemo310
    141ps仕様の方が178ps仕様より0−100加速が速い。だから自動車は面白い。
    日本で9.6㎞/Lの市街地燃費が英国では16.2㎞/L。日本の交通事情の劣悪さがよく分かる。
    日本では430.65万円、英国では700万円超。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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