現在位置: carview! > ニュース > カー用品 > 日産・ジューク(2010年6月~2013年8月)|中古車選びに役立つ「当時モノ」の新車試乗記

ここから本文です

日産・ジューク(2010年6月~2013年8月)|中古車選びに役立つ「当時モノ」の新車試乗記

掲載 更新
日産・ジューク(2010年6月~2013年8月)|中古車選びに役立つ「当時モノ」の新車試乗記

イケてるデザインのコンパクトSUVは予想以上に軽快な走り

NISSAN/JUKE
日産/ジューク(YF15系) 2010年6月発表 初代デビューモデル

F値1.2の明るいレンズ装備! 走行時もナビ画面で後方確認できる!|ストラーダ連携用ドライブレコーダー

見るからにデザインコンシャスなSUVといえるジューク。試乗前には、こういったクルマに乗るのはどこか気恥ずかしさを憶えるのではないかと思ったが、いざ実車と対面してみると、案外すんなりとその存在を受け入れることが出来たことがちょっと意外。昨年の東京モーターショーでの出展以来、写真でも目にする機会が多かったせいか、ある程度見慣れてしまったからかとも思ったが、どうもそうではない。

考えてみるに、このルックスでありながらドカッと自分の居場所を占領しているような図々しさがないコンパクトなサイズ感。だからこそ“オレ様”的な嫌味が全くないからではないかと思い至った。

インテリアにしても、もっと子供だまし的かと心配したが、自分だけのアクティブギア感覚のあるコクピットまわりや適度な質感を備えたキャビン空間が予想以上に好感だ。

114ps/15・3 kgf/mのパワー/トルクを発生する1・5ℓエンジン+副変速機付きエクストロニックCVTによる走りは、これまた予想以上に軽快感がある。それもそのはず、車両重量はティーダの1・5ℓモデルと比べても20(~60)kg重いだけでパワースペックはジュークの方が勝っているのだから当然といえば当然かもしれない。

とりわけ4000rpmオーバーあたりまでのパワー&トルクフィールがなかなかに爽快で気持ちが良い。また、ストップ&ゴーの多いタウン走行やちょっとした加速時などでは、エンジン回転が先走り気味になるようなCVTのクセを感じることはなく、アクセルに対するツキが良い。高速での合流加速のようなシーンでも至ってスムーズだ。

直進時、コーナーリング時ともにトレッド感がしっかりしており、ロールは控えめ。ボディだけがグラッとするようなことがないので安心感がある。乗り心地も上々で全域にわたって基本的にはフラットだ。

ただ、試乗車はオプション設定の17インチタイヤを履いており、微低速時の大きめの入力に対しては吸収しきれない面が感じられた。こうしたシーンを考慮すると標準の16インチの方がバランスが良いとのこと。

また、高速走行時のステアリングセンター付近の抑え方が多少きつめと感じられた。逆にその分、路面状態の良い高速走行の直進維持では手を軽く添えるだけといったイージードライブ。電制パワステに慣れたドライバーなら問題ないだろう。

パワーユニットはティーダ等で定評のあるHR15DE型を大幅改良。世界初のデュアルインジェクターや吸・排気ともに可変バルタイ機構採用で、動力・環境性能を向上させた。

バイクを連想させるメーターまわりはもとより、機能性とデザイン性が高次元でバランスしたインテリジェントコントロールディスプレイ等、先進の装備が備わる。


ホールド性を重視したスポーツカーテイストのシートを採用。もちろん、乗降性や居住性も十分確保されている。

シート地は15RSにはトリコットが、15RXには写真のハニカム柄のスエード調トリコットが採用される。

リアシートは6:4分割可倒式。ワンアクションで倒れ込むと広大なラゲッジスペースが現れる。

助手席側下側の死角が見えるサイドアンダーミラー採用で、左折や縦列駐車時の障害物の確認がしやすくなった。

ディーラーオプションも充実


タフなクロスオーバースタイルを演出する前後のアンダーカバーはもとより、ルーフスポイラー、フォグランプ等ラインアップ。またフォグはLEDリングとフォグランプの機能をもつリングイルミフォグの設定もある。この他LEDデイライト、ウインカーミラー、シートカバー、センターアームレストコンソール等、多彩な品揃え。


※記事の内容、価格、スペック等は2010年6月のジュークデビュー当時のものです。その後の一部改良等で変更になっている可能性もあります。

※スタイルワゴン2010年8月号より

こんな記事も読まれています

ラウル・フェルナンデス、ヘレステストで最新型アプリリアMotoGPマシン初ライド。直前のスペインGPでは昨年型使用
ラウル・フェルナンデス、ヘレステストで最新型アプリリアMotoGPマシン初ライド。直前のスペインGPでは昨年型使用
motorsport.com 日本版
海洋マイクロプラスチックを回収するスズキの船外機
海洋マイクロプラスチックを回収するスズキの船外機
バイクのニュース
ランボルギーニPHEV第二弾はウルス!「SE」が見せつけるすーパーSUVとしての格
ランボルギーニPHEV第二弾はウルス!「SE」が見せつけるすーパーSUVとしての格
Webモーターマガジン
三菱 デリカミニ【1分で読める国産車解説/2024年最新版】
三菱 デリカミニ【1分で読める国産車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
ミラーとタイヤとホイールをとことん突き詰めたら600kmオーバー! アウディEV史上最長の航続距離を実現するパッケージが登場
ミラーとタイヤとホイールをとことん突き詰めたら600kmオーバー! アウディEV史上最長の航続距離を実現するパッケージが登場
THE EV TIMES
富士スピードウェイ、WEC富士のポスター付き観戦券を4月25日から先行発売
富士スピードウェイ、WEC富士のポスター付き観戦券を4月25日から先行発売
AUTOSPORT web
2500円!? 「高速SAで寝れる」のサイコー! 車内よりも楽!? 宿泊も可能な“多賀”の新ルームとは
2500円!? 「高速SAで寝れる」のサイコー! 車内よりも楽!? 宿泊も可能な“多賀”の新ルームとは
くるまのニュース
【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】混雑を避けて移動したい! 道路別・渋滞予測まとめ
【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】混雑を避けて移動したい! 道路別・渋滞予測まとめ
くるくら
超レトロな「新型スポーツカー」登場へ 6速MT×丸目4灯がカッコイイ! 光岡新型「M55」25年にデビュー 旧車デザインに込められた“意味”とは
超レトロな「新型スポーツカー」登場へ 6速MT×丸目4灯がカッコイイ! 光岡新型「M55」25年にデビュー 旧車デザインに込められた“意味”とは
くるまのニュース
およそ2000万円! アキュラ「NSX-T」は6速MTでも予想より1000万円以上安い値段で落札されました
およそ2000万円! アキュラ「NSX-T」は6速MTでも予想より1000万円以上安い値段で落札されました
Auto Messe Web
焚き火の火おこしや空気入れに便利!「ポケットブロワー」がカルテックから発売
焚き火の火おこしや空気入れに便利!「ポケットブロワー」がカルテックから発売
バイクブロス
契約延長目指すバスティアニーニ、アメリカズGP表彰台は「彼にとって重要」とダッリーニャ褒める
契約延長目指すバスティアニーニ、アメリカズGP表彰台は「彼にとって重要」とダッリーニャ褒める
motorsport.com 日本版
メルセデス・ベンツ、GLCクーペにプラグインハイブリッドモデル「GLC 350 e 4MATIC Coupe Sports Edition Star」を追加
メルセデス・ベンツ、GLCクーペにプラグインハイブリッドモデル「GLC 350 e 4MATIC Coupe Sports Edition Star」を追加
月刊自家用車WEB
次なる中国人F1ドライバーの誕生には時間がかかると考える周冠宇。企業らの関わりが必要だと主張、ホンダの育成にも注目
次なる中国人F1ドライバーの誕生には時間がかかると考える周冠宇。企業らの関わりが必要だと主張、ホンダの育成にも注目
AUTOSPORT web
【中古Eクラス】新車価格の高騰やSUVブームにもかかわらず高人気な優等生メルセデス・ベンツ Eクラスのエステート
【中古Eクラス】新車価格の高騰やSUVブームにもかかわらず高人気な優等生メルセデス・ベンツ Eクラスのエステート
AutoBild Japan
働くクルマもオシャレに特別に ホンダNバン一部改良と特別仕様車 安全性と使い勝手向上へ
働くクルマもオシャレに特別に ホンダNバン一部改良と特別仕様車 安全性と使い勝手向上へ
AUTOCAR JAPAN
WRCに最強の「セリカ」が参戦! ホモロゲーションモデルとして登場したトヨタ「セリカGT-FOUR RC」とは
WRCに最強の「セリカ」が参戦! ホモロゲーションモデルとして登場したトヨタ「セリカGT-FOUR RC」とは
バイクのニュース
SHOEIヘルメットにビルトイン可能! バイク用インカムの新製品
SHOEIヘルメットにビルトイン可能! バイク用インカムの新製品
バイクのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

173.8346.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

21.7189.8万円

中古車を検索
ジュークの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

173.8346.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

21.7189.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村