■常識を逆転させた“ミニバンのセダン化”に反響集まる!
ファンにとって年始の風物詩とも言える自動車の祭典「東京オートサロン2026」が、2026年1月9日から11日まで幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催されました。
【画像】超カッコイイ! これが初公開の斬新「ヴェルファイア セダン」です!
最新パーツやカスタムカーの展示が並ぶなか、ひときわ異彩を放つ一台が多くの視線を集めていました。
そのクルマは、日本自動車大学校(NATS)成田校の学生たちが製作した「ヴェルファイアセダン」です。
ミニバンの王道とも言えるトヨタ「ヴェルファイア」に、セダンの端正さと低重心の美しさを融合させた意欲的なカスタムカーで、イベント開催前から話題を呼んでいました。
NATSは、自動車整備からカスタム、モータースポーツ、研究分野まで幅広く学べる専門学校として知られています。
なかでもカスタマイズ分野では、学生が卒業制作として一台のクルマを作り上げ、東京オートサロンに出展する伝統があります。
1997年の設立以来、数々の受賞歴を重ねてきた背景があり、今回の展示もその系譜に連なるものです。
ヴェルファイアセダンの着想は、「今ある常識を逆転させる」という視点から生まれました。
近年、トヨタ「クラウン」がセダンからSUV化やクロスオーバー化する流れがあったように「それならミニバンをセダンにしてみたらどうなるのか」という疑問が、学生たちの挑戦心に火を付けたのです。
ベースに選ばれたのは、4代目のレクサス「LS460」でした。FRレイアウトとV8エンジンを備えた高級セダンの骨格を活かしつつ、ヴェルファイアのフロントフェイスを大胆に移植しています。
ただし単純な流用ではなく、バンパーやボンネットはサイズやラインを合わせるために大幅な加工が施されました。
フェンダーやサイドステップも同様で、異なる車種同士の造形を自然につなぐため、鉄板加工を何度も繰り返したといいます。
リア周りの処理も見逃せません。Cピラー以降はほぼ新造と言えるほど作り替えられ、オーバーフェンダー風のデザインによって全体のバランスを整えています。
テールランプにはヴェルファイアのものを、リアバンパーには現行モデルであるレクサス「LS500」のパーツを使いながら、最終的なラインはパテ成形で丁寧に仕上げられました。
そしてエンブレムにはあえてヴェルファイアの名を残し、コンセプトを明確にしています。
内装も学生作品とは思えない完成度です。シートは明るいホワイトを基調とし、ドアトリムやダッシュボードは張り替えによって統一感を演出しています。
特にリアコンソールは往年の高級車を思わせる雰囲気で、イグニッションに連動して光る演出が来場者の足を止めていました。
一方で、初めて挑戦する作業も多く、何度もやり直しながら完成に近づけた苦労話も印象的でした。
エンジンはLS460純正のままで、余裕ある走りをそのまま残しています。12人の学生が外装と内装に分かれて作業し、試行錯誤を積み重ねた結果、この一台が完成しました。
展示初日からネット上でも反響は大きく、「発想が面白すぎる」「学生制作とは思えない完成度」「セダンなのにちゃんとヴェルファイアに見えるのがすごい」「本気で買いたい」「とても良かった…欲しい」「市販化されないかなあ」「豪華な光る内装のVIP感がたまらない」といった声が次々に投稿されています。
こうした反応からも、このヴェルファイアセダンが多くの人の心を動かした一台であることが伝わってきます。(くるまのニュース編集部)
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みんなのコメント
学生が一生懸命考えて、作る技術を身につけたことの発表の場ですよね。
素直に学生がこんなに上手く作ることができて素晴らしいと考えられないのかな。
車好きの民度って…