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ハンズオフで走行可能に。レクサスLSが2020年冬のマイナーチェンジで新型運転支援システムを採用

掲載 更新 6
ハンズオフで走行可能に。レクサスLSが2020年冬のマイナーチェンジで新型運転支援システムを採用

2020年7月7日、トヨタ自動車はレクサスのフラッグシップセダンであるLSのマイナーチェンジを発表。日本での発売は2020年初冬を予定しているという。

外観の変更は小さく、快適性や安全性を強化
初代からフォーマルなイメージを貫いてきたレクサスLSが、現在の5代目へのフルモデルチェンジでデザインイメージを大きく方向転換、ワイド&ローでクーペのようなスタイリッシュさで登場したのが2017年10月のこと。新型のデビューから3年が経過した2020年初冬、外観変更をともなうマイナーチェンジを行って発売される。

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今回の改良ではまずフロントマスクが変更された。バンパー下部のキャラクターラインやエアインレット部分の形状などデザインは小変更にとどまっているようにも見えるが、ヘッドライトは形状が変わった。従来「Z」字のような特徴的な形だったが、新型ではオーソドックスな形状として、「L」字を強調するかのようなクリアランスランプを採用した。

この新ヘッドライトには新型RXから採用の始まったブレードスキャンアダプティブハイビームシステムを搭載する。これは高速回転するブレードミラーとLEDヘッドライト光の高速点滅によって、ハイビームの配光精度の向上と照射範囲の拡大を実現するシステム。他車を眩惑させず、歩行者や標識をより早く認識できるようになるという。

デザイン面ではこのほかにもスピンドルグリルのメッシュ色をダークメタリックに、テールランプ形状を上下に厚みを持たせるなどの変更を施され、よりフォーマルなイメージを強めた印象だ。

レクサスLSのDNAでもある静粛性の高さと乗り心地の良さも改良されている。ガソリン仕様となるLS500の3.5L V6ツインターボと、ハイブリッド仕様となるLS500hの3.5L V6+モーターはパワー特性を見直され、さらにアクティブノイズコントロール(ANC)やエンジンサウンドエンハンスメント(ESE)のチューニング変更により静粛性を向上。またランフラットタイヤやスタビライザー、シート素材の改良により快適性の向上も図られている。

そして、最も大きな変更点は先進運転支援システム「Lexus Teammate」の採用だろう。

その中のアドバンスドドライブ(Advanced Drive)は、ドライバー監視下であれば高速道路や自動車専用道路でペダルやハンドルなどの操作から解放されるハンズオフでの走行を可能とするシステムだ。クルマに埋め込まれたいくつものカメラやセンサーからの情報をもとに、車線/車間維持、分岐、レーンチェンジ、追い越しなどを車両システムが判断、安全を最優先に操作するというもの。

またアドバンスドパーク(Advanced Park)は、カメラと超音波センサーを組み合わせることで車両の全方位を監視、ハンドルやペダル、シフトチェンジまでの全操作を車両システムが受け持ち、スムーズに駐車できるシステム。アドバンスドドライブと同様に、ドライバー監視のもとで完了する。このふたつにより長時間の運転操作から解放され、また駐車時の安全性も高められたことになる。

今回のマイナーチェンジの内容や新システムの機能、すべてのグレードに搭載されるのか、どのような条件で作動するのかなど、詳細はまだ未発表だ。初冬の発売までまだ時間があるので、新たな情報公開を待つ必要がありそうだ。

[ アルバム : レクサス LSのマイナーチェンジ はオリジナルサイトでご覧ください ]

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みんなのコメント

6件
  • レクサスの様な高級車ブランドでは採用した事により価格が高くなろうがユーザーは大して気にしないから、先進技術はどんどん搭載して走る実験室としてデータを取り我々庶民の乗る価格層のクルマにも安価で搭載して欲しい。
  • 日産、欧州勢と切磋琢磨してより良いモノに昇華することを願う。
    一日でも早く庶民にも手が届く技術になりますように・・・
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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