■マツダの新型SUV「EZ-60」どんなモデル?
マツダは、2025年4月23日に開幕した「上海モーターショー2025」にて、新たなEV「EZ-60」を発表しました。
いったいどのようなクルマなのでしょうか。
【画像】超カッコイイ! これがマツダ「新型EZ-60」です!(66枚)
1年前の「北京モーターショー2024」(2024年4月)では、電動セダン「EZ-6」がお披露目されましたが、EZ-6は以前から合弁を組んでいる「長安汽車」と初めて共同で開発したEVで、長安汽車の電動ブランド「ディーパル(深藍)」が販売する「L07(旧名:SL03)」をベースとしています。
パワートレインは純電動となる電気自動車(BEV)と1.5リッター直列4気筒エンジンの発電用に搭載するレンジエクステンダー付きEV(EREV)の2種類を設定しています。
これに続く第2弾モデルとして発表されたのが、今回のEZ-60です。
EZ-60はEZ-6と一緒に発表された「創(ARATA)コンセプト」の市販モデルで、ワイド&ローなクーペ風のプロポーションをしっかりと引き継いています。
SUVながらもスポーティな雰囲気は、2016年から2023年まで中国で販売していたSUV「CX-4」の後継的ポジションを感じさせる一方、ボディサイズは全長4850mm×全幅1935mm×全高1620mm、ホイールベースが2902mmと、同じマツダのSUV「CX-60」よりも少し大きいサイズ感です。
フロントマスクはEZ-6同様にグリルの外枠が光りますが、EZ-60では外枠のイルミネーションをデイライトと融合。流行りの左右一体型デイライトにマツダ「魂動」デザインのエッセンスを加えたものとなっています。
また、フロントバンパー下部は張り出すように曲がっており、こういった点からもスポーティさが感じられます。
EZ-60のデザイン要素でユニークな点が空力性能を意識した設計です。グリル上部からボンネットの前3分の1までが空洞となっており、空気の通り道としました。同じ設計はDピラーにも見られ、これによりEVにとって重要となる航続距離や電費を向上させています。
コックピットではインストルメントパネルを廃止、メーターがわりにHUD(ヘッドアップディスプレイ)やセンターディスプレイに車速や電池残量、走行距離といった車両状態を表示します。
EZ-6ではメーターがわりの横長ディスプレイが存在したので、この辺りは大胆な設計の変化を感じさせます。
センターディスプレイは助手席側まで伸びる約27インチのものを採用、エアコンやインフォテインメント機能、ナビといった操作を1枚のディスプレイが担当します。
これに加え、左右ドアの内側にはデジタルアウターミラーのディスプレイを配置しており、カメラによるクリアな後方視界を昼でも夜でも提供するとしています。
EZ-60のパワートレインもEZ-6と同じように電気自動車(BEV)とレンジエクステンダー付きEV(EREV)の二刀流となります。
最高出力254hpを誇るBEVは、容量56.1kWhおよび68.8kWhのバッテリーをグレード別に搭載。それぞれの航続距離(CLTCモード)は480kmと600kmを誇ります。
一方、EREVでは長安マツダのエンジン製造部門「長安マツダエンジン有限公司」が製造する1.5リッター直列4気筒エンジン(CM469NE1型)を発電用に搭載しており、駆動用モーターは214hpを出力、純電動航続距離は130kmおよび200km、ガソリンと合わせて最大で1301kmとなります。
前述のように、EZ-6のベース車はディーパルのL07でしたが、EZ-60でも同じくディーパルの「S07」というSUVをベースとしています。
ディーパルはBEVとEREVの両方を揃えており、そのためにマツダ各車種も同じパワートレイン展開が可能となっています。
※ ※ ※
今回は中国での販売価格は発表されませんでしたが、EZ-6のメーカー希望小売価格が13万9800元から17万9800元(日本円で約271万7000円から約349万3000円)となるので、EZ-60も同様の価格帯で市場へ挑むことでしょう。
参考までに、同じ日系電動SUVの広汽トヨタ「bZ3X」が10万9800元から15万9800元(約213万4000円から約310万5000円)で販売されています。
EZ-60は中国だけでなく、中国から海外の各市場へ輸出されて販売される見込みです。すでにEZ-6は欧州市場で「マツダ6e」として発売予定で、EZ-60の中国以外の市場での名称は「CX-6e」になると見られます。
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みんなのコメント
ぬ~べ~としたフロントマスク。
似たりよったりのデザイン。
イルミネーションの様に光物を多様。
何故EVを拘るのか?
駆動がエンジンかモーターの違いだけで、内外装をスターウォーズの様に光らせてSF映画かって言いたい。