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ヤリスクロスかライズか? 3月決算期のSUV販売ランキング1位は? コスパがいいSUVはどれ?

掲載 更新 12
ヤリスクロスかライズか? 3月決算期のSUV販売ランキング1位は? コスパがいいSUVはどれ?

 3月は最も新車が売れる決算期だが、今人気のSUVはどれくらい売れたのだろうか? 改めて、販売台数データを見ながら売れてるSUV、売れてないSUVを見ていきたい。

文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、トヨタ

【画像ギャラリー】ヤリスクロスかライズか? 人気車も内装を徹底チェック!(9枚)

2026年3月決算期の新車販売台数ランキング

 自販連が発表したブランド通称名別販売ランキングでは1位ヤリス(1万3607台)、2位カローラ(1万2835台)、3位ライズ(1万646台)、6位ヴェゼル(9519台)となっているが、ヤリスとカローラはぞれぞれ、ヤリス+ヤリスクロス、カローラ+カローラスポーツ+カローラツーリング+カローラクロスが含まれているため、正確な数値がわからん! ということで、それぞれのクルマの内訳をトヨタに聞いてSUVランキングにしたのが下の表だ。

 ヤリスクロス(8120台)が1位かと思っていたが、ライズが頭1つ抜きんでて1位(1万646台)を獲得、なんとヴェゼルは9519台で2位とホンダ勢としては一矢報いた形となった。ライズは兄弟車のダイハツロッキーを合わせると、1万2828台と圧倒している。

 ちなみにヤリスはハッチバックが5480台、GRヤリスが290台、ヤリスクロスが8120台。カローラは、実に7車種となり、カローラハイブリッド(セダン)が1450台、カローラアクシオが120台、カローラクロスハイブリッドが6570台、カローラスポーツハイブリッドが1190台、カローラフィールダーが120台、カローラツーリングHVが3310台、GRカローラが90台となる。

■2026年3月SUV販売ランキング

1位:ライズ=1万646台

2位:ヴェゼル=9519台

3位:ヤリスクロス=8120台

4位:RAV4=7510台

5位:カローラクロス=6570台

6位:ジムニーシエラ=6151台

7位:ハリアー=5960台

8位:CX-5=3617台

9位:bz4X=3377台

10位:エクストレイル=3114台

11位:フォレスター=2203台

12位:ロッキー=2182台

13位:NX350h=1823台

14位:CX-30=1664台

15位:LBX=1614台

16位:WR-V=1374台

17位:ランドクルーザー250=1340台

18位:CX-60=1298台

19位:アウトランダー=1095台

20位:CR-V=944台

 そのほかこの販売ランキングを見て感じるのは、10位中6車種がトヨタ勢の強さ。BEVのbz4Xが3377台というのも驚かされる。

 CX-5もモデル末期ながら8位3617台と健闘している。そして販売不振かと思えるフォレスターだがディーラー情報によると現行のB型の受注を停止しており、年次改良モデルのC型の先行予約が始まっている状況だそうだ。

 またCR-Vは月販目標台数400台に対し、販売台数は944台と好調ではないだろうか。そしてランドクルーザーの70、250、300の内訳も興味深かったので紹介したい。

・ランクル70=390台

・ランクル250ディーゼル=830台

・ランクル250ガソリン=510台

・ランクル300ディーゼル=110台

・ランクル300ガソリン=80台

ライズが売れてる理由はなんだ? 

 ライズの販売が好調な理由として、衝突試験に関する認証不正問題で、ライズハイブリッドが出荷を停止させたことが考えられる。2023年5月に停止して、2024年7月に再開した。その反動で2025年以降に増えたのではないか。

 確かに出荷停止でライズは登録台数を下げたが、2023年の1か月平均は約5420台で、対前年比は78%だった。2024年の1か月平均は4270台で、対前年比は79%だ。

 出荷停止で売れ行きが落ち込んだのは事実だが、1か月平均4000台以上を安定的に販売してきた。しかも前述の通り、2024年7月には出荷を再開したから、2025年には正常に戻っていた。

 2025年の販売台数は5月2位(8867台)、6月2位(1万1216台)と躍進。2025年8月以降は3位をキープ。2026年に入り、1月5位(1万646台)、2月4位(8726台)、3月3位(9239台)とモデル末期なのにも関わらず、ここまで人気が継続している(自販連の通称名別販売ランキング)。

 やはりライズは商品力によるところが大きい。最も注目されるのはボディサイズだ。全長は3995mm、全幅は1695mmに収まり、5ナンバー車になる。

 ちなみに5ナンバーサイズのSUVは、ライズと姉妹車のダイハツロッキー、スズキのクロスビーとジムニーシエラ&ノマドのみだ。ヤリスクロス、カローラクロス、日産キックス、マツダCX-3などは、全長は短くても全幅が1700mmを超えて3ナンバー車になる。「5ナンバーサイズのSUVに乗りたい」と考えるユーザーにとって、ライズは貴重な選択肢だ。

 また外観が水平基調のデザインだから、ボンネットが少し見えて、ボディの先端や全幅も分かりやすい。側方や後方の視界も優れ、縦列駐車や車庫入れをしやすい。最小回転半径は4.9~5.0mだから、小回りの利きも良好だ。

 その一方でグリルのサイズが大きなフロントマスクなど、ボディはコンパクトで運転しやすくても外観の存在感は強い。RAV4に似た野性味のあるアウトドア感覚も備える。SUVにはカッコ良さも求められ、ライズではそのニーズも満足させられる。

ライズのおススメグレードは?

 ライズは、SUVのなかでは価格が安い。直列3気筒1.2Lノーマルガソリンエンジンを搭載するグレードの場合、ベーシックなX・2WDは、衝突被害軽減ブレーキやLEDヘッドランプを標準装着して価格が180万700円に収まる。

 買い得なG・2WDは、アルミホイールやエアコンのオート機能などを備えて195万8000円だ。ヤリスクロスでは、最も安価なノーマルガソリンエンジンのXでも204万6000円だが、ライズなら充実装備の買い得グレードが200万円以下に収まる。

 この価格は、コンパクトカーのヤリスに1.5Lノーマルガソリンエンジンを搭載するG・2WDの197万4500円と同等だ。ライズはSUVだが、同サイズのコンパクトカーと同等の出費で購入できる。

 ライズには、エンジンが発電を行ってモーターが駆動するストロングハイブリッドも用意される。Zグレード同士で価格をノーマルガソリンエンジンと比べると、ハイブリッドの価格アップは28万9300円に収まる。

 一般的にトヨタをはじめとするハイブリッドの価格は、ノーマルガソリンエンジンに比べて35万~60万円の上乗せだから、ライズではハイブリッドも割安だ。しかもライズハイブリッドでは、購入時に収める税額がノーマルガソリンエンジンよりも約5万円安いため、実質価格差は約24万円に縮まる。

 そのためにライズでは、販売総数の約55%をハイブリッドが占める。ハイブリッドを割安に設定したことも、ライズが人気を得た理由だ。

■トヨタライズの価格とラインナップ

X:2WD(1.2L)=180万700円、4WD(1Lターボ)=207万9000円

G:2WD(1.2L)=195万8000円、4WD(1Lターボ)=223万5200円

Z:2WD(1.2L)=215万2700円、4WD(1Lターボ)=241万3400円

Gハイブリッド(1.2L+モーター):2WD=226万3800円

Zハイブリッド(1.2L+モーター):2WD=244万2000円

 ライズの人気が高い理由をディーラーの営業マンに聞いてみた。

 「ライズはボディが小さいが、車内は意外に広い。お客様がヤリスクロスも試乗され、後席や荷室の使いやすさでライズを選ぶことも多い。またライズは納期が全般的に短い。ハイブリッドを含めて、常に3か月前後で納車できる。ヤリスクロスは納期が約6か月で、改良が実施される時は、4か月ほど前から受注が止まることもある。ダイハツが生産する(OEMの)ライズとルーミーは、安定して販売できる」。

 販売店が指摘した通りライズは実用性が高い。例えば身長170cmの大人4名がライズに乗車した時、後席に座る乗員の膝先空間は握りコブシ1つ半だから、広々感はないものの後席に座る乗員の足が前席の下にスッポリと収まる。荷室の機能も含めて、ファミリーカーとして使う時の居住性は、3ナンバー車のヤリスクロスと同等かそれ以上だ。

文:ベストカーWeb ベストカーWeb
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