デザインスケッチどおりに作られたクルマも
クルマというのは機能も大切だが、デザイン性も重要だ。極端なことを言ってしまうと、走りなどの機能に遜色があっても、デザインが良ければ話題になったり、売れたりすることもある。今回は、デザイン性どころのレベルではない、奇抜な宇宙船のようなデザインのクルマを紹介しよう。
1)スバル・アルシオーネSVX
ジウジアーロデザインで、本人がスケッチ通りに作りすぎ! と驚いたと言われるほどのユニークさ。サイドウインドはなにかの窓口じゃないかというほど小さいし(本当はなしにしたかったらしい)、インパネのスイッチ類はコクピットのように並んでいてユニークを通り越した感じ。
2)いすゞ・ピアッツァ(初代)
同じくジウジアーロのデザインで登場したのが、初代ピアッツァ。直線基調のデザインもさることながら、細かい部分では変な形の1本ワイパーを採用していた。
車内は宇宙船のようなデザインが満載。スイッチ類はメーターの両脇に集約され、ステアリングから手を離さなくても操作可能で、ウインカーもそこで操作した。またデジタルメーターやエアコンの吹き出し口など、ユニークな装備ばかりだった。
3)いすゞ・ピアッツァ(2代目)
初代で終わりかと思いきや、2代目が登場したときは驚いた。デザインはジウジアーロから、かの中村史郎氏にスイッチ。
丸みを帯びつつ、飛び出したような顔つきはまさに宇宙船のようだったが、GMメインのクルマで国内での人気は今ひとつ。GMがらみでピアッツァ・ネロとしてヤナセで売られていたのも特異だった。
4)スズキ・キャリイ(4代目)
1969年に登場した、4代目はこれまたジウジアーロが手がけたもので、前か後ろかはっきりしない、前後対称のデザインで、顔つきともども宇宙船みたいだった。そつのないピニンファリーナに対して、ジウジアーロのほうが攻めたデザインが多い。
輸入車はもっと強烈! 日本車じゃありえない衝撃デザイン
5)シトロエンDS
お次は海外へと目を転じよう。自動車史上最高の宇宙船グルマが、このDSだろう。デザインを担当したのはベルトーニで、2CVも手がけた奇才。
発表されたのは1955年で、その先進性に驚かされるが、それをドゴール大統領が公用車として使っていたのもさすがフランスだ。このあたりの感じは映画『ジャッカルの日』を見るとよくわかる。さらに驚くのはモンテカルロなどのラリーに参戦していることで、成績もまずまずだった。
実際に乗ったことがあるが、ハイドロニューマチックならではのフワフワした感じで、掛け値なしで宇宙船みたいだった。
6)フィアット・ムルティプラ
お馴染みなのは1998年に登場した2代目だろう。カバゴンみたいな2段構えのフロントまわり。妙に広いグラスエリアなど。室内も横3人並びのシートや飛び出した感じのシフトまわりなど、まさに宇宙船デザインだった。
また、1956年登場の初代もまたユニークで、どちらがフロントかわからないだけでなく、顔つきは間延びしたほんわかテイスト。小さなボディに3列シートという、驚愕のパッケージなど、奇才エンジンニア、ダンテ・ジアコーサならではのアイディアが詰まっていた。
7)1950年代のキャデラック
アメ車というと無駄に大きいイメージがあるが、その真骨頂はやはり1950年代だろう。そのなかでもキャデラックは、ボディがデカくなったから、エンジンも大きくしちゃえ的な無駄の固まり。デビルやシリーズ59など、ホントにリヤに羽が生えていて、まさに宇宙船。というか、デザインモチーフは実際に宇宙船だったりする。
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