レクサスのスポーツクーペ「RC」は、2014年の発売いらい、適度なサイズにきびきびとした走りで、同プランドの走りのイメージを高めてきた。今回のマイナーチェンジでは、RCの持つ魅力をさらに強化すべく、さまざまな分野にわたって改良が実施された。
レクサスは、「最上級クーペのLCに連なるイメージをさまざま面で強調するのがねらいだった」と、説明する。LCはエレガントさとスポーティさを感じさせるスタイリングを持ついっぽう、サーキットでも意外なほど速く、走りの面もしっかり作られたモデルだ。
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RCのスタイリングには、さまざまな部分に手が入った。まずフロント部分は、ヘッドランプ下のバンパー一体型エアダムの造形が変更された。新デザインのスピンドルグリルと、LEDのライトまわりも目を引く。
リアはバンパーコーナーにエアダクトを設け、ホイールハウス内の圧力変動を減らしたという。リアフェンダーまわりも変更を施し、走行性能を高めるとともに、スポーティなイメージも強化している。
スポーツグレードの「Fスポーツ」もメッシュグリルの意匠を新しくし、さらに19インチホイールに組み合わせるのは、グリップ性能の高い専用開発の新タイヤ(ダンロップないしはブリヂストン)。もちろん、見た目だけでなく走行性能の向上も目指している。ブレーキ性能、ウェット時の走行性能、さらに燃費も向上したという。
空力はゼロから見直したそうだ。具体的には、ボディのアンダーカバー、バンパーダクト、ホイールハウス、リア・クオーターガラス下部のフィンなどを、このために新開発した。走行時の気流を整流化するとともに空気圧変動を抑制する。これにより「今回こだわった回頭性や直進安定性の向上に大きく寄与している」と、レクサスはいう。
エンジンは、3.5リッターV型6気筒エンジン、2.5リッター直列4気筒エンジン+モーター、2リッター直列4気筒ターボエンジンの3種。うち、2.0リッターの直4ターボは最高出力245ps、最大トルクは350Nmと従来型と数値こそ変わらないが、コンピューターのプログラムを見直したようで、アクセルペダルの踏み込みに対する応答性を高めたという。ターボチャージャーの過給応答性も向上した、とされる。
足まわりの変更にも注目だ。「ストローク速度がきわめて低い状態から十分な減衰力を発揮する」と、レクサスがうたう改良型ダンパーを採用する。さらに、従来と比べ剛性の高いフロントのロワーアーム用ブッシュによって、走行中の姿勢変化を抑えているという。
このサスペンションシステムは2016年10月に実施した「IS」のマイナーチェンジ版と基本的に共用するもの。レクサスは新しい足まわりに大きな自信を見せる。
「LCやLSといった新世代レクサス車の乗り味を継承した“すっきりと奥深い”走りを目指しました」とはLEXUSの弁である。
新型RCの価格は、3.5リッターV型6気筒エンジンの「RC350」が636万円、同「version L」が683万円、同「F SPORT」が707万円。ハイブリッドモデル(2.5リッター直列4気筒エンジン+モーター)の「RC300h」が600万円、同「version L」が647万円、同「F SPORT」が652万円。2リッター直列4気筒ターボエンジンの「RC300」が556万円、同「version L」が603万円、同「F SPORT」が608万円だ。
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