オートポリスで行われた2019スーパーGT第6戦。GT300クラスは逆転に次ぐ逆転の展開となり、終始スリックタイヤで走行し続けた#60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3が今季初優勝を飾った。
気温27度、路面温度33度のドライコンディションでレースがスタート。GT300クラスはポールポジションの#25 HOPPY 86 MCがトップで1コーナーを通過すると、#52 埼玉トヨペットGBマークXが続いた。3番手以降の争いは激化し、#61 SUBARU BRZ R&D SPORTが浮上。#7 D’station Vantage GT3は徐々にポジションを落としていった。
■天候が二転三転……“超カオス”なレースを39号車が制し、レクサスが5連勝|スーパーGT第6戦オートポリス
各車順調に周回を重ねていったが、3周目にセーフティカーが導入された。コース後半の上りセクションで#1 RAYBRIG NSX-GTがクラッシュしたためだ。
これにより隊列走行となっているなかで、3番手を走行していた61号車がトラブルでスローダウン。なんとか走行しながらトラブルの解決を模索したが症状は改善されず、ピットインとなった。
7周目にレースが再開されると、トップ争いは集団でのバトルとなった。一時は25号車がリードを築いたが、徐々に52号車を始めとした後続が接近し、11周目にはトップ5台によるバトルとなった。
その中で25号車の佐藤公哉はトップを死守していたが、12周目に52号車の脇阪薫一が突破口を開き12周目の1コーナーでオーバーテイクに成功。25号車の佐藤は、後続の車両にも次々と抜かれ、一気に5番手まで後退した。
トップに立った52号車はペースを上げて逃げようとするも、#4 グッドスマイル 初音ミク AMG(片岡龍也)と7号車のジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが背後に迫り、52号車の脇阪は17周目に2台の先行を許すことになった。
その直後から雨が降り始め、特に1コーナーではスリックタイヤでは走行が難しいくらいの雨量となった。それでも、コース後半セクションの路面は乾いているため、ほとんどのマシンがスリックタイヤで周回を重ねた。
その中でアグレッシブな走りを見せたのが#55 ARTA NSX GT3の高木真一だ。22周目にマザーシャシーの2台に近づくと25号車、52号車を次々とパスし、3番手に浮上した。スティントの途中からペースダウンが著しい52号車は23周目にピットインし、タイヤ交換を行った。
27周目には2番手を走行していた7号車がピットインしたが、左リヤタイヤの交換に時間がかかってしまい大きくタイムロスを喫した。この時点で5秒近いリードを築いていたトップの4号車。これでレースを有利に進められるかと思われたが、ここから予想外の展開が待ち構えていた。
コース前半で降り始めた雨は、次第に後半セクションにも広がり、コース全域がウエットコンディションになり始めた。このタイミングでGT500を含め多くのマシンがピットになだれ込み、ピットレーンは大混乱となってしまった。
これと同じタイミングで、コース上でもアクシデントが発生。31周目には#87 T-DASH ランボルギーニ GT3がコース後半の12コーナーでスピンしコース上にストップ。さらに#33 R’Qs AMG GT3も第1ヘアピンでコースオフしクラッシュ。これによりセーフティカーが導入された。
この時点で、トップの4号車をはじめ約10台ほどがピットストップを済ませていない状況。さらに雨脚も強くなったこともあり、レース再開時にはスリックタイヤを履いていた上位陣のペースが軒並み上がらず、一時コース上が大混雑する場面がみられた。
さらに#9 PACIFIC MIRAI AKARI NAC PORSCHEがジェットコースターストレート終わりの右コーナーでスピン。ここで3回目のセーフティカーが導入。GT500クラスでは、このタイミングでピットインを逃す車両が発生するなど、まさに大混乱のレースとなった。
この混乱に乗じて、ウエットタイヤに交換した55号車がトップに浮上。GT500トップの49周目にレースが再開されると順調なペースで後続を引き離した。
しかし、55号車は32周目にピットアウトしようとした際に、ピットレーンを走っていた#19 WedsSport ADVAN LC500にヒットしていた。これにより55号車はドライブスルーペナルティを科せられ、ポジションを落とすことになってしまった。
これでトップに立ったのは#88 マネパ ランボルギーニ GT3。彼らはレース中盤にスリックタイヤからウエットタイヤに交換。今季初優勝に向けて周回を重ねたが、そこに#720 マクラーレン720Sのアレックス・パロウが接近した。88号車を駆る小暮卓史も必死に応戦したが、チェッカーまで残り5周というところでパロウが逆転に成功。初優勝へ向けラストスパートをかけた。
ところが、最後の最後でまさかの伏兵が現れた。12
番手スタートだった#60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3だ。彼らは途中のピットストップでスリックタイヤに交換し、雨の中でも我慢強く走行。終盤の10周になって路面が乾き始めると、後半スティントを担当した吉本大樹が一気にペースを上げ、わずか7周の間で11番手から2番手に浮上。チェッカーまで残り3周というところで720号車も捉え、大逆転でトップを奪った。
吉本はそのままの勢いで最終ラップまで走りきり、今季初優勝をマーク。自身の参戦100戦目を最高の形で締めくくった。またチームメイトの宮田莉朋にとっては、参戦2年目での初優勝となった。
2位には720号車の荒聖治/アレックス・パロウ組が入り、マクラーレン720S GT3で初の表彰台を獲得。3位には88号車の小暮卓史/元嶋佑弥組が続いた。
またドライバーズランキングでは、6位入賞を果たした#55 ARTA NSX-GTが首位をキープ。88号車の小暮/元嶋組が5ポイント差で2位に浮上した。それ以降もトップ7チームが15ポイント以内にひしめく接戦の状況となっている。
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