遠くからでも408だと気付けるシルエット
プジョー408が発表されたのは、2022年。バッテリーEV版も、すぐに後を追うと告知されたが、実際に市場へ投入されたのは数年後だった。しかし、先行していたエンジン版と歩調を合わせ、2026年仕様として早速フェイスリフトを受けている。
【画像】高コスパな電動クロスオーバー プジョーE-408 サイズの近いEVと写真で比較 全146枚
全長は4687mmとプジョーとしては大きく、車高が高めのファストバックという特徴的なボディをまとい、直接的なライバルは多くない。だが、日産アリアだけでなく、マツダ6eやテスラ・モデル3などとも、車格や価格で間接的に比較されるといっていい。
スポーティさは強くなくても、スタイリングは印象的。ボディサイドにシャープなラインが入り、リアフェンダーは力強く膨らむ。樹脂製のホイールアーチ・トリムが、クロスオーバー感を演出。3本ラインの新しいヘッドライトは、眼力が強まった。
遠くからでも、408だと気付けるシルエットだろう。ちなみに、同じEMP2プラットフォームを採用したシトロエンC5 Xは、英国では終売となっている。
213psのシングルモーターで前輪駆動
前輪駆動で、駆動用モーターは213psのシングル。駆動用バッテリーの容量は58.2kWhあり、航続距離は455kmが主張される。急速充電は、最大120kWに対応。充電時のプレコンディショニング機能や、便利な充電ソフトウエアが標準で備わる。
サスペンションは、前がマクファーソンストラットで、後ろがトーションビームという一般的な仕様。通常のパッシブダンパーと、コイルスプリングが支える。
英国価格は、マイルド・ハイブリッドより約1500ポンド(約32万円)高いだけ。GTグレードの試乗車は、4万3655ポンド(約917万円)だった。最長8年か16万kmまでの保証も付帯し、コストパフォーマンスは高いといっていい。
エンジン版とほぼ共通の好印象なインテリア
インテリアも、ボディと同様にエンジン版の408とほぼ共通。ダイナミックな造形で製造品質は高く、触感の良い物理スイッチが備わり、全体的な印象は優れる。
タッチモニターは、稀に反応が遅れるものの、メニュー構造を理解しやすく表示も鮮明。その下には、タッチセンサー・スイッチが並び、主要な車載機能へ簡単にアクセスできる。エアコンやシートヒーターなどに物理スイッチがあれば、一層望ましい。
メーターモニターも視認性が良く、表示情報は変更可能。ステアリングホイールが低い位置に伸びるi-コクピット・レイアウトが影響し、身長次第では少し確認しにくいが。
高さ方向の余裕はなくても実用性は低くない
後席側の空間は、前後方向に広めで、実用性は低くない。しかし、シートは座面の傾きが強く、太もものサポート性がイマイチ。ルーフラインの影響で高さ方向には余裕がなく、身長が180cmを超える大人は少し狭く感じるかも。
荷室は、テールゲートが低く迫るが奥行きはあり、容量471Lと広め。床下にも、小さいながら便利な収納が用意されている。
ダッシュボードやドアパネルは、風合いの良いスウェード調クロスで仕立てられる。もう少し面積が広がれば、かなり高級感は高まりそうだ。試乗車にはオプションのフォーカル社製サウンドシステムが装備され、高音質で楽しませてくれた。
気になる走りの印象とスペックは、プジョーE-408 GT 58kWh(2)にて。
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