今の状況を見ていると、もしかしたらできたかも!? と思ってしまうが、新型コロナウイルスの影響で中止になってしまった今年の東京モーターショー。開催か中止かを早めに決めないと準備に時間がかかるし、1年遅れで行われた東京五輪の後片付けもあったしと、厳しかったのは事実だ。
でもまぁ決まってしまったことはしょうがない。リアルでできないのであれば、ベストカーでやっちゃおう! というわけで、「東京モーターショー2021がもし開催されていたら、こんなクルマが出ていたはず!」という夢をwebで実現。市販前提車からコンセプトカーまでズラリ揃っております!
GT-R開発が快挙達成の真相!?? 軽初安全性能最高評価 獲得した日産ルークスのすごさ
※本稿は2021年10月のものです。
文・予想CG/ベストカー編集部 写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2021年11月10日号
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■日産編
●日産ミドシップスポーツ
ボディサイズなどの詳細は明らかになっていないが、全長4250×全幅1800×全高1250mmと予想。MID4 IIの市販断念から30年以上が経過するが、アルピーヌA110のコンポーネントを使うことで日産の悲願成就となる可能性は高い(画像はベストカー編集部による予想CG)
東京モーターショーに日産の新型ミドシップスポーツ? 絵空事だろう、と高を括るなかれ。新規プラットフォームを開発するのは非現実的だが、既存のものが使えるとなると!?
そう、日産の新型ミドシップスポーツは、アルピーヌA110がベースとなっている。しかし、バッチ替えではなく、内外装、パワーユニットに至るまで日産のオリジナリティが盛り込まれている。
ボディサイズは全長4250×全幅1800×全高1250mmと、A110とほぼ同等のジャストサイズ(予想)。
そして1.5LのVCターボ+e-PОWERがミドに搭載される。コンパクトかつハイパワー、そして抜群のレスポンスのe-PОWER初のスポーツモデルとなる。
出展したとしてもコンセプトモデルとなるが、ファンの夢は大きく膨らむ。
●NEW GT-Rコンセプト
土台はそのまま内外装とパワーユニットの変更で新型とする。現実的にスポーツカーの開発が難しい今、その手法はアリだ。登場は2023年という情報(画像はベストカー編集部による予想CG)
実の東京モーターショーがもしあれば、タイミング的に発表直後の2022年モデルが出展されただろうが、誌上モーターショーは先をいく。2022年モデルのその次、GT-Rのビッグマイナーチェンジモデルを登場させます!
情報は入り乱れている。GT-RがZと同じ手法で、プラットフォームなどベースはそのままに内外装のデザインと搭載エンジンを替えて新型として登場させるというのは各方面から聞こえている話。
問題はパワーユニットで、現行のV6、3.8Lツインターボを改良して載せるという話と、48Vのマイルドハイブリッドに進化させるという情報が混在しているのだ。
しかし、そんな状況のなか、ここにきて日産の開発部門の事情に詳しい情報筋から「純ガソリンエンジン車は2022年モデルが最後」という証言が出てきた。キモは「純ガソリンエンジン車は最後」という部分で、やはりGT-Rの次期モデルは動いているのだ。
R35GT-Rは最初からマイルドハイブリッド化を視野に入れて開発されていたクルマ。今やっとそれが実現する。実質ビッグマイナーチェンジだが、新型として2023年に登場。このモデルこそ、真の意味での「最後のGT-R」ということになる。
●NEWスカイライン
新型スカイラインにはSUVも設定されることになるハズだが、セダンも継続される(画像はベストカー編集部による予想CG)
動向が注目されるスカイライン。一時期は開発中止説や、次期型はSUVになるといった話も出ていたが、結論から言えば、次期型スカイラインはセダンボディで開発が継続されている。
同時に、SUVモデルもあり、これを「スカイラインクロスオーバー」として国内マーケットに投入する可能性もある。これが次期スカイライン=SUV化説の正体。モーターショーが開催されていれば、セダンとSUVのデザインが公開されていたかもしれない。これはぜひ見たかった!
ここで気になるのがパワートレーン。ご存知のとおりスカイラインは北米ではインフィニティQ50の名で販売されている。インフィニティは今後の電動化を急速に進めており、今後Q50にはe-POWERを採用する方向。
エクストレイルなどに搭載される1.5L 直列3気筒VCターボを発電用エンジンとして、前後2モーターで駆動する第二世代e-POWERが次期スカイラインのパワーユニットとなりそうだ。
【こちらもチェック!】e-POWERシルフィ中国で登場!!
新型シルフィe-POWER。流麗な4ドアクーペ
9月29日、日産は中国市場に向けてe-POWERを搭載する新型シルフィを公開。詳細スペックは公表されていないが、最大トルク300Nmということで、ノートオーラと同スペックである。
●NEWエルグランド
アルファードとの一騎打ちに改めて名乗りを上げるNEWエルグランド(画像はベストカー編集部による予想CG)
大型ミニバンのマーケットはトヨタアルファードの一強状態がここ最近の趨勢。一時期は新型開発を凍結していたエルグランドだが、アルファードとの一騎打ちに改めて名乗りを上げることとなる。
大型ミニバンに求められる居住性を徹底的に追求し、現行型ではやや使いづらさが指摘される3列目、特に足元スペースを大幅に改善。豪華でリラックスできる室内空間を手に入れる。
エクステリアは、やはりフロントマスクの存在感が決め手。アルファードほどの大型グリルではなく、端正ながら力強い「顔」を目指すという。
パワートレーンはスカイライン同様、3気筒1.5L VCターボによる2モーターe-POWERを採用する可能性が高い。発電能力の高いエンジンにより、ミニバンのフル乗車時の重量にも対応する動力性能を得られるというので、期待したい。
東京モーターショーがもしあれば、デザインコンセプトが見られたかもしれない。
●NEWセレナ
エクステリアは日産の新型EV「アリア」をイメージさせるデザインになる。デビューは2022年9月が濃厚(画像はベストカー編集部による予想CG)
居住性、使い勝手など、実用性の高さが評価されている現行セレナだが、新型ではトータル性能のアップで正常進化する。
パワーユニットは改良型の1.2L e-POWERをメインに、2Lマイルドハイブリッドも継続。ハイウェイスターはe-POWER専用モデルとなる。
●NEWエクストレイル
現行型は曲面を多用した流れるようなフォルムだったエクストレイルだが、新型では力強いイメージの四角いスタイルが復活(画像はベストカー編集部による予想CG)
2020年10月に北米ではローグの名前で発売され、今年4月の上海ショーでは中国仕様がすでに発表されているエクストレイルだが、日本でもようやく来年4月に4代目となる新型が投入される。
海外でも売れている日産の中核モデルであるミドルクラスSUVのエクストレイルは、日本でも本来であれば今年中のデビューが予定されていた。
ところが半導体不足による生産台数の減少によって新型エクストレイルの生産スケジュールは影響を受け、さらに日本仕様のパワーユニットが北米仕様と異なることも、発売が先送りになった理由のひとつという情報もある。
その注目のパワーユニットはシリーズハイブリッドのe-POWERを採用。欧州専用車でエクストレイルと兄弟車の新型キャシュカイと同じ新開発可変圧縮比エンジンの1.5L VCターボ(187ps)と組み合わせた新世代e-POWERを搭載する。
また新型はルノー・日産・三菱アライアンスで共同開発された新型プラットフォームも採用。最新パワーユニットと最新プラットフォームという日産の最先端技術をフル搭載したモデルとなる。日産ブースのなかでも注目度の高い一台になったはず!
●Xmotion
デイリーユースでも気軽に使える機動性の良さと迫力とダイナミックさを感じられるエクステリアが魅力だ(画像はベストカー編集部による予想CG)
2018年の北米モーターショーで発表された日産のコンセプトカー「Xmotion(クロスモーション)」。このXmotionも2023年頃に新開発EVシステムが搭載されたモデルとしてデビューする予定だ。
Xmotionは3列シートSUVとしてデザインされており、発表当時は「2020年以降の日産ブランドデザインの方向性のひとつを示唆しています」とアナウンスしていた。
エクステリアは一目で日産とわかる独自の要素も取り入れつつ、タフで機動性の高い走りを予感させるものとなっている。東京モーターショーでも見たかった!
■三菱編
●アウトランダーPHEV エボ
かつてパジェロをベースにパジェロエボを登場させた三菱。新型アウトランダーPHEVにも前後のフェンダーを膨らませ、大径ホイールなど専用装備満載のエボが存在する!!(画像はベストカー編集部による予想CG)
8年ぶりに刷新され2021年10月に発表、12月に発売を開始するアウトランダーPHEVは、プラットフォームなどを新型日産エクストレイルと共用するが、パワーユニットは三菱の十八番である2.4L+ツインモーターだ。
アウトランダーPHEVは三菱が掲げる『環境ターゲット2030』を先導する三菱の基幹モデルだ。
同時に2021年6月に発表したラリーアートの復活のカギを握るモデルでもある。
アウトランダーPHEVは初代デビュー時から積極的にモータースポーツに投入されてきた。新型では前後フェンダーを膨らませ、より進化したS-AWCを搭載したラリーレイドへの参戦を見越したエボモデルに大注目だ!!
■日産&三菱
●日産&三菱軽EV
日産は2019年の東京モーターショーで軽EVコンセプトのIMkを発表。その市販モデルがついにデビュー(画像はベストカー編集部による予想CG)
電気自動車普及のカギになる軽自動車のEVだが、日産と三菱は、共同開発中の軽自動車規格の新型EVを2022年度初頭に発売することを2021年8月に発表した。
日産は2019年の東京モーターショーで軽EVコンセプトのIMkを発表。その市販モデルがついにデビューするわけだが、もし今年モーターショーが開催されていれば、この市販型プロトタイプが公開されていたに違いない。
8月の発表では新型軽EVのボディサイズは全長3395×全幅1475×全高1655~1670mmで、電池容量は20kWhであることも公表。蓄えた電力をV2H機器を介することで家庭へ供給できる給電機能もオプションで用意するという。
補助金を想定した実質購入価格は約200万円(本体価格は220万円程度か?)とされ、価格面でも注目だ。
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それは実現したと言わない。