日産は2026年7月9日、インドで行われたワールドプレミアにおいて、新型の小型SUV「テクトン」を発表しました。フラッグシップSUV「パトロール」の意匠を受け継ぐこの小型SUVは、インドで開発・生産されるグローバル戦略モデルです。
日本導入は現時点でアナウンスされていませんが、小型SUV人気が続く日本市場にとっても見逃せない一台です。その詳細をご紹介します。
【画像ギャラリー】パトロール譲りのタフな姿をチェック!! 日産新型「テクトン」(16枚)
文:立花義人、エムスリープロダクション/写真:NISSAN
キックス級のボディに最大280Nmのターボを搭載
フラッグシップSUV「パトロール」の意匠を受け継ぎながら、扱いやすいCセグメントのボディにまとめられた新型テクトン。日産の事業構造改革「Re:Nissan」における重要なマイルストーンとして位置付けられており、商品ラインアップの強化と重点市場での成長を象徴する期待のニューモデルです。
ボディサイズは、全長4349mm×全幅1815mm×全高1674mm、ホイールベース2657mm。新型キックス(4365×1800×1610、WB2655)に近いサイズ感ですが、キックスよりも全高が高く、最低地上高は212mm(キックスは170mm)もあります。パトロールを思わせるデザインと相まって、オフロードテイストを強く感じさせるスタイルが特徴です。
パワートレインは、最高出力100PS、最大トルク166Nmを発生する1.0リッター3気筒ターボエンジンと、163PS・280Nmの1.3リッター4気筒ターボエンジンの2種類が設定されています。トランスミッションは、1.0リッターモデルには6速MT、1.3リッターモデルには6速MTと6速DCTを組み合わせます。現時点でe-POWERの設定はありませんが、2.8Lクラスの自然吸気エンジンにも匹敵する280Nmの最大トルクを、DCTやMTでダイレクトに操るパッケージは、CVT主体の国産コンパクトSUV勢に対する大きなアピールポイントとなります。
「ミニ・パトロール」らしいタフさと上質感を両立
エクステリアデザインは、張り出したボンネットやフェンダー、C型のヘッドライト、そしてフード上の「TEKTON」ロゴなど、日産SUVのアイコンを前面に打ち出したスタイルが特徴です。車名の「テクトン(職人・建築家)」が示す通り、コンパクトなサイズながら、質実剛健かつプレミアムなCセグメントSUVを目指しています。
インテリアには10.1インチのセンターディスプレイと10.25インチのデジタルメーターを配置。各所にプレミアムレザレット(合成皮革)やソフトタッチ素材、ステッチを施し、高い質感を追求しました。ベンチレーション機能付き電動フロントシートや、後席頭上まで広がるパノラミックサンルーフ、Google搭載のインフォテインメントシステム、先進運転支援機能(ADAS)など、快適・安全装備も充実しています。
「ミニ・パトロール」は日本でもアリ!?
この「テクトン」は、ルノーグループとの協業のもと、インド・チェンナイのRNAIPL工場で生産されます。全長4m未満の小型SUV「マグナイト」に続く、インド日産のグローバル戦略「One Car, One World」の第2弾として、現地市場のほか中東やアフリカなど約50の国・地域へ順次輸出される計画です。
スズキやヒョンデなどがしのぎを削るインド市場において、パトロールを思わせるデザインと充実した装備を備えたテクトンでブランド力の引き上げを図りつつ、インドをグローバル展開の拠点として活用する戦略は、日産の本格的な反転攻勢といえます。
気になる日本導入については、現時点何も情報はありませんが、生産国のインドは日本と同じ右ハンドルの国。存在感のあるデザイン、広いキャビン、最新のコネクティビティなど、日本の消費者が求める要素を高い次元で備えるテクトンは、日本でも受け入れられる可能性はあると考えられます。
現在、国内市場ではインド生産のガソリンモデルであるホンダ「WR-V」やスズキ「ジムニーノマド」など、タフなデザインと手頃な価格帯で人気を集めており、「アジアンプロダクトの無骨なガソリンSUV」というカテゴリーは、日本でも一定の需要があると考えられます。
さらに本家「パトロール」は、2027年度前半に日本導入される予定です。パトロールと、その意匠を受け継ぐ「ミニ・パトロール」ことテクトンがともにラインアップされることになれば、話題を集めることは間違いありません。
もちろん、国内における日産の「e-POWER重視」の戦略やラインアップとの重複はハードルとなりますが、WR-Vのようなライバルに対抗する手頃で質感の高いガソリンSUVとして、あるいは「本格派コンパクト」という独自のポジションとして、日本市場へ導入されれば非常に魅力的な選択肢となるはずです。今後の展開に大いに期待したいです。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
発売から1年、ロケットスタートもしぼむ「プレリュード人気」。ネックは価格? 長期的な支持につなげられるかが課題に
レクサスLBXが年間2万台も売れるワケ!! 420万円からでも選ばれる『小さな高級車』の魅力
なぜ海外メーカーは“軽自動車市場”に参入してこなかったのか? 世界で最も厳しい「小型車のメジャーリーグ」…BYD「ラッコ」投入の“真の狙い”とは
あえて車高を上げる選択。9cmリフトアップにエンケイのホイールを合わせたCX-8
なぜいまパジェロ復活!? 「カッコ良すぎ」「無敵だよね」ネットでも話題沸騰 5代目に進化した三菱新型「パジェロ」に熱視線が注がれる理由とは
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
デザインはなかなか良い感じだけど。