近年、アメリカではF1人気が急速に高まっている。名門ウイリアムズでチーム代表を務めるジェームス・ボウルズが、その背景やF1界に与えた影響について語った。
ウォール・ストリート・ジャーナルが公開したインタビュー動画の中で、ボウルズは次のようにコメントしている。
■トップ勢に食らいつく古豪ウイリアムズF1、今季絶好調だけど表彰台は遠い?「苦戦を強いられるレースもあるはず」
「本当に大きな意味がある。私がいつも比較するのは、10年前の状況だ。当時F1はアメリカではスポーツやブランドとしてさえまともに認知されていなかった」
「そして今や、そこがF1にとって最も成長している市場となっている。F1チームのスポンサーのうち、4分の1はアメリカ企業だ。それが何より物語っている」
「我々としても、ドリルトン(ウイリアムズの親会社)はアメリカに本拠地を置いているし、私のオフィスもそこにある。アメリカは、我々F1が取り組んでいる活動の中心地だ。この10年間での移り変わりを本当に誇りに思っているし、さらに重要なのはおそらく今後10年間の進むべき方向性だ」
ただ、アメリカでのF1人気が高まっている一方で、グリッドにはアメリカ人ドライバーが不在となっている。ウイリアムズは昨年途中までアメリカ人ドライバーのローガン・サージェントを起用していたが、彼はパフォーマンスが振るわずシートを失うことになった。
ボウルズは、ウイリアムズドライバーアカデミーがアメリカ人の有望なカート少年ルーカス・パラシオを抱えていたりと、アメリカの才能に投資しているとした上で、本当に重要なのは国籍ではないと語った。
「多くの人が驚くかもしれないが、私はとてつもないポテンシャルを持った(アメリカ人の)ドライバーと契約した。彼は現在10歳か11歳で、カートでは出場できるすべてのレースで勝利している」
「なぜそんな話をしたのかというと、我々のアカデミーではプロの道を歩み始めるドライバーに8歳ごろから目をつけているのだ。今思い浮かぶだけでもふたり有望な選手がいる。ひとりは自分たちが契約している選手で、もうひとりは他のチームに所属している。重要なのは、彼らのために正しい育成ルートを整備することだ」
「そのためには、多くの選手がヨーロッパに移住し、家族全体が生活拠点をヨーロッパに移すことになる。我々の育成ドライバーであるルーカス・パラシオがまさにそうだ。彼は素晴らしいキャリアを歩むことになるだろうが、F1に到達するまでにはあと7年かかる」
「我々が本気でアメリカの才能に投資しているというのは事実なので、そこは安心してほしい。しかもそれは単なる表面的なものではなく、今後7年間にわたってキャリアを支え続ける本物の投資だ。それに、他にも才能ある若者を探している。それこそが、本物のスター選手をF1へと導く正しい道筋だ」
「ローガンは知っての通り、世界の舞台で時には速さを見せることがあったが、その多くは我々が必要とするレベルに達することができなかった」
「必要なのはパスポートだけではない。勝てる力を持った絶対的なスター性だ」
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