現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 確かに乗車定員6人とか7人って書いてあるけど……ホントに乗れる? ミニバンの代わりになる3列シートSUVを探してみた

ここから本文です

確かに乗車定員6人とか7人って書いてあるけど……ホントに乗れる? ミニバンの代わりになる3列シートSUVを探してみた

掲載 14
確かに乗車定員6人とか7人って書いてあるけど……ホントに乗れる? ミニバンの代わりになる3列シートSUVを探してみた

 この記事をまとめると

■3列シートSUVは多人数乗車とアウトドア性能を兼ね備えるが実用性には注意

3列シートのSUV「CX-80」の室内は「CX-8」からどんな進化を遂げたのか? 開発担当者2名に直撃した!

■快適なサードシートを求めるなら必然的にラージサイズSUVが現実的な選択肢となる

■乗降性と居住性がともに優れている6人乗り・キャプテンシート仕様がイチオシ

 SUVにサードシートが備わるからといって決して万能選手ではない

 3列シートの多人数乗用車はミニバンだけというわけでもない。実際、いま大人気のSUVにも3列シートモデルが少なからず存在する。荒れた路面や雪道を走る機会が多いユーザーにも向くSUVのオールラウンダーとしての走行性能と、2列シートSUVでは叶わない6~7名の乗車の両方が得られることになる。

 が、最初にいっておくと、ミニバンのサードシートのようなゆとりある空間や足もとスペース、シートのかけ心地を3列シートSUVに期待してはいけない。ミニバンのパッケージはキャビン優先で、ラゲッジルームの奥行きがミニマムとなるかわりにサードシートの空間を確保しているのだ。一例を挙げると、トヨタ・アルファードでさえ180mm~。三菱デリカD:5も160mm~となっている。

 しかし、アウトドアユースなどをにらみ、ラゲッジルームの容量や荷物の積載力にこだわるSUVはそうはいかず、ほとんどのサードシートは子ども用、あるいは緊急席として設計されている。

 たとえばメルセデスベンツのGLBのサードシートは、「身長168cm以下を推奨」といったように、メーカー自らが「それほど広くはありませんよ」と明言しているほどなのである。

 では、大人でも無理なく着座できるサードシートを備えたSUVはどれか、ということになると、率直にいって車体の大きいモデルに限られる。すなわちミドルサイズでは厳しく、ラージサイズのSUVの一部ということになる。

 具体的には、日本車ならばマツダCX-80だ。ボディサイズは全長4990×全幅1890×全高1705mm。ホイールベース3120mmと、かなり大きい体躯だから「まとも」なサードシートが成立する。前身モデルであるCX-8も、身長172cmの筆者はサードシートにかけても不満なくドライブを楽しむことができたのだが、CX-80ではさらに足もと空間が広がり、サードシートが一段と使える希少なSUVとなっているのだ。いい方を変えれば、国産SUVでもっともサードシートが広く使えて、シートのかけ心地にも不満がない1台なのである。

 また、トヨタ・ランドクルーザー300も、床下収納式になるものの、頭上、膝まわり、足もと空間はしっかりと確保されていて、海外需要もあるためか大人でも実用的に使えるサードシートとなっている。そのボディサイズは全長4950×全幅1980×全高1925mm。ホイールベースは2850mmとなり、やはり日本車としてはかなり大きい部類になる。

 日本車でサードシートが真っ当に使えるモデルはこんなところ。結局のところ、ボディサイズ、ホイールベースに余裕がないと、サードシートの居住性は「緊急席・子ども用席」となってしまうのである。

 実用的なサードシートをもつSUVは輸入車でも数少ない

 輸入車に目を向けても、サードシートにゆとりのある車種は意外と少ない。ある程度実用的なのは、まずは全長5255×全幅2209×全高1870mm、ホイールベース3197mmもの堂々たる体躯をもつランドローバー・レンジローバーのロングホイールベースモデル。そして、同様に全長5m超のメルセデス・ベンツ GLS。それからボルボXC90、BMW X7、キャデラックXT6ぐらいのものなのである。

 一応、上記以外の3列目席を備えたSUVを列記しておくと、まず国産車ではトヨタ・ランドクルーザー250、三菱アウトランダーPHEV、日産エクストレイル。そして輸入車では、メルセデス・ベンツGLB、BMW X5、プジョー5008、ジープ・コマンダー、シープ・グランドチェロキーLなどが挙げられるが、いずれも3列目席の実用面については万全とはいいがたい。

 では、ミニバンの代わりになりうる3列シートSUVの理想形はどんなものだろうか。その答えは、先に触れたボディサイズのゆとりに加えて、マツダCX-80にあるような6人乗り、つまり2列目キャプテンシート仕様ということになる。

 6人乗り・2列目キャプテンシート仕様のひとつめのメリットは乗降性だ。2列目ベンチシートの7人乗りだと、サードシートへのアクセスはセカンドシートを倒すウォークインに限定され、けっこうアクロバティックな乗降姿勢を余儀なくされる。2列目キャプテンシートの6人乗りであれば、ウォークインに加え、2列目の左右シート間を通るウォークスルーでもサードシートにアクセスすることができる。

 さらに、サードシートに着座したときの居住性も大きく異なる。セカンドシートが左右独立したキャプテンシートということは、壁のように立ちふさがることがない。すなわち、前方の見晴らしがよく、足の置き場の自由度といったメリットももたらしてくれるのだ。

 くどいようだが、サードシートの実用性重視でSUVを選択するなら、大きめのボディサイズに加えて、車種は限られるものの、6人乗り・2列目キャプテンシートのモデルから選ぶことに尽きるだろう。

文:WEB CARTOP 青山尚暉

こんな記事も読まれています

テスラModel 3とPowerwallを旅を通じて体験!! 話題の宿泊キャンペーンが開始
テスラModel 3とPowerwallを旅を通じて体験!! 話題の宿泊キャンペーンが開始
ベストカーWeb
同じMT車でもかなり違う!! スバル WRX STI Sport♯はWRX STIの直系モデルではないのか!?
同じMT車でもかなり違う!! スバル WRX STI Sport♯はWRX STIの直系モデルではないのか!?
ベストカーWeb
「ラブブ」ブームから1年──なぜ“特別”でなくなったのか。そして次は?
「ラブブ」ブームから1年──なぜ“特別”でなくなったのか。そして次は?
GQ JAPAN
「プロペラ後ろに!?」 “異端の航空機”が九州の空に出現中…なぜ? 見た目も中身も“常識破り”
「プロペラ後ろに!?」 “異端の航空機”が九州の空に出現中…なぜ? 見た目も中身も“常識破り”
乗りものニュース
いつかは“憧れ”のポルシェ「911」を愛車にしたい! 日本人の平均年収478万円 どのくらいの年収があればムリなく手にできる?
いつかは“憧れ”のポルシェ「911」を愛車にしたい! 日本人の平均年収478万円 どのくらいの年収があればムリなく手にできる?
VAGUE
“4年ぶり大刷新”のBMW新型「7シリーズ」を解説! 豪華内装に「31インチ超え」の巨大スクリーン採用で走る“オフィス”仕様!? V8エンジンも登場予定の「“超高級”セダン」とは?
“4年ぶり大刷新”のBMW新型「7シリーズ」を解説! 豪華内装に「31インチ超え」の巨大スクリーン採用で走る“オフィス”仕様!? V8エンジンも登場予定の「“超高級”セダン」とは?
くるまのニュース
「黄色」と「緑」のルノー『グランカングー クルール』限定100台を抽選販売、価格は469万円
「黄色」と「緑」のルノー『グランカングー クルール』限定100台を抽選販売、価格は469万円
レスポンス
「スカイラインの父」からの手紙 「勝つため」だけではない! GT-Rが「最上級グランツーリスモ」を目指した理由 【櫻井眞一郎没後15周年特別寄稿vol.2】
「スカイラインの父」からの手紙 「勝つため」だけではない! GT-Rが「最上級グランツーリスモ」を目指した理由 【櫻井眞一郎没後15周年特別寄稿vol.2】
Auto Messe Web
異次元のゲレンデ──新型メルセデス・ベンツ G 580 with EQ Technology Edition 1試乗記
異次元のゲレンデ──新型メルセデス・ベンツ G 580 with EQ Technology Edition 1試乗記
GQ JAPAN
単なる環境対応車ではない──新型メルセデス・ベンツ G 580 with EQ Technology Edition 1試乗記
単なる環境対応車ではない──新型メルセデス・ベンツ G 580 with EQ Technology Edition 1試乗記
GQ JAPAN
HKS、「人とくるまのテクノロジー展2026」に出展 PHEV協調制御や最新ピストン技術など5テーマを展示
HKS、「人とくるまのテクノロジー展2026」に出展 PHEV協調制御や最新ピストン技術など5テーマを展示
レスポンス
韓流電気自動車Kia PV5は乗用・商用の二刀流で日本に挑む
韓流電気自動車Kia PV5は乗用・商用の二刀流で日本に挑む
グーネット
6速MT搭載の「カローラ」が復活!? 改良とともに新型「トヨタ教習車」デビュー
6速MT搭載の「カローラ」が復活!? 改良とともに新型「トヨタ教習車」デビュー
乗りものニュース
新型ランクルFJオプカン似合うなぁ!! モデリスタフル装備がアリすぎる
新型ランクルFJオプカン似合うなぁ!! モデリスタフル装備がアリすぎる
ベストカーWeb
『スマッシング・マシーン』──最強の男が敗北することで手にした無敵のPRIDE
『スマッシング・マシーン』──最強の男が敗北することで手にした無敵のPRIDE
GQ JAPAN
ホンダ「四輪事業再構築」のロードマップ発表!ハイブリッドへ資源集中と「N-BOX EV」投入!? 三部社長が戦略語る
ホンダ「四輪事業再構築」のロードマップ発表!ハイブリッドへ資源集中と「N-BOX EV」投入!? 三部社長が戦略語る
くるまのニュース
ホンダ/HRCのMotoGPチームマネージャー、アルベルト・プーチが退任。2027年からはHRCのアドバイザーに就任
ホンダ/HRCのMotoGPチームマネージャー、アルベルト・プーチが退任。2027年からはHRCのアドバイザーに就任
motorsport.com 日本版
梅雨時のフロントウインドウが曇る理由、実は“内側の汚れ”が関係していた~Weeklyメンテナンス~
梅雨時のフロントウインドウが曇る理由、実は“内側の汚れ”が関係していた~Weeklyメンテナンス~
レスポンス

みんなのコメント

14件
  • nis********
    SUVの3列目って子供用でしょ??
  • tondemo310
    つまり「事実上CX-80のみ」という事だ。他は「デカ過ぎる」のCX-80よりさらに幅が100ミリ前後広くなる。
    そのCX-80だが、シートは良い。人気の軽スーパーハイトより良い。胴長の私でも頭がルーフに付かない。が、全高が1.7mチョイに抑えられているため、床から座面までの寸法が足りない。若者ならワイワイ言いながら長距離も楽しいだろうが、高齢者は駅まで。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村