元F1ドライバーのラルフ・シューマッハーは、メルセデスからフェラーリに移籍したルイス・ハミルトンの苦戦が続くようなら、F1における将来について考え直す可能性もあるだろうと語った。
40歳のハミルトンは今季から、フェラーリに移籍し新天地での挑戦を始めているが、5戦を終えたところでチームメイトのシャルル・ルクレールに勝ったのは予選で1度だけ。中国GPのスプリントで優勝したのを除けば、ルクレールの前でゴールしたことは一度もない。
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前戦サウジアラビアGPでは、表彰台に立ったルクレールから30秒以上遅れた7位に終わった。
「彼はただ、マシンに対応できていないんだ」
そう手厳しい評価を下したのは、元F1ドライバーのラルフ・シューマッハーだ。彼は『Sky』のポッドキャスト『Backstage Pit Lane』に次のように語った。
「我々はランド・ノリス(マクラーレン)についてはよく話しているけれど、彼(ハミルトン)の場合はもっとひどいよ」
マシンから降りた際のハミルトンのボディランゲージについて「彼は完全に迷っている」と話したシューマッハーは、自身の経験も交えて次のように付け加えた。
「ある時点で、もうリソースがなくなり、ただそこに立っているだけで、常に遅くなっていくんだ」
ハミルトンが最後にタイトルを争ったのは2021年であり、レギュレーションが変わった2022年からはメルセデスでグラウンドエフェクトカーを理解しようと試みたが、それは散発的にしか成功せず。むしろチームメイトのジョージ・ラッセルの後塵を拝することのほうが、数少ない成功よりも際立っていた。
昨年のイギリスGPでは、3年ぶりの優勝を果たし、表彰台の頂点に立つために必要なものをまだ持っていることを自分自身と世界に証明することができた。しかし、シューマッハーはそのときに感じた喜びをハミルトンが失いつつあることを恐れている。
「やめることも選択肢のひとつだし、私自身の経験からもそう思う」
「そんなことが続けば、楽しくなくなる。ある時点で朝目が覚め、こう思うだろう。『もう楽しくないし、もう無理だ。僕はペースダウンしているし、チームの邪魔をしているんだ』とね」
「そして、もし今の状況が夏休みまで続くとしたら、ある時点で彼が『これ以上こんなことをしたくない。自分の人生を生きたい。私は40歳で、金持ちだ。もうやりたくない』という危険性があるんだ」
「明らかにうまくいっていないからね」
しかし、シューマッハーはハミルトンとチームが「すぐに行動を共にする」ことを望んでいる。上海のスプリントレースでの勝利は、少なくともハミルトンがコースとマシンが彼に合えば、まだパフォーマンスを発揮できることを示している。しかし、これまではほとんどそうではなかったということだ。
「あそこ(フェラーリ)は巨大なプロジェクトだ。しかし現時点では、我々が期待していたものからはほど遠いんだ」
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