シトロエンのベストセラーモデルである「ベルランゴ(Berlingo)」が30周年を迎える。それを記念して、装備を充実させた特別仕様車「シトロエン ベルランゴ 30イヤーズ(Citroën Berlingo "30 Years")」が登場した。
現在の「シトロエン ベルランゴ(Citroën Berlingo)」は、従来の物差しでは過小評価されがちな一台だ。フランス生まれのこのモデルはライフスタイルカーというよりも、徹底して実用性を追求したモビリティツールである。そして、それこそがベルランゴ最大の強みだ。市場投入以来、世界累計販売台数は420万台に達している。
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このモデルシリーズは2026年に30周年を迎える。その節目を記念し、シトロエンは特別仕様車「ベルランゴ 30 イヤーズ」を発表した。
「特別仕様車」という言葉からは大幅な変更が想像されるかもしれないが、実際にはそこまで大きな違いはない。エクステリアに目立った変更は施されておらず、Aピラーに貼られた専用ステッカーと、新デザインのブラック仕上げ16インチホイールが30周年モデルであることを示している。
「ベルランゴ 30 Years」は充実した標準装備を採用特別仕様車「ベルランゴ 30イヤーズ」には、「カオリンホワイト」「キアマブルー」「スチールグレー」「ペルラネラブラック」の4色のボディカラーが設定される。
また、この特別仕様車は乗用モデルのみの設定となり、商用バン仕様は用意されない。それでもベルランゴらしい高い実用性は健在だ。荷室長は最大4mまで拡大できる。
助手席を完全に前方へ倒すことで長尺物の積載が可能になる。ロングボディのベルランゴでは最大4mの荷室長を確保できる。ベースとなるのは「Plus」グレードだが、この30周年記念モデルでは標準装備が大幅に強化されている。具体的には、10インチディスプレイ、バックカメラ、プライバシーガラス、3座独立式のリアシート、電動格納式ドアミラーなどを標準装備する。
価格は約2万7000ユーロからモデルの位置付けとしては、「Plus」と上級グレードの「Max」の中間に位置する。そのため価格も両グレードの中間に設定されている。110馬力のガソリンエンジン搭載モデルの価格は27,320ユーロ(約460万円)からで、「Plus」グレードよりわずかに高い。ディーゼルモデルは27,920ユーロ(約470万円)からとなる。電気自動車版のE-ベルランゴ「30イヤーズ」は38,770ユーロ(約650万円)からの設定だ。
通常のベルランゴと同様に、特別仕様車も標準ボディの「M」とロングボディの「XL」の2種類を用意。XLはMより800ユーロ高く設定されている。
なお、この特別仕様車は期間限定モデルであり、販売は2026年末までとなる。30年にわたり培われてきたベルランゴの実用性と使い勝手を、より充実した装備で味わえる記念モデルと言えそうだ。
Text: Sebastian FriemelPhoto: AUTO BILD / Kevin Schiefler
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にもかかわらず、まだシトロエンは過去のしがらみを引きずっているようにも思えます。それは過去の「らしさ」とも逆行しているようにも見えます。