レッドブル・レーシングと共にF1ドライバーズタイトルを2連覇したマックス・フェルスタッペンは、チームオーナーとしてル・マン24時間レースを目指すと語る。
フェルスタッペンと彼の家族は、『Verstappen.com Racing』を通じて、まず2025年以降にGTワールドチャレンジ(GTWC)などのシリーズに参戦可能な2台体制のGT3チームを結成する予定だと明かした。
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「全てはシミュレータレースの“Team Redline”から始まったんだ」
フェルスタッペンはチーム設立について、オランダ誌Formule 1のインタビューでそう語った。
「Verstappen.com Racingでは、僕と親交のある人の様々なレース活動をスポンサードし、サポートしている。DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)やGTWCスプリントではティエリー・フェルミューレンが、ラリーでは父(ヨス・フェルスタッペン)が活動しているけど、最終的な目標は自分たちのレースチームを結成することだ」
「自分たちのGT3チームで第一歩を踏み出して、最終的にどこへたどり着くか……耐久レースの頂点まで成長できたら良いね」
「今はそれに取り組んでいるところだ。来年は厳しいと思うけど、できるだけ早く実現したい。2025年には最低2台のGT3チームを構えることができるはずだ」
彼自身熱心なシムレーサーであるフェルスタッペンは、才能あるシムレーサーをピックアップし、GTレースでのキャリアへ繋げるプラットフォームづくりを行なっていきたいと考えており、F1と同様にチームオーナーとしても野心的なアプローチを採るという。
「何かをするなら、正しいことをしたい。ただ、ここでも勝ちたいんだ」とフェルスタッペンは続ける。
「そして、シムレースからGT3への足がかりを作ることで、カートを経験していなくても、モータースポーツへ入ることができるようにするんだ」
「僕らはしばらくの間、これに取り組んできた。計画の段階は終わり、今は行動に移す段階だ」
世界耐久選手権(WEC)では2024年からGT3車両で争われる「LMGT3クラス」が新設され、ル・マン24時間レースには多くの参加が見込まれる。
フェルスタッペンも以前、F1引退後に耐久レースへ転向することに興味を示していたが、彼がいつ頃耐久レースに移るのか、そして2008年にル・マンのLMP2クラスを制した父ヨスがドライバーとして加わるのかどうかについては未定のようだ。
「急いではないよ」
昨シーズン終了後、フェルスタッペンはmotorsport.comにそう語っていた。
「耐久レースでは様々なことが変化している。今は待って、成り行きを見るべきだ」
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