4月20日(日)、サウジアラビア・ジェッダ市街地サーキットで開催されたFIA F2第3戦のスプリントレースではアービッド・リンドブラッド(カンポス)が優勝を果たした。
前日の予選ではジャック・クロフォード(DAMS)が最速。タイヤ交換義務のないスプリントレースでは上位10名がリバースグリッドとなるため、10番手タイムのローマン・スタネック(インヴィクタ・レーシング)がポールポジションからスタートする予定だったものの、他車のアタックを妨害したとしてジェッダ戦2レース両方で3グリッド降格となった。
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そのため、代わってリチャード・フェルシュホー(MPモータースポーツ)がポールポジション。アルピーヌ育成の新人ガブリエル・ミニ(プレマ)がフロントロウにつけた。レッドブル育成のホセ-マリア・マルティ(カンポス)とスタネックが2列目に並んだ。宮田莉朋(ARTグランプリ)は16番手からの出走となった。
レース進行に多少のディレイがあり現地18時19分からフォーメーションラップ開始。22台がグリッドに並び、20周のレースがスタートするとフェルシュホーを先頭に各車が駆け出していき、マルティがターン1でミニを抜き去り2番手に浮上した。
ただスタート直後の混乱の中でシアン・シールズ(AIXレーシング)がストップ。これによりバーチャル・セーフティーカー(VSC)が提示された。
VSCは3周目に解除。各車がレーシングスピードへと戻っていった。再開直後には6番手スタートだったリンドブラッドがミニを攻略して3番手に浮上した。
そのチームメイトであるマルティは4周目のターン1で首位フェルシュホーにアウトから並びかけると、切り返しのターン2でイン側のラインを取り、トップへ浮上。しかしフェルシュホーは負けじと翌周に同じ最初のシケインでマルティを抜き替えしてトップ奪還してみせた。
フェルシュホーを追いかけたいマルティだったが、8周目のセクター1でコースオフ。リンドブラッドを先行を許して3番手に後退。その後方からは一時ミニやスタネックが迫ったが、マクラーレン育成のアレクサンダー・ダン(ローディン)がこの2台を一気に抜き去って4番手へ浮上した。
クロフォードはポイント圏内までポジションを上げてミニと6番手を争っていたものの、16周目のターン1でイン側から仕掛けたもののタイヤをロックアップ……スピンを喫してストップしてしまった。
これでセーフティーカー出動。ターン1でのインシデント発生によってセーフティーカーはピットレーンを走行する形になったため、後方を走っていた宮田とラファエル・ヴィラゴメス(VAR)はタイヤ交換を行なった。
レースは18周目から再開。首位フェルシュホーは後方とのギャップこそ失ったもののポジションをキープ。2番手リンドブラッドをDRS圏外に突き放してトップでチェッカーを受けた。
ただ、そのフェルシュホーにマルティをコース外に押し出したとして、5秒のタイム加算ペナルティ。これによりリンドブラッドが繰り上がり優勝となった。これが嬉しいF2初優勝だ。
2位にマルティが入り、カンポス勢にとっては嬉しい1−2。3位にダンが入り、フェルシュホーは4位降着で表彰台を逃した。
宮田はタイヤ交換を行なったものの大きな挽回とはならず18位フィニッシュとなった。ただ、ピットレーンでの違反の可能性があるとして調査の対象となっている。レース後の審議対象となっているのは宮田だけではなく、今後リザルトが変わる可能性がある。
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