■“35万円”のホンダ「斬新スポーツカー」に賛否両論!
2025年4月より施行された「新基準原付」。
【画像】超カッコいい! これが“35万円”のホンダ「斬新スポーツカー」です!(77枚)
出力を制御することで従来の原付免許でも125ccクラスに乗れるという新たな枠組みですが、ホンダから発売された適合モデル「Dio 110 ライト」は23万9800円で、実用性を高めた「スーパーカブ110プロ ライト」に至っては38万5000円という価格設定となっており、その“立派な”お値段も話題を呼んでいます。
やはり“手軽な移動手段”として親しまれてきた原付バイクだけに、そこまでの金額を支払うことに躊躇される人も多い様子。
しかし、視野を少し広げて中古車市場の“底値”ゾーンを覗いてみると、非常に興味深い選択肢が浮かび上がってきます。
新車の原付バイクを買う予算、すなわち「35万円以下」という金額で、かつてホンダが「2ドアスポーツカー」として世に送り出したハイブリッド車、「CR-Z」が十分に購入可能なのです。
CR-Zといえば、2010年に「21世紀のライトウェイトスポーツ」という触れ込みのもと、鳴り物入りで登場したモデル。
往年の名車「CR-X」の再来を思わせる楔形の流麗なスタイリングを纏いながら、中身は1.5リッターエンジンにハイブリッドシステム「IMA」を組み合わせ、エコカーとしての側面も備えていました。
世界で初めてハイブリッド車に「6速MT」を採用するなど、燃費と走りの両立を目指した意欲作でしたが、純粋な速さを求める層と燃費を求める層のどちらからも中途半端と捉えられたのか、後継モデルも無く一代限りでその歴史に幕を下ろしています。
そんなCR-Zも、生産終了から時が経ち、今や新車の原付バイクと同等の価値で取引されるほどにお求めやすくなりました。
検索条件を「35万円以下」に設定すると、ヒットするのは2010年から2011年式の初期型、かつ走行距離10万kmオーバーの個体が中心です。
いわゆる「乗り潰された」状態に近い車両も多いですが、上級グレードの「α(アルファ)」を選べば、アルミホイールや本革巻きステアリングといった、原付には望むべくもない豪華装備が付いてきます。
最高出力わずか4.0kW(約5.4馬力)に封印された新基準原付と、多少古くても100馬力以上あるハイブリッドクーペ。
もちろん、維持費や税金、駐車場代といったコストを考えればクルマの方が高いのは当然のこと。今さら指摘するには及ばないでしょう。
しかし、「雨風をしのげる屋根」と「夏でも涼しいエアコン」、そして「高速道路に乗れる権利」が、原付と同じ初期投資で手に入ると考えれば、安価な中古のCR-Zも“非常に優秀な雨よけ付きコミューター”として機能します。
さらに、かつてメーカーがこだわり抜いた素晴らしいハンドリングや、「3モードドライブシステム」による演出も健在。
今となっては35万円とはえいえ、「足グルマ」として使い倒すには贅沢すぎる豪華さだと言えるでしょう。
ただし、この安さには相応のリスクも伴います。
この価格帯のCR-Zが採用するハイブリッドシステムに搭載されているのは、古いニッケル水素バッテリー。
もしハイブリッドシステムが寿命を迎えれば、車両価格以上の修理費が請求される可能性は否定できません。
スポーツカーとしての過度な期待はせず、「壊れるまで乗れる、ちょっと贅沢な原付代わりの移動手段」と割り切れる方にとっては、これ以上ない賢い選択になるでしょう。
※ ※ ※
このように、「最新の原付」と「底値のスポーツカー」を天秤にかけるという、ある意味で“異種格闘技”とも言える比較検討。
やはり安価な中古のCR-Zを購入することについては、SNSやネット掲示板を見ると先人が様々な投稿を行っています。
まず目立つのは、やはり維持費の現実を指摘する冷静な声で、「原付を買う人がクルマの維持費をずっと払い続けられるとは思えない…」「CR-Zの古いハイブリッドはバッテリー交換が発生するリスクがあるから、安物買いの銭失いになる!」といった、もっともな意見が並びます。
また、CR-Zというクルマの評価についても、当時を知る層から具体的なコメントが見受けられました。
「当時新車で買ったけど3年で降りちゃった。スポーツカーというよりコミューター寄りに感じたなぁ」「ハイブリッドシステムが重くてねぇ…」「節約志向のクルマ好きが乗ってるイメージ」など、今でも評価はスポーツカーとエコカーの狭間を彷徨っている様子です。
一方で、この“異種格闘技”的な選択を楽しむ層も一定数存在します。
「自分はスーパーカブを探していたけど、気づいたら中古の欧州スポーツカーを買っていた」「バイクとクルマの両方好きだとで、こういう比較は意外とある」「スクーターを買わずにあえてCR-Zで通勤するというのも、趣味としては面白い選択だ」「私はコペンと大型バイクを比較してバイクを買いました」と、視野を広げることの面白さを共有したいという声もありました。
さらに、CR-Zの秘めたポテンシャルを確信する層も存在し、「むしろハイブリッドシステムを下ろして軽量化して、純ガソリン車にすれば名車の可能性ある」「現行シビックタイプRのターボVTECエンジンに載せ替えたい」「CR-ZのIMAシステムも排気量がアップしたようなトルク感が楽しめて良かったよ!」といった、メカニズムへのマニアックな言及や、“もしも”の可能性を語る声も聞かれました。
本来比較するのもおこがましい両者ですが、市場価格が並んでしまった今、あえてCR-Zを「原付代わりの足」として選択してみるのも、ある意味でクルマ好きとして贅沢な楽しみ方ではないでしょうか。(くるまのニュース編集部)
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みんなのコメント
悪質スパムサイト
カブにもCR-Zにも失礼だ