同じトヨタのミドルサイズSUVでも、BEVのbZ4XとハイブリッドのRAV4では使い方が大きく異なる。ところが130万円のCEV補助金を加えると、価格面ではbZ4Xが一気に優勢。自宅充電できるなら、本当にBEVのほうが得なのか?
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、トヨタ
【画像ギャラリー】bZ4X対RAV4ハイブリッド!! 自宅充電できるならBEVのほうが得なのか!?(27枚)
補助金後のbZ4X GはRAV4より100万円安い!!
現行RAV4ハイブリッドは、アドベンチャーが450万円、Zが490万円。ともに2.5LハイブリッドとE-Fourを組み合わせた4WDで、WLTCモード燃費はアドベンチャーが22.9km/L、Zが22.5km/Lとなる。
対するbZ4Xは、G FWDが480万円、Z FWDが550万円、Z 4WDが600万円。額面だけ見れば高いが、2026年4月以降の登録車には130万円のCEV補助金が用意される。これを差し引けば、Gは実質350万円、Z FWDは420万円、Z 4WDも470万円だ。
最安同士ならbZ4X GはRAV4アドベンチャーより100万円安い。ただし、前者はFWD、後者はE-Fourなので単純な同条件比較ではない。4WD同士ではbZ4X Zが実質470万円となり、450万円のRAV4アドベンチャーと490万円のRAV4 Zの中間に入る。自治体の補助が加わる地域なら、bZ4Xがさらに有利だ。
自宅充電なら年間約4万円のエネルギー費差も!?
ランニングコストでもbZ4Xは強い。トヨタの試算では、電気料金を40.49円/kWhとした場合、Gを警告灯点灯状態から満充電にする費用は約2180円。一充電走行距離544kmで単純計算すると、1km当たり約4円となる(※契約電気料金によってこの通りにならない場合もあります)。
一方、RAV4アドベンチャーをレギュラーガソリン170円/Lとして計算すると、1km当たり約7.4円。年間1万kmなら、bZ4Xは約4万円、RAV4は約7万4000円となり、差は約3万4000円だ。5年間なら約17万円。さらにBEVはエンジンオイル交換も不要となる。
とはいえ、自宅への200V充電設備の設置費用は必要。外出先の急速充電を頻繁に使えば割安感は薄れ、冬や高速走行では航続距離も短くなる。RAV4は給油が早く、全車4WDで、749Lの大容量荷室も魅力だ。
結論は明快。自宅で充電でき、日常の通勤や買い物が中心なら、bZ4Xは購入費でも維持費でもRAV4ハイブリッドを上回る可能性が高い。充電場所を気にせず長距離を走りたいならRAV4。生活に充電を組み込める人ほど、bZ4Xのお買い得度は跳ね上がるのだ!!
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