フェラーリは6月20日、イタリアはエミリア・ロマーニャ州にある“跳ね馬”の拠点、マラネロにおいて、『フェラーリ499P』のル・マン24時間総合優勝を祝う凱旋パレードを実施したと発表した。
6月10~11日にフランス、ル・マンのサルト・サーキット(正式名称ル・マン24時間サーキット)で開催されたWEC世界耐久選手権第4戦『第91回ル・マン24時間レース』において、今季2023年からハイパーカークラスに参戦しているフェラーリAFコルセは2台のフェラーリ499Pを走らせ、この内の1台である51号車がトヨタとの激闘を制して優勝。フェラーリに58年ぶりとなる総合優勝をもたらすとともに、100周年のメモリアルなル・マンで、同ブランドの通算勝利数を二桁『10』の大台に乗せる特別な成功を収めた。
優勝マージン、わずか81秒。大波乱のル・マン100周年記念大会をフェラーリ499Pが制す/決勝24時間後レポート
そんなフェラーリAFコルセ・チームと優勝マシン51号車フェラーリ499P、さらにポールポジションを獲得した姉妹車50号車フェラーリ499Pがマラネロに凱旋し、マラネロの全従業員によって祝福された。
またこの日は、跳ね馬の本社入口が面するアベトン・インフェリオーレ通りを出発し、アティビータ・スポルティブGTとスクーデリア・フェラーリのエリアを通り、フェラーリ博物館前を含む市の中心部を走行するパレードも実施された。この凱旋パレードでは、アレッサンドロ・ピエール・グイディ/ジェームス・カラド/アントニオ・ジョビナッツィの51号車、アントニオ・フォコ/ミゲル・モリーナ/ニクラス・ニールセン組50号車の両フェラーリ499Pとそのクルーを称えるべく、熱心なファンや従業員の家族ら数百人が沿道に詰めかけ、24時間レースを戦い抜いた彼らを拍手とともに出迎えている。
フェラーリの祝賀イベントは午後も続き、ジョン・エルカン会長によってル・マン24時間レースの100周年を祝う特別な優勝トロフィーが51号車フェラーリとともに展示された。ル・マンの総合優勝トロフィーがマラネロにもたらされたのは、1965年にマステン・グレゴリー、エド・ヒューガス、ヨッヘン・リントのトリオがアメリカNARTチームの『フェラーリ250LM』を駆って優勝したとき以来、58年ぶりだ。
なお前述のとおり、フェラーリのル・マン総合優勝回数はポルシェの19回、アウディの13回に次ぐ10回だが、クラス優勝は過去28回記録しており今回の総合優勝によって累計29回目の部門制覇を果たしたことになる。
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みんなのコメント
100周年記念大会でしたね
マラネロは、優勝トロフィー、チェカーフラッグがよく似合う!