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M.マルケス、右回りのサーキットでの優勝は「ひとつの目標だった」/MotoGP第16戦エミリア・ロマーニャGP決勝トップ3コメント

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M.マルケス、右回りのサーキットでの優勝は「ひとつの目標だった」/MotoGP第16戦エミリア・ロマーニャGP決勝トップ3コメント

 10月24日、MotoGP第16戦エミリア・ロマーニャGPの決勝レースがイタリアのミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行われ、MotoGPクラスで優勝したマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)、2位のポル・エスパルガロ(レプソル・ホンダ・チーム)、3位のエネア・バスティアニーニ(アビンティア・エスポンソラーマ)が会見に出席。レースを振り返った。

■マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)/決勝:優勝
「僕としてもレプソル・ホンダ・チームにとってもうれしい結果だ。HRCにとって、ワン・ツーフィニッシュを果たしたことは重要だ。特にここが右回りのサーキットであるということが大きいね。右回りのサーキットで優勝することは、ひとつの目標だった。木曜日のプレスカンファレンスで言ったように、ここか、ポルティマオ(第17戦アルガルベGP)で表彰台に上がりたいと思っていたんだ。そしてここで勝った」

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「僕はレースをうまくマネジメントできた。確かに、ペッコ(※フランセスコ・バニャイアの愛称)は僕よりも速かった。彼がかなり攻めて僕があきらめたとき、彼が転倒したんだ。レースではよくあることだ。でも僕はプッシュできて、優勝争いができるだけの速さ、特にレースペースがあった」

「僕としてはフラッグ・トゥ・フラッグやウエットコンディションでの優勝というのも確かに優勝には間違いないけれど、今回はペッコについていったレースで勝ったということだ。ペッコはこのサーキットでとても速いし、ここは右回りのサーキットで、それに攻めてファステストラップのレコードを更新していた。僕自身にとってもチームにとっても、それから2022年に向けた準備という意味でも、素晴らしく重要なレースだったね」

「MotoGPに来たとき、スタートは僕の弱点だった。でも今は、強みになっている。今年は、予選が僕の強みではないとわかった。だから、スタートのことを重要視して考えるようになったんだ。いいスタートを切って、1周目では3番手に上がれた。ドゥカティのライダーふたりは最初から攻めてくると思っていたからだ。実際に、序盤のラップタイムは1分32秒2で、『よし、このまま行こう』と思ったんだ。バイクはとてもよく走っていたしね」

「最後のラップでは、僕と後方のライダーとの差は大きいものになっていた。最終ラップのころには少しフィジカルコンディションに悩まされていたから、うまく走るのにこの差は大事だったよ。ただ、今週末はほとんどウエットコンディションだったから、おかげで決勝レースを力が十分に残っている状態で迎えられたんだ」

「今日は僕たちの日ではなくて、ファビオ(・クアルタラロ)がチャンピオンになった日だ。彼はとても速く、安定していて、今季のベストライダーだ。ファビオは素晴らしいシーズンを送っている。苦しいときでもトップ5や表彰台さえ獲得していた。彼から学び、2022年には再びチャンピオン争いに挑みたいと思う」

■ポル・エスパルガロ(レプソル・ホンダ・チーム)/決勝:2位
「レプソル・ホンダ・チームで壁を打ち破って表彰台に立った。みんなわかっているように、僕は今季、ずっと苦しんでいた。でもついにこの結果を達成したんだ。マルクが言ったように、僕にとっても素晴らしい結果だったけれど、チームにとっても大事な結果だったよ。彼らはすごく働いてきたんだから」

「現在の新型コロナウイルス感染症の状況により、日本のメーカーはヨーロッパのメーカーよりも少し、打撃を受けている。問題を改善することが大変なんだ。ヨーロッパのメーカーのようにはいかない。だから今回のワン・ツーフィニッシュは本当に信じられないことだよ」

「今日はふたつのことがあった。まず、リヤタイヤの選択が適切かどうかわからなかった。サンマリノGPではリヤにミディアムタイヤを選択して、うまくバイクを止めることができた。でも、今日はコーナーのエントリーで感じがよくなかった。リヤタイヤがかなりスライドしていたからだ。サンマリノGPでソフトタイヤを履いて走ったときに同じ問題があったんだけど、今日はミディアムタイヤを選んでいる」

「もうひとつは、マルクが1周目のフルタンク状態からとても速く、オーバーテイクしていたということだ。彼から学ぶことがある。マルクはこのバイクで僕よりも経験があるからね。ブレーキの仕方、オーバーテイクについてわかっている。僕は1周目にミゲル(・オリベイラ)をオーバーテイクしあぐねていて、時間がかかってしまった。そして彼をオーバーテイクできたときには、すでに単独走行になっていた。ペッコやジャック(・ミラー)、マルクからは1.5秒から2秒以上離れてしまっていた。彼らはとても速かったから、追い付くことはできなかった。だからタイヤ選択と、1周目の攻め方というふたつのことに取り組んでいく必要があるね」

■エネア・バスティアニーニ(アビンティア・エスポンソラーマ)/決勝:3位
「とても厳しい週末だったよ。昨日は3回も(転倒して)バイクを壊してしまった。今日は表彰台を獲得できる自信はなかったけれど、レース中にペースのよさを感じ、マルクやペッコに接近していった。残り10周ではかなり攻めて、ポジションを上げていき、4番手になった。そしてファビオが僕にかなり近づいているのがわかり、その後、また彼をオーバーテイクしてポジションを上げたんだ。昨日、今日と素晴らしい仕事をしてくれたチームにはお礼を言いたい。そして、ファビオにはおめでとうと言いたいね」

「このレースはサンマリノGPとはかなり違っていた。気温も低かった。僕はミディアムタイヤをフロントに選んで、それはいい選択だったと思う。一方、ペッコやジャックはフロントにハードタイヤを選んでいた。でも、僕としてはハードタイヤではコーナリング中の感じがあまりよくなく、ミサノテストでは2回転倒しているんだ。ミディアムタイヤを選んだのはよかったと思うよ」

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