「THE ROYAL EXPRESS」が愛知県や岐阜県に乗り入れ
東急とJR東海は2025年6月30日(月)、共同で運行しているクルーズトレイン「THE ROYAL EXPRESS」の運行区間を拡大すると発表しました。これまで運行してきた静岡県に加え、愛知県と岐阜県にも乗り入れる「THE ROYAL EXPRESS~TOKAIDO・FUJI CRUISE TRAIN~」が、2025年11月~12月にかけて3泊4日の旅行商品として6回運行されます。
【画像】これが名古屋駅や岐阜駅に乗り入れる「東急の豪華列車」運行ルート&時刻です
2017年に運行を開始した「THE ROYAL EXPRESS」は、伊豆急行の2100系電車を全面的に改造した車両で運行されており、8両編成1本のみが存在。インダストリアルデザイナーの水戸岡鋭治氏がデザインを手掛けています。
車内で提供される食事に定評があり、募集人員は最大で13組26名と、8両編成の列車としては圧倒的なゆとりが特徴です。これまで北海道や四国などでも運行されましたが、その際は5両編成に減らし、機関車が牽引する形で走行しました。今回は北海道や四国のように、非電化区間やトンネル規格の制限がないため、フル編成となる8両で自走する予定です。
東急とJR東海は、2023年3月に開業した東急新横浜線の開業を契機に連携を深め、2024年11月~12月にかけて、横浜~熱海~静岡~浜松~新居町~横浜でクルーズトレイン「THE ROYAL EXPRESS~SHIZUOKA・FUJI CRUISE TRAIN~」を運行しました。
今回の運行区間は横浜~静岡~名古屋・岐阜~浜松~横浜。「THE ROYAL EXPRESS」がこれまで運行されてきた神奈川県や静岡県だけでなく、愛知県や岐阜県まで足を伸ばし、名古屋駅や岐阜駅に乗り入れることになります。特に2日目の行程は、静岡駅から岐阜駅までのロングランとなる予定です。
「新快速」や「快速」の間を縫うように走る!?
車内では、名古屋市のイタリア料理の名店「ボッテゴン」や静岡市の中華料理の名店「村松」が新たな昼食を提供する予定。これまでの静岡エリアの運行で好評だった幻のうなぎ「共水うなぎ」は引き続き提供されるといいます。
また、水戸岡鋭治氏がデザインしたバスの利用も行程に組み込まれており、「水戸岡デザイン」の乗り物を満喫できます。
2025年6月30日に名古屋市内で開かれた記者会見に登壇した東急の松田高広 社会インフラ事業部 事業統括グループ部長は「静岡での運行は評判も良く、地域が盛り上がり、東海道線の魅力を感じていただけた。お客様からもっと多様な旅をしたいという要望があり、東海道の魅力もまだあると感じている中で、JR東海へ運行区間の拡大を打診した」と経緯を説明。「東海エリアの素晴らしさをお伝えできる機会になると考えている」と力を込めました。
JR東海の中井洋樹 東海鉄道事業本部 運輸営業部 営業担当部長は「東海道線の豊橋以西は列車本数が多く、過密な区間でスジを引く(ダイヤを作成する)必要があった」と話します。豊橋以西では、日中時間帯でも「新快速」や「快速」などが片道毎時6本以上走っており、「THE ROYAL EXPRESS」はその間を縫うように走ることになります。
旅行代金は82万円~89万円。6月30日(月)からホームページと郵送での申し込みを受け付け、抽選での販売となります。
●プラン日程(3泊4日計6回)
・2025年11月7日(金)~10日(月)
・2025年11月14日(金)~17日(月)
・2025年11月28日(金)~12月1日(月)
・2025年12月5日(金)~12月8日(月)
・2025年12月12日(金)~15日(月)
・2025年12月19日(金)~22日(月)
なお、運行開始の約1週間前から試運転が始まる予定となっています。(乗りものニュース編集部)
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みんなのコメント
沿線にメジャーな観光地が少なく、速さでは新幹線に完敗する以上、食事と車両デザインで勝負といったところでしょうか。
鉄道業界としても既存ストックを利用した新しい試みとなります。今後の動向を要チェックですね。