最強出力635馬力、最大トルク900N・mを発生
ベントレーモーターズジャパンは2019年12月4日、新型フライングスパーを発表した。今回のモデルで3代目となる。
一時は消えかけた4WSが今高性能車を中心に続々採用されている理由とは
ベントレーモーターズジャパン代表ティム・マッキンレイさんは新型フライングスパーについて、「自らステアリングを握るも後席に座るも良しという、リムジンのような贅沢さとスポーツセダンの性能を兼ね備えたクルマです。インテリアは世界トップレベルの品質とデザインで彩られ、ユーザーを第一に考えた技術を搭載しています。このクルマを一言で言い表すのであれば、世界最先端のラグジュアリーグランドツーリングスポーツセダンです」と語った。
詳細を見ていこう。
ベントレー・フライングスパーの走り
最強出力635馬力、最大トルク900N・mを発生するW12ツインターボチャージドTSIエンジンを搭載。0-100km/hは3.8秒、最高速度は333km/hを誇る。エンジンは英国でクルーで開発され、ハンドビルドされる。
ZF製8速デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせ、加速や素早いシフトチェンジ、優れた燃費を実現する。6速で最高速に達し、7速と8速は燃費重視でグランドツーリングに向きのオーラードライブギアとなっている。
先代では常時AWDが採用され、前後トルク配分が40対60に固定されていたが、新型では通常リヤアクスルにトルクが伝達される2WDとなる。路面状況の変化やグリップの発生を検知すると自動でアクティブAWDに切り替わる。常時AWD で発生していたアンダーステアは解消され、全体のバランスが向上しているとのことだ。
また高速走行時の安定性と市街地走行時の操縦性を向上させるシステム、エレクトロニック・オールホイール・ステアリングを採用。低速走行時は前輪と後輪が逆方向に操舵される。これによりホイールベースの短縮効果が生まれ、俊敏性が増し、駐車なども驚くほどラクになるという。高速走行時は前輪と後輪が同じ方向に操舵され、安定性を確保する。
ブレーキはコンチネンタルGTと同じく世界最大サイズの鉄製のものと採用。エンジン性能の強化に伴いフロントブレーキの直径を420mmに拡大した。
「フライングB」マスコットも進化!
ベントレー・フライングスパーのエクステリア
先代よりもホイールベースが130mm長くなったことや、彫りの深いデザインの採用によって存在感が増している。
標準装備されるLEDマトリクスヘッドライトは、クリスタルガラスのよう輝きを放つ。またライト後方にクロームスリーブを設けることによって、点灯していない時でもキラキラと光って見える工夫が施されている。
足元には新設計の21インチホイールを標準装備するほか、オプションで22インチのものを2種類用意する。
フルサイズのパノラミックサンルーフを取り付けることも可能だ。フロントパネルがチルトして後方にスライドし、固定式のバックパネルに重なってルーフが開く仕様となっている。電動ブラインドにはアルカンターラを採用し、15色あるインテリアのヘッドライニングに合わせてカラーを選択することができる。
ボンネットには100周年を迎えたベントレーがデザインを大幅に見直した「フライングB」マスコットが飾られる。ドライバーがクルマに近づくとウェルカムライトとキーレスエントリーに連動して自動でせり上がり、点灯。
ボディカラーはクラス随一の17色を用意する。
ベントレー・フライングスパーのインテリア
ダッシュボードからドアへとなだらかに続くウッドパネルが広々とした空間を演出。センターコンソールにはカスタマイズ可能な12.3インチHDタッチスクリーンを搭載する。収納スペースも確保し、非接触式ワイヤレス充電と2箇所のUSBポートも装備。
またベントレーローテーションディスプレイを採用。1つ目の面がタッチスクリーン、2つ目の面が外気温計とコンパスとクロノメーター、3つ目の面はウッドパネルなっており、これらをボタンで回転させることによって好きな面を表示することができる。
新設計の快適なシートを採用し、シートレザーはじつに15色を用意。ヒーター、ベンチレーター、マルチモードマッサージ、調整式ボルスター、トップチルトなどの機能も備える。
リヤシートの機能性にも優れ、センターアームレストを折りたたむことが可能。センターヘッドレストは手動展開式となっており、使わない時は収納して視界を確保することができる。
ドアインサートには自動車では初採用となる3Dテクスチャーのダイヤモンドキルトレザーを採用。ロータリースイッチには新デザインのダイヤモンドローレット加工が施されている。
室内のムードライティングは7色あり、色や明るさは自由に設定が可能だ。
ベントレー・フライングスパーの価格とスペック
日本での価格は2667万4000円(税込)で、デリバリーは2020年第二四半期を予定している。スペックは以下の通り。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ランドクルーザー250がついに正式発表。最廉価グレードは520万円から! 導入記念モデル“First Edition”も用意
コンパクトなのに車内は広々! 大人3人が快適に寝られるホンダN-VANがベースの軽キャンパー
一気に200馬力以上のパワーアップ!? アウディのスーパーワゴン『RS4アバント』後継モデルは電動化で進化する
1.0L 2気筒ターボ+電池で700km以上走るのに… メルセデス・ベンツ「レンジエクステンダーEV」開発中止か
【竹岡圭 K&コンパクトカー ヒットの真相】ホンダN-BOX「独自のユーティリティ性と確かな走行性能」
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?