現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 令和のスタンダード 登場から2年で買い時到来 カローラスポーツは中古が狙い目

ここから本文です

令和のスタンダード 登場から2年で買い時到来 カローラスポーツは中古が狙い目

掲載 更新
令和のスタンダード 登場から2年で買い時到来 カローラスポーツは中古が狙い目

 1966年に誕生し世界150以上の国と地域で、販売累計台数4600万台(2018年3月末現在)を超える世界中のユーザーに愛され、ロングセラーカーとなったトヨタ カローラシリーズ。12代目となるトヨタ カローラシリーズの先陣を切って2018年6月に国内市場に導入されたのが、現行型の「カローラスポーツ」。

 5ドアハッチバック車、オーリスの後継車にあたり、”新世代のベーシック”カーと同時に新たなモビリティライフを提案する初代コネクティッドカーという側面も持っている。

日本で絶版の名門車が救世主に!? トヨタを救ったレビンの今

 TNGAプラットフォームの採用や、進化した運転支援システム「トヨタセーフティセンス」によって、欧州CセグメントのベンチマークであるVW「ゴルフ」に肩を並べる実力と高い評価を受けた。ここでは販売開始から2年が経過したカローラスポーツの中古車事情はどうなっているのかをチェックする。

文/萩原文博
写真/編集部

【画像ギャラリー】2019年の一部改良でさらに魅力アップ! カローラスポーツを詳しくチェック!!

■TNGA採用で進化 スポーティさを前面に打ち出したカローラスポーツ

 2018年6月に登場したカローラスポーツは、TNGAプラットフォームを採用し、低重心でワイドなスポーツシルエットを実現している。加えて、トレッド幅を拡大し、タイヤを外側に出すことにより、安定感の増したスタイルとなっている。

 外観デザインは、トヨタ独自のキーンデザインをより進化させ、低く抑えたエンジンフード、アッパーグリルから連続する切れ長のヘッドランプによってワイド&ローを強調しているフロントマスク。そして、サイドからリアにかけてのダイナミックな造形と躍動感溢れるスタイルが特徴だ。

2018年6月に発売された「カローラスポーツ」。全幅が1790mmあるため、ワイドでどっしりした感じで迫力がある

 搭載しているパワートレーンはコンパクトSUVの「C-HR」と同じ。システム合計出力122psを発生する1.8L直列4気筒ガソリンエンジン+モーターのハイブリッドシステム。そして、最高出力116ps、最大トルク185Nmを発生する1.2L直列4気筒ターボの2種類。ターボ車にはCVTに加えて、iMTと呼ばれる6速MTも用意されている。

 駆動方式は2WD(FF)を中心に1.2Lターボ車に4WDが設定されている。グレード構成はハイブリッド車、ガソリン車ともにエントリーグレードが「G”X”」、中間グレードが「G」、そして最上級グレードが「G”Z”」となっている。それでは、カローラスポーツの最新の中古車事情を見てみよう。

■流通数が豊富で価格も狙い目! やはり狙い目はハイブリッドモデル

 現在、現行型カローラスポーツの中古車の流通台数は約300台。2020年9月の上旬に250台を割り込むぐらいまで一時的に流通台数が減少したが、3カ月前の2020年7月と同じ水準まで戻している。

 市場に流通している中古車の平均走行距離は3カ月前の時点では約7000kmだったが、10月は1万kmに迫る勢いで延びている。しかし平均価格は、3カ月前の約213万円から今月は約215万円とやや値上がり傾向となっている。

2019年9月に一部改良されたカローラスポーツ。価格は1.2Lターボが220万2000~276万4000円。ハイブリッドは248万8000~284万1000円

 それでは、平均価格の推移を1年というスパンで見てみよう。2019年12月に最高値となる約231万円まで値上がりしたが、以降は順調に値落ちが進み、2020年7月には最安値となる約213万円まで値落ちが進んだ。その後はやや値上がり傾向となっている現状だ。現在は緩やかな値上がり傾向となっているものの、割安感は十分高い。

 現行型カローラスポーツの中古車の年式別の分布を見てみると、2018年が約200台と圧倒的に多く、2019年が約100台そして2020年は約20台となり、新しい年式ほど少ない状況となっている。

 その現行型カローラスポーツの中古車の価格帯は約130万~約312万円となっている。100万円台のプライスを付けているクルマが約92台もあり、ハイブリッドと1.2Lターボの割合は50:50となっている。

 現行型カローラスポーツのグレード分布を見てみると、最も多いのが2グレード並んでおり、18インチタイヤ、フロントにスポーツシートを採用。さらに内外装にメッキパーツを多用した「ハイブリッド G”Z”」と、16インチホイールを装着した標準グレードの「ハイブリッド G」。続いては1.2Lターボエンジンを搭載した最上級グレードの「G”Z”」と、標準グレードの「G」が約40台で並んでいる。

 そして15インチホイールを標準装備したハイブリッド車のエントリーグレード「G”X”」が約27台となっており、カローラスポーツの中古車はハイブリッド車が圧倒的に多いのが特徴だ。ちなみに1.2Lターボ車に設定された6速MT車の中古車はわずか20台で、価格帯は約150万~約228万円となっており、走行距離が少ない中古車が多く割安感は高い。

1.2Lターボエンジンには6MTが設定されている。中古車価格は流通数が少ないため割高感はあるが、マニュアルシフト愛好家には気になる1台だろう

 最も中古車の流通台数が多い「ハイブリッド G“Z”」の価格帯は約194万~約312万円となっており、200万円を切るクルマが出回り始めた。標準グレードの「ハイブリッド G」になると、約146万~約278万円となり、100万円台の中古車がグンと増えるのが魅力だ。

カローラスポーツのコクピット。9インチのディスプレイやステッチの入った折り目のダッシュボードなどクオリティがアップしている

 一方の1.2Lターボ車の「G”Z”」の価格帯は約180万~約248万円、標準グレードの「G」だと約150万~約225万円となる。新車時価格は1.2Lターボ車より、ハイブリッド車のほうが、20万円以上高く設定されているのだが、中古車では価格差がなくなっているので、カローラスポーツの中古車の狙うのであれば、どのグレードでもハイブリッド車のほうがバリューは高いということになる。

●ベストカーWEB厳選!! 今が狙い時「カローラスポーツ」の最新中古車情報をお届け!

 カローラスポーツは2018年の販売開始以降、2020年6月に特別仕様車のスタイルパッケージを販売したが、中古車では全く出回っていない。ボディカラーは白、黒、シルバーに加えて、シアンメタリックという鮮やかなブルーやオプションカラーのブラキッシュアゲハガラスフレークやエモーショナルレッドなどボディカラーは多彩。

 流通台数が豊富で、値落ちが大きくお手頃価格となったカローラスポーツの中古車は今が狙い目だ。

【画像ギャラリー】2019年の一部改良でさらに魅力アップ! カローラスポーツを詳しくチェック!!

こんな記事も読まれています

ボルドールの経験でEWCの切符を掴んだ綿貫舞空。ル・マンで昨年2位の3ART加入に「できれば優勝をしたい」と意気込み
ボルドールの経験でEWCの切符を掴んだ綿貫舞空。ル・マンで昨年2位の3ART加入に「できれば優勝をしたい」と意気込み
AUTOSPORT web
BYDが都内屈指の自動車ディーラー激戦区に「BYD AUTO 目黒」を開店
BYDが都内屈指の自動車ディーラー激戦区に「BYD AUTO 目黒」を開店
グーネット
今やブーム真っ只中なのに……期待が大きすぎた  悲しい運命をたどった[SUV]4選
今やブーム真っ只中なのに……期待が大きすぎた  悲しい運命をたどった[SUV]4選
ベストカーWeb
マツダの新型「3列SUV」でた! ついに5m級 驚異的パワー!? 「CX-80」欧州で世界初公開 これ日本に来るのか!?
マツダの新型「3列SUV」でた! ついに5m級 驚異的パワー!? 「CX-80」欧州で世界初公開 これ日本に来るのか!?
乗りものニュース
GTワールドチャレンジ・アジアがJ SPORTSで全戦放送。ジャパンカップはほとんどを生中継へ
GTワールドチャレンジ・アジアがJ SPORTSで全戦放送。ジャパンカップはほとんどを生中継へ
AUTOSPORT web
安かろう悪かろうなクルマをつかまされないために知っておくべき……[修復歴]と[事故歴]の違いとは  どうやって見分けりゃいいの
安かろう悪かろうなクルマをつかまされないために知っておくべき……[修復歴]と[事故歴]の違いとは  どうやって見分けりゃいいの
ベストカーWeb
もっと「アバルト595」で運転を楽しもう! 車高調からペダルの「ポッティングデカール」にドラシューまで、厳選アイテムを紹介
もっと「アバルト595」で運転を楽しもう! 車高調からペダルの「ポッティングデカール」にドラシューまで、厳選アイテムを紹介
Auto Messe Web
シェイクダウンはオジエが最速発進。トヨタ1-2にヒョンデ勢が続く/WRC第4戦クロアチア
シェイクダウンはオジエが最速発進。トヨタ1-2にヒョンデ勢が続く/WRC第4戦クロアチア
AUTOSPORT web
韓国勢が大健闘 合理的な「兄弟」モデル:ヒョンデ・コナ・エレクトリック キア・ニロ EV お手頃EV 12台比較(5)
韓国勢が大健闘 合理的な「兄弟」モデル:ヒョンデ・コナ・エレクトリック キア・ニロ EV お手頃EV 12台比較(5)
AUTOCAR JAPAN
安い? 高い? トヨタ新型「ランクル250」は520万円から!「無骨すぎて」カッコいい!? 原点回帰モデルに反響集まる
安い? 高い? トヨタ新型「ランクル250」は520万円から!「無骨すぎて」カッコいい!? 原点回帰モデルに反響集まる
乗りものニュース
レッドブルF1は2025年も現在のコンビを継続か。パフォーマンスを改善したペレスがシート争いをリード
レッドブルF1は2025年も現在のコンビを継続か。パフォーマンスを改善したペレスがシート争いをリード
AUTOSPORT web
初の中国GPに臨む角田裕毅。手強い週末を予想も「自信はある。Q3進出と入賞を狙いたい」/F1第5戦
初の中国GPに臨む角田裕毅。手強い週末を予想も「自信はある。Q3進出と入賞を狙いたい」/F1第5戦
AUTOSPORT web
【F1チームの戦い方:小松礼雄コラム第3回】温かい歓迎を受けた春の鈴鹿。悔やみきれないミスと、1ストップ戦略で得た自信
【F1チームの戦い方:小松礼雄コラム第3回】温かい歓迎を受けた春の鈴鹿。悔やみきれないミスと、1ストップ戦略で得た自信
AUTOSPORT web
ゴツすぎる新型「“軽”SUV」実車公開! ワイド化&オシャグレーがカッコイイ! まるで装甲車なスズキ「ハスラー」に反響も
ゴツすぎる新型「“軽”SUV」実車公開! ワイド化&オシャグレーがカッコイイ! まるで装甲車なスズキ「ハスラー」に反響も
くるまのニュース
日産 "武士の甲冑" デザインの新SUV公開 「キャシュカイ」改良新型、欧州で今夏発売へ
日産 "武士の甲冑" デザインの新SUV公開 「キャシュカイ」改良新型、欧州で今夏発売へ
AUTOCAR JAPAN
「ガンディーニ追悼」に初の「アメリカンヘリテージ」の企画など大人が楽しむ「オートモビルカウンシル2024」閉幕。過去最高の3万9807人が来場しました
「ガンディーニ追悼」に初の「アメリカンヘリテージ」の企画など大人が楽しむ「オートモビルカウンシル2024」閉幕。過去最高の3万9807人が来場しました
Auto Messe Web
スズキ「カプチーノ」や「アルトワークス」が激走! 軽自動車だけで争う200分の戦い「東北660耐久レース」が開幕
スズキ「カプチーノ」や「アルトワークス」が激走! 軽自動車だけで争う200分の戦い「東北660耐久レース」が開幕
Auto Messe Web
【殺人チャイルドシート】 違法チャイルドシート買った人に返金はある? アマゾンと楽天の対応は?
【殺人チャイルドシート】 違法チャイルドシート買った人に返金はある? アマゾンと楽天の対応は?
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

221.0272.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

95.8398.9万円

中古車を検索
カローラスポーツの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

221.0272.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

95.8398.9万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村