■幅以外はほぼ「軽」サイズ 今求める声も
1989年に誕生したトヨタの高級サブブランド「レクサス」。2005年に日本上陸を果たしてからは、洗練された独自のデザインやスポーティなイメージから人気を獲得します。
そんなレクサスですが、2015年のジュネーブモーターショーでは「ウルトラコンパクトクラス」と称する、軽自動車サイズのモデルを提案していたのです。今でもSNSではさまざまなコメントが投稿されています。
【画像】超カッコイイ! これが「めちゃ小さいレクサス」です! 画像で見る(20枚)
レクサスは、当初は中型セダン「ES」やフラッグシップセダン「LS」のみの展開でしたが、徐々にラインナップを拡大。
日本上陸を果たして20年が経過した今では、全長4.2mサイズのコンパクトSUV「LBX」のほか、ミニバン「LM」など、幅広いラインナップを用意しています。
そんななか、実は2015年に「ほぼ軽自動車」のサイズを持つモデルを提案していたのです。それが、2015年のジュネーブモーターショーに展示された「LF-SA」です。
ボディサイズは全長3450mm×全幅1700mm×全高1430mm。幅こそワイドでしたが、全長は軽自動車並み。レクサスはこの大きさを「ウルトラコンパクトクラス」と称しています。
実際のところは欧州の「Aセグメント」クラスに分類されますが、多くのAセグメントモデルが手頃かつ質素なモデルとなっていたのに対し、LF-SAはレクサスらしさを全面に押し出した、れっきとした「小さな高級車」に仕立てられていたのです。
そのため見所はやはり内外装の誂えにあります。
デザインはフランス・ニースに拠点を置くトヨタ直轄のデザインスタジオ「トヨタ・ヨーロッパ・デザイン・デベロップメント」担当し、レクサスのデザインフィロソフィーである先鋭と精妙の美を表現する「L-finesse」に沿ったものとしています。
エクステリアは、彫りの深いボディの造形を追求し、見る角度によって刻々と表情が変化して見えるデザインを採用。
のちに多くのレクサスでも採用されることとなった「スピンドルグリル」は、フロントフェイス中央からフェンダー、ボディ全体へと展開され、サイズを超えた強い存在感を示していました。
インテリアはドライバー中心に設計し、ラグジュアリーな雰囲気と広い室内を両立するラウンド形状のインパネを採用。生活感のあるコンパクトカーらしさから脱却を図り、小さなサイズでもレクサスの名称に恥じない、モダンで洗練されたデザインにまとめています。
運転席は動かない固定式ですが、ステアリングホイールとペダルを位置調整可能にすることで、しっかりとドライビングポジションを作れるようになっています。いっぽう、助手席はスライドでき、リアシートまでアクセスできるよう、実用性にも配慮。
シート配置は「2+2」で、実際のところはリアシートは非常用といった趣であるものの、いざというときに人を乗せられるほか、ちょっとした荷物を置くのにも役に立ちます。
なお、パワートレインなどは非公表ですが、こうした斬新なパッケージングを採用していたことからすると、機械的な制約がなく、自由度の高いEVが採用されていた可能性もあります。
公開当時のレクサスの最小モデルといえば、LBXはまだ設定されておらず、唯一「CT」があるのみで、実際にはこれよりも小さなものを求める声も寄せられていました。
そうしたなか登場したLF-SAは、レクサスによる意欲的な取り組みとして、十分に注目を浴びましたが、現在に至るまで市販モデルは登場していません。
しかし公開から10年が経過した現在、SNSなどでは未だに「これだよこれ」「次のクルマはこれだ!発売は来年かな~」「サイズが丁度良いですね。ほしいです」など、発売を心待ちにするコメントも見られるほか、「小さい高級車に乗りたい」「これは面白い」など、斬新さを評価する声もあります。
新たな「レクサス最小モデル」として登場したLBXが人気を獲得し、レクサスであっても小さなモデルの必要性が見出されたいま、当時のLF-SAの考えは決して間違ったものでなかったことがわかります。
もし、続編が登場すれば、再び大きな話題になるのは間違いありません。新時代に向けたウルトラコンパクトクラスのさらなる進化に期待が止まりません。
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