この記事をまとめると
■アルファロメオが33ストラダーレを現代に新型車として復活させた
史上もっとも美しいクルマは? クラシック&ネオクラから6台の候補を選んでみた
■現代版33ストラダーレは彫刻的な造形でエアロダイナミクスを徹底的に追求している
■車名にちなんで33台のみが限定生産されるがすべて完売
伝説のティーポ33ストラダーレが現代に復活
アルファロメオが1967年から1969年にかけて生産したスポーツカー、「33ストラダーレ」が現代に復活を遂げた。
その姿カタチを知る者ならば、誰もがフランコ・スカリオーネによるデザインの美しさという点では、一様に最大限の賛辞の言葉を贈るだろう33ストラダーレ。それはそもそもレーシングカーとして誕生した、「ティーポ33」のエンジニアリングをベースに、ストラダーレ、すなわちオンロードでの走行を可能にした、いわばサーキット直系のモデルだったのだ。
速さと美しさを併せ持つ33ストラダーレは、アルファロメオのファンにとっては究極の作ともいえる一台なのである。ちなみに当時生産された33ストラダーレは12台というのが定説となっている。
今回、新たにアルファロメオ・チェントロ・スティーレ(デザイン・センター)で製作されることになった現代版の33ストラダーレには、かつて世界でもっとも美しいクーペと呼ばれた前作と同様に、滑らかな曲線で構成される彫刻的な造形で、エアロダイナミクスを徹底的に追求したデザインが与えられている。
ヘッドライトの造形は、どちらかといえばかつての33ストラダーレでもプロトタイプに採用されていた2灯式のそれに似る。
左右のドアはもちろんバタフライドア。軽量化のためにボディ素材の多くにカーボンファイバーを採用しているのは、近年のスーパースポーツでは常識ともいえるエンジニアリングである。
車名にちなんだ33台の限定発売ですでに完売
左右のドアを開くと視界に飛び込んでくるコクピットは、シンプルなデザインではあるが機能性の面ではその魅力は大きそうだ。ステアリングホイールのスポークやダッシュボード、そしてセンターコンソールやスイッチ類はアルミニウム製で、それぞれのデザインもじつに凝ったものとなっている。さらにカーボンとアルカンターラといった素材を組み合わせることで、キャビンも現代の最新技術によって設計されたものであることを物語る。
だがその一方で、この33ストラダーレを製作するために組織されたチーム、「ボッテガ」では、1960年代に実際に行われていた製作方式を踏襲することにも留意。新しさと1960年代のノスタルジックな雰囲気が巧みに調和したキャビン、さらにはボディを作り上げることに成功したのだ。
1960年代には、かのカルロ・キティが設計した2リッターのV型8気筒エンジンを6速MTと組み合わせてミッドに搭載した33ストラダーレだが、現代版のそれはふたつのパワーユニットからの選択が可能だ。ひとつは3リッターのV型6気筒ツインターボ+8速DCTで最高出力は650馬力。もうひとつはエレクトリック・モーターを用いるBEVで、最高出力は750馬力、最大航続距離は450kmとされている。
注目の加速性能は、ガソリンエンジン仕様が3秒未満、BEV仕様では2.5秒未満というから、その数字には十分すぎるほどの説得力がある。
シャシーにはダブルアームのアクティブサスペンションを装備。ドライブ・モードには「ストラーダ」(オンロード)と「ピスタ」(サーキット)が設定される。ブレーキはブレンボがアルファロメオのために専用開発したカーボンセラミック・ブレーキを装備する。
新型33ストラダーレは、その車名にちなんで33台のみが限定生産される計画だ。価格は邦貨にして約3億円に相当するというが、すでにその全車は売却済みだという。ハイパーカービジネスの勢いは、まだまだ衰えを知らない。
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