現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 負け惜しみじゃなくクルマは速さじゃない! 鈍足でも不思議と楽しいクルマ5選

ここから本文です

負け惜しみじゃなくクルマは速さじゃない! 鈍足でも不思議と楽しいクルマ5選

掲載 更新
負け惜しみじゃなくクルマは速さじゃない! 鈍足でも不思議と楽しいクルマ5選

 クルマを自分でコントロールする楽しさが感じられる

 クルマはスピードが速ければ運転して楽しいとは限らず、対照的に「超ローパワーで遅いけど楽しい」というクルマもある。今回はそんな現行車をピックアップしてみよう。

ターボじゃ味わえない官能的なフィーリング! 人生一度は乗るべき至高のNAエンジン搭載モデル4選

 1)スズキ・ジムニー

 軽自動車ながら本格クロカンSUVであるジムニーは、深い雪道やオフロードといった条件の悪い環境で本領を発揮するクルマのため、オンロードは決して得意ではない。ジムニーでオンロードを走ると車重が1トンを超えるゆえ、動力性能に余裕がない、コーナーではグラリとロールすることもあるなど、ネガティブなところも多い。しかしそのあたりは逆手に取って繊細な運転をすると、うまく行った時にはクルマを自分でコントロールしているという歓びが感じられ、運転していて楽しい。

 またジムニーは音のうるささやシートの薄さ、MTだとシフトの際の重さなど、長い時間運転すると疲れるクルマでもあるが、体調のいい時なら疲れも適度な運動のように心地いい。そんなクルマだけに自分のものにするには躊躇する気持ちもわかるが、高値で売れるクルマでもあるので、興味があるなら勇気を持って買ってみることを勧めたい。

 2)軽トラック全般

 MTであれば現在もっともシンプルなクルマである軽トラックは、クルマの原点のような存在だ。車重は700kg程度と軽いがエンジンは50馬力程度のNAなので速い訳はない。しかしその分MTならギヤチェンジを駆使してアクセルを多めに踏みながら走れるので、遅いスピードでも速度感を楽しめる。さらに軽トラックは後輪駆動車なので、クローズドされた雪道や氷上ならアクセルオンでテールを流すドリフトもできるなど、見方によってはクルマを運転する楽しさが詰まったクルマたちでもある。

 クセの強さにハマってしまう輸入車も!

 3)フォルクスワーゲンup!

 up!は日本車ならトヨタ・パッソ&ダイハツ・ブーン、日産マーチ、三菱ミラージュに相当するベーシックカーである。それでもup!はシンプルなクルマながら硬質な回り方をするエンジンや高速道路での高い走行安定性を持つ。1リッターの3気筒エンジンということで動力性能の余裕こそないものの、昔ながらのドイツ車らしさに溢れた運転が楽しいクルマだ。日本仕様のトランスミッションはMTのクラッチ操作とシフト操作を自動化したAMTなので、シフトのスピードやタイミングにクセもあるが、そのクセを予測してドライバーが操作を加えるのも、人によっては楽しさの1つとも捉えられる。

 4)フィアット500&パンダのツインエア

 フィアット500とパンダは、500がup!と同様のベーシックカー、パンダはそのハイトワゴン版である。この2台で感じる運転する楽しさは、ツインエアと呼ばれる2気筒エンジンに尽きる。ツインエアは初期のものに比べればかなり改良されたものの、2気筒エンジンのため振動は大きい。

 しかし振動と書いたが、不快なものではなく鼓動とも感じられる独特の心地よさがあり、この楽しさは500とパンダだけで味わえる貴重なものだ。

 5)プジョー208スタイルのMT

 プジョー208は全幅が1740mmあるため3ナンバーとなるものの、車格としては日本車ではトヨタ・ヴィッツやスズキ・スイフトなどに相当するコンパクトカーである。208のベーシックモデルとなるスタイルには、1.2リッター3気筒NAを搭載するMT車もある。このクルマはもちろん速くもなく、シフトフィールとクラッチフィールにクセがあり、インテリアも独創的。慣れるまで少々時間がかかるが、フランス車らしいしなやかさに代表される個性も含め、運転して楽しい。

 しかも中古車市場には未使用車が総額160万円程度で流通しているので、「軽自動車や日本車のコンパクトカーより面白そう」と比較的軽い気持ちで、輸入車入門の1台として買えるのも嬉しいポイントだ。

こんな記事も読まれています

自動車業界に相次ぐ不祥事……日産が約30億円不当減額!! 公取委が下請法違反で勧告
自動車業界に相次ぐ不祥事……日産が約30億円不当減額!! 公取委が下請法違反で勧告
ベストカーWeb
隣のレーンなら空きがあるのに周回できない! EVを充電したあと休憩できない! 「SA・PA」頼むから改善してくれませんポイント5つ
隣のレーンなら空きがあるのに周回できない! EVを充電したあと休憩できない! 「SA・PA」頼むから改善してくれませんポイント5つ
WEB CARTOP
5年ぶりF1中国GPが復活! FP1はストロール最速。角田裕毅12番手……スプリント開催もコース炎上の珍トラブルも発生
5年ぶりF1中国GPが復活! FP1はストロール最速。角田裕毅12番手……スプリント開催もコース炎上の珍トラブルも発生
motorsport.com 日本版
トヨタ新型「ランクル250」正式発売! 15年ぶりに全面刷新! 従来プラドから何が変わった? 角目・丸目設定で520万円から
トヨタ新型「ランクル250」正式発売! 15年ぶりに全面刷新! 従来プラドから何が変わった? 角目・丸目設定で520万円から
くるまのニュース
バイク未来総研によるリセールプライスランキングで「カワサキ・ELIMINATOR」が初の首位を獲得!
バイク未来総研によるリセールプライスランキングで「カワサキ・ELIMINATOR」が初の首位を獲得!
バイクブロス
レクサス、新型GXの国内導入の概要を発表。100台限定のローンチモデル「GX550 ”OVERTRAIL+”」の抽選注文受付を開始
レクサス、新型GXの国内導入の概要を発表。100台限定のローンチモデル「GX550 ”OVERTRAIL+”」の抽選注文受付を開始
月刊自家用車WEB
ランス・ストロールがトップ。ピアストリ、フェルスタッペン続く。角田裕毅は12番手|F1中国FP1速報
ランス・ストロールがトップ。ピアストリ、フェルスタッペン続く。角田裕毅は12番手|F1中国FP1速報
motorsport.com 日本版
ヘッドライトが自動で点灯! 「オートライト機能」は、夕暮れ時の事故を防ぐ“切り札”になれるでしょうか?
ヘッドライトが自動で点灯! 「オートライト機能」は、夕暮れ時の事故を防ぐ“切り札”になれるでしょうか?
Merkmal
新型レクサスGX、1000万円超で発売開始!──GQ新着カー
新型レクサスGX、1000万円超で発売開始!──GQ新着カー
GQ JAPAN
レクサス「GX550」を2024年秋より通常販売。これに先立ち、6月上旬より「GX550 オーバートレイル+」を抽選で100台限定販売
レクサス「GX550」を2024年秋より通常販売。これに先立ち、6月上旬より「GX550 オーバートレイル+」を抽選で100台限定販売
Webモーターマガジン
レクサス、ランクル250と兄弟車のGXを発表。初回は100台を販売
レクサス、ランクル250と兄弟車のGXを発表。初回は100台を販売
driver@web
ホンダ新型「SUV」世界初公開! 未来感スゴい新型「P7」登場! 24年末以降に中国で発売へ
ホンダ新型「SUV」世界初公開! 未来感スゴい新型「P7」登場! 24年末以降に中国で発売へ
くるまのニュース
初心者向け安全運転スクール! スズキが「U30スズキセイフティスクール」の開催日程を発表
初心者向け安全運転スクール! スズキが「U30スズキセイフティスクール」の開催日程を発表
バイクのニュース
カローラクロス対抗馬完成!? 欧州で新型キャシュカイ堂々発進 日本導入はマジであるのか
カローラクロス対抗馬完成!? 欧州で新型キャシュカイ堂々発進 日本導入はマジであるのか
ベストカーWeb
アルファロメオ『ジュニア』がミラノ・デザインウィーク2024に登場
アルファロメオ『ジュニア』がミラノ・デザインウィーク2024に登場
レスポンス
整備事業者に新展開!! オートバックスカーズのフランチャイズ加盟店を募集! 事業拡大で期待できることとは?
整備事業者に新展開!! オートバックスカーズのフランチャイズ加盟店を募集! 事業拡大で期待できることとは?
ベストカーWeb
ボッタス、ザウバーの”ピット作業問題”の解決はまだまだ先と示唆「できればイモラまでに」
ボッタス、ザウバーの”ピット作業問題”の解決はまだまだ先と示唆「できればイモラまでに」
motorsport.com 日本版
マツダがスゴい「ロードスター」お披露目! マツダ3も同時公開!? 「走る歓び」進化させるS耐参戦体制発表へ
マツダがスゴい「ロードスター」お披露目! マツダ3も同時公開!? 「走る歓び」進化させるS耐参戦体制発表へ
くるまのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

165.4200.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

11.8398.0万円

中古車を検索
ジムニーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

165.4200.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

11.8398.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村