現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタ新「ヤリスX」発表! 15万円値上げの「最廉価モデル」どんなクルマ!? 約165万円の「黒豆マシン」何が変わったのか

ここから本文です

トヨタ新「ヤリスX」発表! 15万円値上げの「最廉価モデル」どんなクルマ!? 約165万円の「黒豆マシン」何が変わったのか

掲載 5
トヨタ新「ヤリスX」発表! 15万円値上げの「最廉価モデル」どんなクルマ!? 約165万円の「黒豆マシン」何が変わったのか

■大人気モデル「ヤリス」最も手頃なモデルの装備は?

 2025年2月27日、トヨタは「ヤリス」の新たな特別仕様車と同時に一部改良モデルを発表しました。

【画像】超カッコイイ! トヨタ新「ヤリスX」を画像で見る(47枚)

 ヤリスはトヨタが世界的に展開するコンパクトカーで、日本国内では1999年に初代が登場しました。3代目までは「ヴィッツ」として販売されていましたが、2020年のフルモデルチェンジを機に名称が統一されました。

 この現行モデルは新たにTNGA(GA-B)プラットフォームを採用し、軽量かつ高剛性、低重心な設計へと進化。

 コンパクトなボディと取り回しのしやすさに加え、優れた燃費性能を持つ点が特徴です。さらに、手頃な価格帯でありながら先進技術を多く搭載し、安全性能や走行感の向上にも力を入れています。

 その結果、日本自動車販売協会連合会(自販連)の統計によると、2024年にはヤリスシリーズ全体で16万6162台を販売し、乗用車販売台数で2位を記録するほどの人気を誇ります。

 また、現行ヤリスのデザインコンセプトは「黒豆」から着想を得たもので、小さくふくよかでツヤのあるフォルムが特徴です。

 ヤリスにはエントリーから上級までそれぞれ「X」「G」「Z」、KINTO限定仕様である「U」がラインナップされています。

 それでは、ヤリスのラインナップで最も手頃な価格であるXグレードはどのようなモデルなのでしょうか。

 Xグレードのボディサイズは全長3950mm×全幅1695mm×全高1495mmで、ホイールベースは2550mmとなっています。コンパクトなサイズながらも、室内長1845mm×室内幅1430mm×室内高1190mmを確保し、ゆとりのある居住空間を実現、これは他グレードとも共通です。

 外観デザインはシンプルかつ機能的で、ブラックアウトされたドアモールが軽快な印象を与えます。タイヤは175/70R14サイズのスチールホイールに樹脂フルキャップを装備し、コストを抑えつつも安定した走行性能を確保。

 ヘッドランプにはプロジェクター式ハロゲンが採用されており、視認性を確保しながらクラシックな雰囲気を演出しています。また、ボディカラーには8色のモノトーンカラーが設定されており、ユーザーの好みに応じた選択が可能です。

 車内はブラックで統一され、落ち着いた雰囲気に仕上がっています。ステアリングホイールはウレタン製、メーターはアナログタイプで、視認性の高い4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを搭載。

 シートにはファブリック表皮を採用し、ヘッドレスト一体型のデザインが特徴です。後部座席は6:4分割可倒式となっており、荷室の拡張が可能。これにより、長尺物の積載にも対応し、コンパクトカーながらも高い実用性を備えています。

 Xグレードには1.0リッター直列3気筒エンジンを搭載し、トランスミッションには「Super CVT-i」を採用。駆動方式はFF(前輪駆動)となっており、日常の走行に適したバランスの取れた仕様です。

 燃費性能はWLTCモードで20.2km/Lを記録し、優れた燃費効率を実現しています。これにより、経済性を重視するユーザーにとっても魅力的な選択肢となっています。

 また、トヨタ独自の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を標準装備し、プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビーム、ロードサインアシスト、発進遅れ通知機能など、多岐にわたる安全支援機能を提供。

 さらに、駐車時の衝突リスクを低減するパーキングサポートブレーキ(前後方静止物)や誤発進抑制機能のドライブスタートコントロールも搭載され、より安心して運転できる仕様となっています。

 そして、今回の一部改良によりXグレードでも標準装備が追加されています。

 まずドアミラーヒーターが標準装備されたことにより寒冷地や雨天時でもミラーの曇りを軽減し、視認性の確保が容易になりました。

 また、ディスプレイオーディオも標準装備され、オーディオ機能の利便性が向上しています。

 さらに、スマートエントリー&プッシュスタートが標準化され、ドライバーの利便性が向上しました。キーを取り出すことなくドアの施錠・解錠やエンジン始動が可能になり、日常の使い勝手が向上しています。

 一部改良に伴い、ヤリスX(1.0リッターガソリン・CVT・2WD)の価格(消費税込み、以下同)は165万7700円となり、従来の150万1000円から約15万6700円の値上げが実施されました。標準装備の充実を考慮すると、価格上昇分は妥当な範囲といえるでしょう。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

スバル新型「“最高級”フォレスター」がスゴイ! 歴代初の「“水平対向”パワトレ」&ブラウンの「豪華内装」あり! 「リッター20キロ」に迫る低燃費も魅力の「プレミアム S:HEV EX」とは?
スバル新型「“最高級”フォレスター」がスゴイ! 歴代初の「“水平対向”パワトレ」&ブラウンの「豪華内装」あり! 「リッター20キロ」に迫る低燃費も魅力の「プレミアム S:HEV EX」とは?
くるまのニュース
【中国】トヨタ最新「“3列7人乗り”クラウンSUV」がスゴイ! 「約70万円」値下げでオトク! 「エステート」じゃない“全長5m超え”ボディ&豪華内装の「クラウンクルーガー」に注目!
【中国】トヨタ最新「“3列7人乗り”クラウンSUV」がスゴイ! 「約70万円」値下げでオトク! 「エステート」じゃない“全長5m超え”ボディ&豪華内装の「クラウンクルーガー」に注目!
くるまのニュース
スバル「新型SUV」世界初公開! 375馬力の「トレイルシーカー」! 高性能4WD&赤い「SUBARU」エンブレム& 斬新「ツルツル顔」の「本格モデル」米国に登場
スバル「新型SUV」世界初公開! 375馬力の「トレイルシーカー」! 高性能4WD&赤い「SUBARU」エンブレム& 斬新「ツルツル顔」の「本格モデル」米国に登場
くるまのニュース
マツダ最新「コンパクトSUV」がスゴイ! ちょうどいい“5人乗り”×レトロな「豪華内装」採用! 「リッター約20キロ」走るディーゼルも魅力の「CX-30 レトロスポーツエディション」とは?
マツダ最新「コンパクトSUV」がスゴイ! ちょうどいい“5人乗り”×レトロな「豪華内装」採用! 「リッター約20キロ」走るディーゼルも魅力の「CX-30 レトロスポーツエディション」とは?
くるまのニュース
新車「204万円」で7人乗り! イチバン安い「国産3列ミニバン」に注目! ダントツ安いトヨタ「シエンタX」だけど両側スライド装備で「割り切れば」十分!? どんな魅力がある?
新車「204万円」で7人乗り! イチバン安い「国産3列ミニバン」に注目! ダントツ安いトヨタ「シエンタX」だけど両側スライド装備で「割り切れば」十分!? どんな魅力がある?
くるまのニュース
スバル新型「“最安”フォレスター」がスゴイ! 専用「ブロンズ仕立て」&“水平対向ターボ”採用! “ブラック×ブラウン”のインテリアも魅力の「スポーツ」とは?
スバル新型「“最安”フォレスター」がスゴイ! 専用「ブロンズ仕立て」&“水平対向ターボ”採用! “ブラック×ブラウン”のインテリアも魅力の「スポーツ」とは?
くるまのニュース
三菱の“新コンパクトミニバン”「デリカD:2」がスゴイ! 5年ぶり顔面刷新&新エンジン搭載で反響多数! めちゃ“燃費イイ”「新モデル」が話題に
三菱の“新コンパクトミニバン”「デリカD:2」がスゴイ! 5年ぶり顔面刷新&新エンジン搭載で反響多数! めちゃ“燃費イイ”「新モデル」が話題に
くるまのニュース
スバル新型「SUV」発表! “7年ぶり全面刷新”の「フォレスター」は斬新「ゴツゴツ」仕様も超カッコイイ! タフ仕上げの「フォレスター アドベンチャースタイルパッケージ」とは
スバル新型「SUV」発表! “7年ぶり全面刷新”の「フォレスター」は斬新「ゴツゴツ」仕様も超カッコイイ! タフ仕上げの「フォレスター アドベンチャースタイルパッケージ」とは
くるまのニュース
【中国】価格は驚異の約240万円から! 日産新型セダン「N7」最速試乗!  発表から12時間で1万台強受注! どんなクルマ?【試乗記】
【中国】価格は驚異の約240万円から! 日産新型セダン「N7」最速試乗! 発表から12時間で1万台強受注! どんなクルマ?【試乗記】
くるまのニュース
174万円!? トヨタ最新「ルーミー」の“最廉価モデル”とは? 「最上級」とは一体何が違うのか
174万円!? トヨタ最新「ルーミー」の“最廉価モデル”とは? 「最上級」とは一体何が違うのか
くるまのニュース
全長2.5m! トヨタの「2人乗り小型クーペ」に反響殺到!「老後に良いね」「通勤にサイコー!」と高評価! エアコンも付いてる“小さいクルマ”「シーポッド」後継モデルに期待大!
全長2.5m! トヨタの「2人乗り小型クーペ」に反響殺到!「老後に良いね」「通勤にサイコー!」と高評価! エアコンも付いてる“小さいクルマ”「シーポッド」後継モデルに期待大!
くるまのニュース
光岡の「新型4ドアスポーツカー」がスゴい! 旧車デザイン×待望の「2リッターハイブリッド」新登場  10種の“オシャ”外装がスゴい「M55 1st エディション」のカラバリとは
光岡の「新型4ドアスポーツカー」がスゴい! 旧車デザイン×待望の「2リッターハイブリッド」新登場 10種の“オシャ”外装がスゴい「M55 1st エディション」のカラバリとは
くるまのニュース
スポーティすぎる新型「クロスオーバーSUV」!? ビッグ&ヘビーだけど走行性能は「スポーツカー」並み! BYD「シーライオン7」の実力とは【試乗記】
スポーティすぎる新型「クロスオーバーSUV」!? ビッグ&ヘビーだけど走行性能は「スポーツカー」並み! BYD「シーライオン7」の実力とは【試乗記】
くるまのニュース
全長4m! ホンダの「小さな高級車」がスゴイ! めちゃ豪華な「本革インテリア」採用した“フィットLUXE”に大注目! クラス超えた「ラグジュアリー仕様」は新車230万円!
全長4m! ホンダの「小さな高級車」がスゴイ! めちゃ豪華な「本革インテリア」採用した“フィットLUXE”に大注目! クラス超えた「ラグジュアリー仕様」は新車230万円!
くるまのニュース
マツダの「小さな高級車」はコンパクトカー! “全長4m”ボディに超豪華「本革シート」装備! ワンクラス上の“プレミアム仕様”実現した「ベリーサ」に大注目!
マツダの「小さな高級車」はコンパクトカー! “全長4m”ボディに超豪華「本革シート」装備! ワンクラス上の“プレミアム仕様”実現した「ベリーサ」に大注目!
くるまのニュース
660ccのダイハツ「小さな高級車」に反響殺到!「マジで軽のセルシオ!」「パワフルな加速が気持ちいい」と絶賛の声! めちゃ快適すぎる“高品質インテリア”実現した「ソニカ」に大注目!
660ccのダイハツ「小さな高級車」に反響殺到!「マジで軽のセルシオ!」「パワフルな加速が気持ちいい」と絶賛の声! めちゃ快適すぎる“高品質インテリア”実現した「ソニカ」に大注目!
くるまのニュース
スズキ「新型コンパクトSUV」日本発売に反響多数!? 「魅力ある」「いいのでは」 全長4.2mで上質内装×「高性能4WD」採用! “トルクモリモリ”「イービターラ」25年に投入へ
スズキ「新型コンパクトSUV」日本発売に反響多数!? 「魅力ある」「いいのでは」 全長4.2mで上質内装×「高性能4WD」採用! “トルクモリモリ”「イービターラ」25年に投入へ
くるまのニュース
スバル新型「フォレスター」人気すぎて注文殺到! 低燃費&高性能な「ストロングハイブリッド」初搭載で好発進! 納車は1年先の「2026年春」!?
スバル新型「フォレスター」人気すぎて注文殺到! 低燃費&高性能な「ストロングハイブリッド」初搭載で好発進! 納車は1年先の「2026年春」!?
くるまのニュース

みんなのコメント

5件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

165 . 8万円 254 . 5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

72 . 0万円 291 . 0万円

中古車を検索
トヨタ ヤリスの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

165 . 8万円 254 . 5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

72 . 0万円 291 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村