現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 250万円以下の新型「ゴツSUV」ホンダが発売!「ヴェゼル」とほぼ同じサイズの新型「WR-V」登場! 両車の“差別化”どうする?

ここから本文です

250万円以下の新型「ゴツSUV」ホンダが発売!「ヴェゼル」とほぼ同じサイズの新型「WR-V」登場! 両車の“差別化”どうする?

掲載 41
250万円以下の新型「ゴツSUV」ホンダが発売!「ヴェゼル」とほぼ同じサイズの新型「WR-V」登場! 両車の“差別化”どうする?

■ほぼ同じサイズの新型「WR-V」と「ヴェゼル」

 ホンダは、新型コンパクトSUV「WR-V」を2024年春に国内で発売することを明らかにしました。
 
 新型WR-Vは、既成概念や固定観念にとらわれずに、より自由な発想で自分らしい生き方を表現する人々の思いに寄り添うクルマを目指して開発されました。

【画像】「えっ…!」めちゃカッコいい! ホンダ 新型「WR-V」画像を見る(41枚)

 車名の由来は、「Winsome Runabout Vehicle(ウィンサム ランナバウト ビークル)」の頭文字を組み合わせたもの。Winsomeには、「楽しさ」や「快活さ」の意味があり、このクルマと生き生きとした毎日を楽しんでほしいという思いが込められています。

 この新型WR-Vは、2023年6月にインドで世界初公開された新型「エレベート」と同じモデル。インドで生産され、日本に輸入されることになっており、「アコード」など海外生産のモデルと同じく完成車検査は日本でおこなわれます。

 インド製のモデルを日本で販売するのはホンダとしては初めてだといいます。

 新型WR-Vのエクステリアは、スタイリングから安心と信頼を感じられるようなデザインとし、高く配置したベルトラインと厚みのあるボディ造形とすることで、力強さを表現。アウトドアが似合うコンパクトSUVに仕立てられました。

 インテリアは、シンプルで水平基調のデザインとし、スイッチ類を中央に配置することで運転しやすい空間としたほか、人が触れるパーツには柔らかな素材を使用するなど、人に寄り添うことを目指した内装を実現しています。

 新型WR-Vは全長4325mm×全幅1790mm×全高1650mmというボディサイズで、国内で販売されるホンダSUVのエントリーモデルとなります。

 ただし、サイズ的には全長4330mm×全幅1790mm×全高1580mmの「ヴェゼル」との違いはわずか。全長はヴェゼルのほうが5mm長く、全幅は同じ、全高は新型WR-Vのほうが70mm高いのですが、両車は“ほぼ同じ大きさ”だといえます。

 同等サイズの2つのSUVはどのように棲み分けるのでしょうか。

 ホンダは3つの観点で棲み分けをおこなうといい、ひとつは価格帯です。

 ヴェゼルの売れ筋は、300万円前後のハイブリッドモデルが8割を占めています。一方の新型WR-Vは1.5リッターガソリン車のみ。ハイブリッド車の設定はなく、ガソリン車で250万円以下の市場を狙っていくといった違いがあります。

近年、「250万円以下のコンパクトSUV」が拡大傾向にあるのですが、ホンダはこの市場へ参入できていませんでした。そこで、コストパフォーマンスに優れた新たなコンパクトSUVとして新型WR-Vを投入し、シェア向上を目指すといいます。

 ふたつめは「強み」ですが、ヴェゼルは流麗なクーペSUVのデザインやe:HEV(ハイブリッド)のスムーズで静かな走行性能、センタータンクレイアウトによる後席チップアップ・ダイブダウンといったパッケージングを特徴としています。

 対する新型WR-Vは、ダイナミックで塊感のある力強いSUVらしい外観デザインや、多人数乗車でも余裕の居住性と458リッターという広い荷室空間をウリとしているところがヴェゼルとは異なる部分。それに加えて250万円以下という比較的購入しやすい価格を強みとしています。

とはいえ、ただ単に価格が安いだけでなく、現在のクルマに求められる「ホンダセンシング」や「ホンダコネクテト」といった先進技術も搭載しました。

 そしてみっつめは「イメージ」のすみ分けです。

SUVに対するイメージについてユーザー調査をおこなったところ、ヴェゼルは「スポーティ」「カッコいい」「都会的」といった都市型コンパクトSUVとしてのイメージを獲得できていることがわかったそうです。

 その反面、「アウトドアが似合う」「頑丈な」といったSUVのイメージはヴェゼルが持ち合わせていない部分であり、そこを新型WR-Vが担うことによって、差別化する狙いがあるといいます。

 ボディサイズだけを見るとほぼ同じ大きさのヴェゼルと新型WR-Vですが、それぞれ別の役割を持たせ、多様化するユーザーニーズに応えられるような商品ラインナップにするというわけです。

※ ※ ※

 新型WR-Vは200万円台前半から買えることから、20代から30代の「ミレニアル世代」をメインターゲットに設定しています。

 この世代は運転免許を取得したばかりの人もいるため、運転のしやすさも重視され、新型WR-Vでは視線が高くて見切りの良いコンパクトなボディ形状を採用することで、取り回しのしやすさを追求しました。

 新型WR-Vは2023年12月に発表、2024年春に発売される予定です。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

半世紀前の名車バイクの走行距離がなんと“60km”!? 極上のホンダ「CB500Four」をイタリアで発見 気になる価格とは
半世紀前の名車バイクの走行距離がなんと“60km”!? 極上のホンダ「CB500Four」をイタリアで発見 気になる価格とは
VAGUE
全長3.9m! ダイハツの「コンパクトSUV」は“一文字テール”が未来的! パワフルな「1200cc×ハイブリッド」やターボ搭載した「トレック」とは!
全長3.9m! ダイハツの「コンパクトSUV」は“一文字テール”が未来的! パワフルな「1200cc×ハイブリッド」やターボ搭載した「トレック」とは!
くるまのニュース
 専用品がない旧車や緊急時の味方!!「液体ガスケット」とは?【バイク用語辞典】
専用品がない旧車や緊急時の味方!!「液体ガスケット」とは?【バイク用語辞典】
バイクのニュース
「支払は今度で……」なんていまだ人情話もある日本の路線バスもシッカリ経営に! キャッシュレス化がもたらすメリットとは
「支払は今度で……」なんていまだ人情話もある日本の路線バスもシッカリ経営に! キャッシュレス化がもたらすメリットとは
WEB CARTOP
【KTM 990RC R発表】RC8シリーズ以来の大排気量スーパースポーツRC・公道へ再降臨!デビューは2025年春以降
【KTM 990RC R発表】RC8シリーズ以来の大排気量スーパースポーツRC・公道へ再降臨!デビューは2025年春以降
モーサイ
悔しい予選に終わったノリス。王者争いには悟りの境地「最初の6戦で決着していた」今は打倒フェラーリに集中
悔しい予選に終わったノリス。王者争いには悟りの境地「最初の6戦で決着していた」今は打倒フェラーリに集中
motorsport.com 日本版
【カブリオレ対決】BMW対メルセデス 6気筒エンジンを搭載するオープントップのM440i xDriveとCLE450のガチンコ勝負!
【カブリオレ対決】BMW対メルセデス 6気筒エンジンを搭載するオープントップのM440i xDriveとCLE450のガチンコ勝負!
AutoBild Japan
トヨタ「和製スーパーカー」がスゴイ! 約500馬力「直6」風エンジン搭載&“スケスケ”な超ロングノーズ仕様! ワイドでカッコイイ「FT-1」とは?
トヨタ「和製スーパーカー」がスゴイ! 約500馬力「直6」風エンジン搭載&“スケスケ”な超ロングノーズ仕様! ワイドでカッコイイ「FT-1」とは?
くるまのニュース
2025年は車を買う! でもどれにする?…スライドドア付き軽自動車・予算別ガイド、3ゾーン48車種
2025年は車を買う! でもどれにする?…スライドドア付き軽自動車・予算別ガイド、3ゾーン48車種
レスポンス
いつ見てもかわいいレトロデザイン!! 超小型車 フィアット新型「トポリーノ」は欧州で大人気! ネットに続々寄せられる熱い思いとは
いつ見てもかわいいレトロデザイン!! 超小型車 フィアット新型「トポリーノ」は欧州で大人気! ネットに続々寄せられる熱い思いとは
VAGUE
ラリージャパンで国沢光宏が躍動! 二つの顔を持つ紳士がルーテシア ラリー5で激走
ラリージャパンで国沢光宏が躍動! 二つの顔を持つ紳士がルーテシア ラリー5で激走
ベストカーWeb
『危ねぇ知らなかった!』危険回避! 知らないと怖いブレーキパッドの交換タイミング~カスタムHOW TO~
『危ねぇ知らなかった!』危険回避! 知らないと怖いブレーキパッドの交換タイミング~カスタムHOW TO~
レスポンス
ソニー、移動をエンタメに変える「MR Cruise」事業化…あらゆる車両に搭載可能に
ソニー、移動をエンタメに変える「MR Cruise」事業化…あらゆる車両に搭載可能に
レスポンス
「前を走るパトカー」“追い越し”て大丈夫? 抜かす派VS抜かない派で賛否両論!? 「やっちゃダメ」な要注意項目とは
「前を走るパトカー」“追い越し”て大丈夫? 抜かす派VS抜かない派で賛否両論!? 「やっちゃダメ」な要注意項目とは
くるまのニュース
日本人初の快挙! moto2チャンピオン小椋藍がトライアンフ トリプル トロフィーを受賞
日本人初の快挙! moto2チャンピオン小椋藍がトライアンフ トリプル トロフィーを受賞
バイクのニュース
【10年ひと昔の新車】ボルボ V60 オーシャンレース エディションは、世界一周ヨットレースを記念したスペシャルバージョン
【10年ひと昔の新車】ボルボ V60 オーシャンレース エディションは、世界一周ヨットレースを記念したスペシャルバージョン
Webモーターマガジン
孤高のミニバンSUV、デリカD:5に「BLACK Edition」新登場、定番の「CHAMONIX」には新たに8シーターを設定
孤高のミニバンSUV、デリカD:5に「BLACK Edition」新登場、定番の「CHAMONIX」には新たに8シーターを設定
カー・アンド・ドライバー
ダイハツの「“すごい”コペン」登場! 軽規格超えた「ワイドフェンダー」×770ccエンジン搭載! 2L並みパワーでめちゃ速い「デカいコペン」 どんなマシン?
ダイハツの「“すごい”コペン」登場! 軽規格超えた「ワイドフェンダー」×770ccエンジン搭載! 2L並みパワーでめちゃ速い「デカいコペン」 どんなマシン?
くるまのニュース

みんなのコメント

41件
  • ********
    >両車の“差別化”どうする?

    マツダ顔が好きか、ダイハツ顔が好きか。
  • swanky1992
    どっちも魅力ないので比べたりもしない
    悪いけど
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

264.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

69.8390.0万円

中古車を検索
ヴェゼルの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

264.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

69.8390.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村