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【FRへの憧憬 17】ポルシェ 928はポルシェらしい重量配分にこだわった実用的スポーツカー

スーパーカーといえばエンジンはミッドシップ・・・と思われがちだが、コンベンショナルなFR(フロントエンジン リアドライブ)を採用しているモデルも、1960年代から21世紀の現代まで数多く存在する。そこで、FRならではの美しい佇まいも備えたスーパースポーツカーを紹介する連載企画をお届けしよう。

PORSCHE 928:ポルシェ 928(1977-1995)
1970年代、ポルシェは空冷エンジン+RR駆動方式の911にさまざまな問題を抱えていた。そこで、ラインアップの拡大を図りつつ、ポルシェの伝統を重視しながら実用的スポーツカーに適した、FRレイアウトの次世代スポーツカーへの代替えを計画していた。

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それが、1975年に発売された直4エンジンを搭載したエントリーモデルの924と、1977年に発売されたV8エンジンを搭載した928である。928は、当時の911より高級なアストンマーティンやフェラーリなどのV12エンジンを搭載したプレミアム・スポーツカーをターゲットに開発され、ポルシェの新たなフラッグシップとなった。

曲面基調ながらボリューム感のあるスタイリングは今までのポルシェ車とは異なるもので、リアには大きなハッチゲートを備えていた。ヘッドライトは点灯時にライト部が飛び出すポップアップ式を採用し、リトラクタブル式のヘッドライトとは異なるが独特の顔つきとなった。インテリアも、質実剛健だった当時の911に対し、ライバルの高級スポーツカーに対抗しうるべく、ポルシェとしては比較的豪華なものだった。

また928は、FRであってもポルシェらしく重量配分にこだわり、ミッションとデフと一体にしてリアアクスル側に搭載したトランクアクスルを採用し、さらにブレーキング時やコーナリング時に外側の後輪をトーイン化してコーナリングを安定させるヴァイザッハ・アクスルを採用していた。

デビュー当初は4.5L(正確には4474cc)で240psのV8 SOHCを搭載していた928だが、年々進化を遂げ、最終的には5.4L(正確には5396cc)で350psを発生する4バルブDOHC(もちろんV8のままだ)を搭載した928GTSにまで発展した。組み合わされるミッションは、5速MTと3速(のちに4速)ATが設定されていた。

だが皮肉なことに、4WD技術やタイヤの進化などのおかげで911は延命し、ポルシェ製FRスポーツカーは一定の認知を得たものの、カリスマRRモデルである911を置き換えるには至らなかった。また、ポルシェ社の経営悪化の影響もあり、928は1995年に生産が中止された。928と同時期にエントリー用FRポルシェとして登場した924も、ターボ化されたり、944→968と進化したが、928と同時期にフェードアウトする。

それでも、18年ほど生産が続けられた928は、ポルシェとしてもスポーツカーとしてもロングセラーモデルだったといえるだろう。結局、ポルシェのFRスポーツカーは事実上一代限りで終わっており、エントリー用ポルシェはミッドシップの718ボクスター/ケイマンに引き継がれ、928の後継的存在はサルーンのパナメーラとなるのだが、それは21世紀が近くなってからの話となる。

ポルシェ 928 主要諸元
●全長×全幅×全高:4474×1836×1313mm
●ホイールベース:2500mm
●車重:1450kg
●エンジン形式・排気量:90度V8 SOHC・4474cc
●最高出力:240ps/5500rpm
●最大トルク:35.6kgm/3600rpm
●燃料タンク容量:86L
●トランスミッション:5速MT/3速AT
●タイヤサイズ:225/50VR16

スーパーカー図鑑のバックナンバー

[ アルバム : ポルシェ928 はオリジナルサイトでご覧ください ]

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