6月7日、2026年MotoGP第8戦ハンガリーGP MotoGPクラスの決勝レースがバラトンパーク・サーキットで行われ、ホンダHRCカストロールのルカ・マリーニは5位、ジョアン・ミルはリタイアとなった。
決勝日も快晴となり、26周のレースは気温29度、路面温度48度で開始を迎える。2台は大半のライダーと同じくミディアム/ソフトを装着し、マリーニが9番グリッド、ミルは13番グリッドからスタートを切るが、直後のターン1では5台が絡む接触事故が発生する。両者は眼前で起きたアクシデントを回避し、マリーニは4番手、ミルは9番手でオープニングラップを終えた。
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表彰台圏内目前の4番手に浮上したマリーニは、2周目にジャック・ミラー(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)に先行を許して5番手に後退。背後にはディオゴ・モレイラ(プロホンダLCR)が迫るも順位を守ってミラーを猛追し、11周目にオーバーテイクを成功させる。ポジションを奪還したマリーニは表彰台獲得を果たすべく、約5.7秒前方を走行するフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)との間合いを縮めることに注力した。
しかしレースペースはバニャイアに軍配が上がり、2台のギャップは6秒以上に拡大。17周目以降はバニャイアの上回るペースも背後に小椋藍(スーパーファイル・トラックハウスMotoGPチーム)が接近し、4番手をかけた攻防戦を繰り広げることに。23周目に開始されたテール・トゥ・ノーズバトルは25周目まで続き、なんとか順位を守っていたマリーニは5番手に後退。ホンダHRCカストロールでの自己最高位更新には至らなかったが、今季の最高位を塗り替える5位でレースをフィニッシュした。
トップ10圏内につけて1周目を終えたミルは8番手にポジションを上げて6周目を迎えたが、ターン1でエネア・バスティアニーニ(レッドブルKTMテック3)との接触が発生する。アウト側からバスティアニーニに接触されたミルは転倒することなく走行を続けたが、このアクシデントによってマシンが損傷してしまう。ミルはペースを崩すことなく周回を重ねるもバイクのダメージは想像以上に大きく、14周目のターン11でスリップダウンを喫することに。戦線離脱を余儀なくされたミルは、今季5度目のリタイアで決勝を終えることとなった。
ルカ・マリーニ(決勝:5位)
「今回も劇的なレースだった。ターン1は常に大きなリスクと隣り合わせだが、幸いなことに今回は順位を上げることができた。他のライダーたちが全員無事であることを願っている。昨晩にセットアップをいくつか変更したことでマシンの調子が良くなり、レースも順調だった。スタート時のポジションアップに助けられた部分はもちろんあるが、いずれにせよ他の部分で順位を上げることはできたと思う」
「終盤は小椋からポジションを奪還するためにあらゆる手を尽くしたが、残念ながら叶わなかった。それでもチャンピオンシップ全体を見ると貴重なポイントを獲得できたことに変わりはないから、タイトル争いに集中して次の2連戦では巻き返す必要がある」
ジョアン・ミル(決勝:リタイア)
「なんてレースだ!エネア(バスティアニーニ)と接触した時にフットペグを破損したと思うが、正確な損傷箇所は確認する必要がある。ディオゴ(モレイラ)の後ろを走っていたときはフロントタイヤの空気圧をうまくコントロールできていたから、ちょっと驚いたよ。序盤があのような展開となっただけに、その後は素晴らしい結果を残せる可能性が明らかにあったと思うから、今日の結果は本当に残念だ」
「だけど一番重要なのは、(中盤の転倒で)自分が無事だったことだ。セットアップに関して、以前から抱えていたいくつかの疑問点を確認できたことは今週末の良い点だった思う。おかげで、いくつかの点についてはより明確な見通しを持ってシーズン後半に臨むことがでるだろう」
[オートスポーツweb 2026年06月08日]
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