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アジア選手権なのに? AsLMSボスが全戦欧州開催を示唆「中東に行かないならセパンを残す意味がない」

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アジア選手権なのに? AsLMSボスが全戦欧州開催を示唆「中東に行かないならセパンを残す意味がない」

 チャンピオンシップの運営組織であるALMEM(アジアン・ル・マン・エンデュランス・マネジメント)のボス、フレデリック・ルキアンCEOによると、ドバイとアブダビでレースが開催できない場合、2026-2027年のAsLMSアジアン・ル・マン・シリーズは全ラウンドがヨーロッパで実施されることになるという。

 この発表は、共同プロモーターのSROモータースポーツ・グループを率いるステファン・ラテルによる、中東の不安定な情勢が続く場合、次のシーズンはヨーロッパにより「近い」場所に留まるだろうという最近のコメントを受けてのものだ。

アジアン・ル・マン中東ラウンドの東南アジアでの代替は「可能性が低い」。欧州内での開催を検討か

 先週末のル・マンでSportscar365の取材に応じたルキアンは、当初予定されていたアラブ首長国連邦(ドバイとアブダビ)でのダブルヘッダーと、それに続く1月中旬のセパンでの最終戦というカレンダーを確定させるかどうかは、夏の半ばを期限として判断すると述べた。

「中東の状況が変わらなければ、次のアジアン・ル・マン・シリーズは少し異なるものになる可能性がある」とルキアンはSportscar365に語った。

「我々は夏の間になんらかの決断を下さなければならない。仮に中東での開催が難しい場合には、間違いなくヨーロッパでレースをすることになるだろう」

 これは事実上、シリーズをヨーロッパの“ウインター・チャンピオンシップ”へと変えることになり、初めてアジア大陸でのラウンドが開催されないことを意味する。

 AsLMLSは、新型コロナウイルス感染症のパンデミックの影響で、2021年から23年にかけて、アジアに含まれる中東へと拠点を移した。2023-2024年シーズンには一部のレースでもとの拠点である東南アジアに戻ったが、ドバイ・オートドロームとヤス・マリーナ・サーキットの両方をカレンダーに残していた。

 中東でのレース数を減らす意図はあったものの、イランでの戦争勃発により発表が延期されている次シーズンのカレンダーでは、11月初旬にバーレーンで開催されるWEC世界耐久選手権の2026年シーズン最終戦の数週間後に、ドバイとアブダビの両方が組み込まれていたと理解されている。

 主催者は冬の間に、バルセロナ、ポール・リカール、ポルティマオといった会場でのヨーロッパ開催に踏み切る可能性があり、ルキアンが述べる参戦者のコスト関連の懸念から、東方へはまったく進出しない見込みだ。

 これは、Sportscar365が把握しているところによれば、セパンでの最終戦を維持しつつ中東の枠を代替する可能性についてLMEMと協議していた、オーストラリアのふたつのサーキットからの提案があったにもかかわらずのことだ。

 AsLMSは2020年1月に、WECのLMGT3ドライバーであるヤッサー・シャヒンが所有するザ・ベンド・モータースポーツ・パークでレースを開催したことがある。

「レースを南ヨーロッパで開催することが、イベントを組織する上でもっとも安全な方法だと考えている」とルキアンは述べた。「中東に行かないのであれば、セパンを維持することは意味をなさない」

「それは誰にとっても多額の費用がかかることになり、今はそれを必要としていない」

 ヨーロッパへのカレンダー変更の可能性は、シリーズへのハイパーカー・クラスの導入と重なっている。ACOフランス西部自動車クラブのピエール・フィヨン会長によれば、3台から6台のハイパーカーが参戦する見込みだという。

 ル・マンで開催されたACOの年次記者会見において、LMP3カテゴリーの新たな行き場としてアジアン・ル・マン・カップが新設されることが確認された。これは、ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズをサポートするミシュラン・ル・マン・カップの形式に倣うことを目的としている。

「LMP3はメインイベント(AsLMS)から外れるため、P3とGT3によるアジアン・ル・マン・カップを創設することにした」とルキアンCEO。「詳細は詰めているところだが、ヨーロッパのミシュラン・ル・マン・カップとほとんど同じ形式になるはずだ」

「日の出と日没の関係で、一日の時間に注意を払わなければならない。現時点で、レースが2時間になるのか、それとも1時間30分になるのかを答えるのは非常に難しい」

「しかし、基本的な考え方は同じで、ミシュラン・ル・マン・カップのように行うことだ。そこには大きな可能性がある」

 一方、フィヨン会長は、2026-2027年のAsLMSのカレンダーは、今年のWECシーズンの最終2戦の公式発表と同時にリリースされると述べた。世界選手権の最終2戦は現在もカタールとバーレーンで予定されているが、中東での開催が不可能な場合に備え、バルセロナとモンツァが代替候補地として検討されていることが分かっている。

[オートスポーツweb 2026年06月17日]

文:AUTOSPORT web
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みんなのコメント

4件
  • an_********
    もともとACOがル・マンレギュレーションによる下位レースによってスポーツカーレース界を牛耳る目的でELMS、AsLMSをつくり、IMSAと提携をしたわけだが、IMSAはLMDhの方が優勢だし日本はじめアジアからのエントラントも集まらない。結局、ELMS一本でええやん、となるわな。
  • nac********
    このシリーズ知らんかったけど、そのボスとやらが全てヨーロッパでやるって言うなら好きにさせたらいいのではないでしょうか。ボスも満足やろうし。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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