アルピーヌの魂を宿したスポーツファストバック
アルピーヌは「A290」に次いで第2のBEVモデルとなる「A390」を2025年5月27日、フランスのディエップで世界初公開した。3つのモーターを搭載するAWDの5シーター・スポーツファストバックとして、2025年第4四半期から発売される予定で、価格は6万5000ユーロ~7万6000ユーロの範囲とアナウンスされている。さっそく詳細をお伝えしよう。
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A390はGTとGTSの2グレードがラインナップ
ついに全貌が明らかにされたアルピーヌA390。気になるスペックは、ボディサイズが全長4615mm×全幅1885mm×全高1532mm、ホイールベース2708mm。フロントオーバーハング925mm、リアオーバーハング982mmで最低地上高152mmとなっており、車両重量は2121kg。前後重量配分は49:50となっている。また、ラゲッジスペースは532Lと、5人乗りSUVとして十分以上の実用性を確保したのもアピールポイントだ。
駆動用モーターをフロントに1基、リアに2基搭載するAWDのBEVであり、バッテリー容量は89kWhで後続距離は520km~555km(WLTP)。急速充電は190kWまで対応するという。
A390は「GT」と「GTS」の2グレードが展開される。GTは最高出力400ps(295kW)/最大トルク650Nmで最高速度200km/h、0-100km/h加速4.8秒。ハイパフォーマンス仕様のGTSは470ps(345kW)/808Nmで最高速度220km/h、0-100km/h加速は3.9秒を誇る。
シャシー・セッティングは、アルピーヌのベンチマークである「A110」の俊敏性、軽さ、安定性を可能な限り再現したとのことで、油圧式ストッパーを備えた専用サスペンションを採用。ブレーキにはアルピーヌ初となる6ピストンキャリパーとφ365mmのディスクを装備している。タイヤはミシュランと共同開発した専用品で、GTがパイロットスポーツEV(245/45R20)、GTSがパイロットスポーツ4S(245/40ZR21)を履くほか、クロスクライメイト3スポーツ(245/45R20)も用意され、いずれも「A39」のマーキングが施される。
アクティブトルクベクタリングとオーバーテイク機能がもたらす走りとは
A390のパフォーマンス面での最大の武器は、3モーター×AWDのパワートレインのために開発された「アルピーヌ・アクティブトルクベクタリング」だ。2つのリアモーターが独立してホイール制御を行い、とくに外側のホイールに大きなトルクを供給することで、自然なヨー・トルクを生み出し、大きなボディサイズと重量にともなう慣性を減殺。具体的には、操舵角と車速に応じて後輪へのトルク配分に差をつけて左右輪のスリップ差を補正し、車両のアンダーステアやオーバーステアを修正していく。この制御はミリ秒単位で作動するという。
走行モードは、「セーブ」「ノーマル」「スポーツ」「パーソ」、そして「トラック」から選択できる。各モードでアクティブトルクベクタリング、ESC、トラクションコントロールを設定でき、ESCは完全に解除することも可能だ。
回生パワーはステアリングホイールから調整可能で、RCH(Rechargeの意)と記された青い物理スイッチを使用する。これはF1のステアリングホイールのデザインにヒントを得たものだという。最初のポジションでは完全なフリーホイール・モードとなるが、レベル1はICE車のようなエンジンブレーキに相当し、レベル2以降は回生ブレーキのレベルを段階的に上げていく。
ステアリングホイールから「OV」と書かれた赤いスイッチで発動する「オーバーテイク機能」は、押すと最大10秒間パワーが増加する。再びフルパワーで使用できるようになるには、30秒の再充電時間が必要となるが、15秒経過した時点で5秒間だけ持続する別のブーストを呼び出すことができる。モータースポーツとゲームにヒントを得たこのオーバーテイク機能が発動している間は、インストルメントパネルにはスピードを表すアニメーションと残り時間が表示され、中央のアルピーヌ・テレメトリクスのスクリーンにはダイナミックなアニメーションが表示されるとのことだ。
* * *
新型アルピーヌA390のライバルがポルシェ「マカン」となることは衆目の一致するところだが、最高出力630psを発揮するマカン・エレクトリックに同レベルのパワーで対抗することはせず、独自のドライビング・ダイナミクスを追求して軽快かつ刺激的な走りを追求して仕上げてきた点は、いかにもアルピーヌらしい。日本で実際にステアリングを握れる日が、今から待ち遠しい。
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みんなのコメント
この手のメーカがEV作っても高いでしょ
売れるかな