「L」マークから“バラ文字”へ 変わった「LS」の後ろ姿
トヨタ自動車は2026年9月10日、レクサスブランドのフラッグシップセダン「LS」の一部改良モデルを発売しました。
【画像】「L」マークが“バラ文字”に! 後ろ姿が変わったレクサス「LS」改良モデルを写真で見る(27枚)
「LS」は1989年のブランド創設と同時に米国で発売されて以来、レクサスの礎を築いてきたモデルです。現行型は2017年に登場した5代目で、全長5mを超える堂々としたボディに低く構えたクーペライクなフォルムを組み合わせたフラッグシップセダンとして展開されています。
今回の改良では、新たにセンタートンネルを補強するなどボディの“体幹”を強化。リアサスペンションブレースとラゲッジブレースには、熱硬化樹脂を塗布・焼きつけることで振動を抑える“REDS(レスポンス向上減衰構造)”を採用しています。
あわせて、AVS(アダプティブ・バリアブル・サスペンション・システム)とEPS(電動パワーステアリング)の制御も見直し、操縦安定性と上質な乗り心地をさらに磨いているのがポイントです。
一方、SNSで特に話題になっているのは、もっと分かりやすい“見た目”の変化です。リア中央のブランドロゴが、「L」をかたどった従来仕様のエンブレムから、「LEXUS」の文字を一文字ずつ配置した“バラ文字エンブレム”に変更されています。
SNSでは、「バラ文字エンブレムになった『LS』のお尻が圧倒的にカッコいい」、「意外と好き」など、新しい後ろ姿を歓迎する声が見られます。大柄な「LS」のリアまわりに「LEXUS」の文字が横方向へ広がることで、従来以上にワイドな印象やブランドの存在感を覚える人もいるようです。
とはいえ、今回の変更を惜しむ声もあります。「セダンは前も後ろも文字じゃなくて『L』のエンブレムの方がいい」、「『L』マークの方がスッキリしていて威厳がある」、「ちょっと見慣れない」といった反応です。
近年のレクサス車は、「ES」や「NX」、「RX」などでリアに「LEXUS」の文字ロゴを採用するなど、ブランド全体で共通したデザイン表現になりつつあります。しかし「LS」は、長年にわたって「L」エンブレムを背負ってきた象徴的なセダン。「NX」や「RX」といったSUVなら自然に見えるバラ文字のロゴも、従来のエンブレムに“威厳”や“格式”を感じていたファンほど、違和感を覚えやすいのかもしれません。
小さなディテールの変更ですが、フラッグシップの後ろ姿をどう見せるかという点では、意外に大きな変化だったといえそうです。
ピュアエンジン車の「LS500」が消滅 ハイブリッドに一本化
もうひとつ大きな変化が、パワートレインのラインナップ変更です。
改良後の「LS」は、3.5リッターV6エンジンとモーターを組み合わせるハイブリッド車「LS500h」のみのラインナップに。グレードは「“Fスポーツ”」、「“バージョンL”」、「“エグゼクティブ”」の3種類で、いずれも2WD(FR)とAWDが選べます。従来設定されていた3.5リッターV6ツインターボ搭載の「LS500」は、今回、姿を消しています。
SNSでは「ハイブリッドのみになったか」とパワートレインの変化に反応する声がある一方、「ガソリン車が好きな人には残念」と「LS500」を惜しむ意見も見られます。
V6ツインターボならではの力強い加速が持ち味だった「LS500」に対し、「LS500h」はフラッグシップに求められる静粛性やなめらかさ、電動化による効率を兼ね備えたモデル。高級車にも電動化が求められるなか、今回の一本化を時代の流れとして受け止める声もあるようです。
インテリアの進化に対しても、好意的な反応が目立ちます。
今回の改良では、全車にパノラマルーフをメーカーオプションとして新設定。前方にメッシュディフレクターを採用し、ルーフを開けた際の風切り音を抑えながら、後席まで開放感を届ける仕様としています。さらに最上級グレードの「“エグゼクティブ”」では、オーナメントパネルに切子調カットガラスを選べる内装色を拡充しました。
SNSでは、「内装がめちゃくちゃオシャレ」、「白内装にガラスパネルはラグジュアリーすぎる」といった声も。派手なデザイン変更ではないものの、ショーファーカーとしての後席の開放感や、レクサスらしい工芸的な内装表現をさらに強化したことが評価されているようです。
価格(消費税込)は「LS500h“Fスポーツ”」2WD(FR)の1414万円から、最上級「“エグゼクティブ”AWD」の1805万円まで。SNSでは「一度でいいから新車で『LS』を買いたい」と憧れを示す声がある一方、その価格に現実的な反応を示すユーザーもいます。
今回の一部改良でレクサスが力を入れたのは、分かりやすい最高出力の向上でも、大幅なデザイン変更でもありません。センタートンネルの補強、REDSの採用、AVSやEPSのチューニングなど、乗れば魅力を感じられる部分を細かく磨き上げています。
SNSで最も注目を集めたのは、意外にもリアのエンブレムでした。「バラ文字エンブレムがカッコいい」と歓迎する人がいる一方、「“Lマーク”の方がよかった」という声もありました。フラッグシップだからこそ、細かな変更にもファンのこだわりが表れているのでしょう。
ハイブリッドへの一本化、パノラマルーフの設定、そして走りと乗り心地の熟成。大きく姿を変えるのではなく、レクサスの原点である静粛性と乗り心地を細部から磨き上げた“熟成型”のアップデートといえそうです。(VAGUE編集部)
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みんなのコメント
ハンドルもバラ文字だろ…
好まないな…