輸入車 [2026.05.10 UP]
中古で狙いたい王道輸入車10選。愛されモデルの相場と狙い目をチェック
前半で紹介した王道の輸入車選び、中古車ならばさらに身近な価格で入手可能。今回は、それらの先代モデルや現行初期型モデルにフォーカスを当てて相場を紹介しよう。
【メルセデス・ベンツ】の歴史といま買いの中古車 世界最古の自動車ブランド140年の軌跡
【メルセデス・ベンツ Cクラス(先代)】カジュアルにも、フォーマルにも使える
それ以前の(W204)は直線基調のシャープなデザインだったが、W205ではSクラスと共通の丸みを帯びたスタイルとなった。
輸入車の王道といえば、やっぱりメルセデス。そのなかでもCクラスは、多くのユーザーに愛されている鉄板チョイスといえる。その理由は、現実的な予算で買える価格帯に加えて、都市部でも扱いやすいちょうどよい大きさ。そしてカジュアルにもフォーマルにも使えるクリーンなルックスも魅力だ。
撮影車は2014年モデルの「C 200 アバンギャルド(AMGライン装着車)」。赤いレザー内装がスポーティさを引き立てている。シートもスポーティ。
今回紹介するのは、2014年7月に導入された先代モデル(W205)。「アジリティ&インテリジェンス」をテーマに、先代からさらにスポーティな走りを身につけたのが特徴となっている。レーダーセーフティパッケージをはじめとする先進安全装備も充実したのもトピック。中古車価格帯は130万円からで、低予算から探せるように。
中古車参考価格帯:130万円~500万円(14年~21年 セダンのみ、AMGを除く)
[世代別中古車物件比率]物件が最も豊富なW205世代
W20634%W20552%W20411%その他3% 世代別の物件比率を見ると、最も豊富なのが先代モデルのW205で、全体の半数以上を占めている。次いで多いのが現行型(W206)。この2世代が中古車のほとんどを占めており、先々代(W204)は1割程度。それ以前のCクラスは現在ほとんど見かけることがなくなった。
[ANOTHER CHOICE]|メルセデスAMG C 63|予算があればねらいたいAMGモデル
せっかくメルセデスに乗るならAMGをねらってみたい。そんな人におすすめなのが、W205の「C 63」。現行世代は2L4気筒となりAMGらしさが薄まったが、先代モデルは4LV8ツインターボと昔ながらのAMG。現在は400万円の予算から探せるようになった。
基本的なデザインは標準モデルと共通だが、ステアリングのグリップ部に吸湿性に優れたDINAMICA素材を使用。
中古車参考価格帯:400万円~950万円(15年~21年 AMG 63系のみ)
【ポルシェ 911カレラ(タイプ991)】一度は手にしたい真のスポーツカー
セダンの王道がメルセデスだとすれば、スポーツカーの王道はポルシェ。なかでも911は半世紀以上にも及ぶ歴史を持つリアルスポーツカー。ただし、現行モデルは高価で手が出し難いのも事実。しかし、ひとつ前の世代(タイプ991)に目を向けると現実的なゾーンに。
撮影車は2015年モデルのスタンダードな「カレラクーペ」。飾り気のないデザインだが、強者のオーラの漂うルックスに惚れ込んでしまう。
今回は比較的リーズナブルな価格のカレラ系にフォーカスを当てる。中古車価格帯の下限は700万円からとなっており、中古車平均価格は1180万円。物件が多く、コンディションのよい個体も揃っている。
カレラクーペのインテリアは、シンプルだが機能的なデザイン。ブラック基調でまとめられ、シートやステアリングなど細部にわたる質感は高い。
中古車参考価格帯:700万円~1800万円(12年~19年 911カレラ系のみ)
[世代別中古車物件比率]古い世代の911は徐々に少なくなってきた
99241%99126%99710%9965%9935%9645%9302%その他6% 中古車市場に流通している大半は、いわゆる水冷ポルシェ。993以前の空冷モデルは2割弱で、古い世代のモデルは年々手が出しにくくなっている。現在中古車として買えるのは現行のタイプ992が主流で、次いで先代のタイプ991。
[ANOTHER CHOICE]|ポルシェ 911ターボ(タイプ991)|ワンランク上の走りを求めるならターボという選択も
圧倒的なパフォーマンスとラグジュアリーな内装が魅力の911ターボという選択。こちらは2013年5月に日本で発表され、3.8L水平対向6気筒ターボを搭載する。撮影車は2017年モデルの「ターボ カブリオレ」。最高出力は540馬力、最大トルクは72.4kgmを発揮する。
中古車参考価格帯:1400万円~2100万円(13年~19年 ターボ系のみ)
【ボルボ XC60】安全性と快適性を重視するならボルボ
王道チョイスといえばドイツ車を思い浮かべることが多いが、じつはスウェーデンのボルボも昔から人気のあるブランド。ここ最近は電気自動車に力を入れているボルボだが、中古車として探すなら2017年に登場した2代目のXC60に注目が集まる。その理由はなんといっても、充実した安全装備の数々。インテリセーフ10と呼ばれる先進安全装備が盛り込まれ、乗員はもちろん歩行者や自転車を保護。これにはACCも含まれているので、ロングドライブも快適にサポートしてくれる。
ジャストサイズのミドルクラスSUVで、全長4690mm、全幅1900mm、全高1660mmという扱いやすい大きさ。ボルボの伝統的なリアビューも健在で、頼もしいルックス。
すでに発売から9年が経過しているが、今でも新車で販売される。リーズナブルに購入するなら5年落ち以前、たとえば2020年モデルなら370万円前後で購入可能だ。
撮影車は2018年モデルの「D4 AWD インスクリプション」。ホワイトのインテリアは開放感にあふれており、快適なドライブを約束。大ぶりのシートは疲労を軽減する。
中古車参考価格帯:270万円~850万円(17年~25年 全グレード)
[世代別中古車物件比率]2世代存在するが市場は現行型中心
2代目85%初代15% XC60が初めて登場したのは2009年のこと。当時から完成度が高く中古車市場でも人気のモデルだったが、現在は15%程度しか流通していない。いま購入するなら必然的に2017年に登場した2代目となる。ただし極端に値崩れはしておらず、リセール時も有利な状況。
[ANOTHER CHOICE]|ボルボ XC40|よりリーズナブルに買うならXC40を
XC60は発売から時間が経っているとはいえ、現行モデルゆえ相場は高値をキープしている。そこでねらいたいのが弟分のXC40。こちらはひとまわり小型のクロスオーバーだが、安全装備は上位モデルに遜色ないほど充実しているし走りも良好。200万円台前半の予算から探せる。
XC60の1年遅れで導入されただけあり、内外装はXC60とよく似たデザイン。全長4425mmなので扱いやすいのが◎。
中古車参考価格帯:190万円~500万円(18年~25年 XC40全グレード)
【フォルクスワーゲン ゴルフGTI(先代)】ホットハッチのベストバイモデル
元祖ホットハッチといえばフォルクスワーゲン ゴルフGTI。現行世代まで8世代のゴルフすべてに設定された、もはや定番中の定番ともいえる。今回紹介するゴルフVIIのGTIは2013年に日本に導入された。従来どおり2L直4ターボを搭載し、発売当初は220馬力を発揮。トランスミッションは6速DSGが組み合わされた。中古車物件も充実しており、現在は100万円台後半の予算からねらえる。なお、限定車「TCR」は相場が高め。
すでに発売から9年が経過しているが、今でも新車で販売される。リーズナブルに購入するなら5年落ち以前、たとえば2020年モデルなら370万円前後で購入可能だ。
チェック柄のスポーツシートはGTIの伝統デザイン。サポート性にも優れ、ちょっとしたスポーツドライビングにも応えてくれる。
中古車参考価格帯:170万円~310万円(13年~21年 GTIのみ)
[世代別中古車物件比率]VI以前のGTIは物件が少なくなった
VIII27%VII50%VI8%V8%その他7% 全8世代存在するGTIだが、中古車として最も入手しやすいのはVII。こちらは相場が手頃で全体の半数を占めている。次いで現行型のVIIIが豊富だが、中古車価格はまだ高め。VIやVも入手可能だが、年々在庫が少なくなっている。
[ANOTHER CHOICE]|フォルクスワーゲン ゴルフR(先代)|ワンランク上の走りを味わうならR
GTIのさらに上に位置する高性能バージョンがゴルフR。VIIベースのゴルフRは2L直4ターボを搭載し、発売当初は最高出力280馬力を発揮。駆動方式は4WDで安定感のある走りが魅力だ。
中古車参考価格帯:200万円~340万円(14年~21年 全グレード)
【ジープ ラングラー(先代)】オフロードカーの王道チョイスはコレ!
オフロードに強いブランドといえば、やっぱりジープだろう。なかでも特にハードコアな走りを実現するのがラングラー。今回紹介する先代モデル(JK型)は2007年に登場し、すでに20年近く前のモデルとなっている。しかし、新車販売が好調だったゆえ中古車市場にもまだ多くの物件が流通しており、手頃な価格で入手可能。おすすめは5ドアモデルのラングラーアンリミテッドで、200万円台半ばの予算からねらえる。
ラングラーを探すなら5ドアのアンリミテッドがおすすめ。物件豊富でお気に入りの車両を見つけやすいし、実用性も良好。
中古車参考価格帯:180万円~360万円(07年~18年 ラングラー全グレード)
[世代別中古車物件比率]全4世代のラングラー現行型が最も豊富
JL58%JK34%TJ8% 1987年に登場して以来、オフロードセグメントを席巻したジープ ラングラー。現在まで4世代にわたり販売されてきたが、現在入手できるのは2代目以降。最も豊富なのが現行型(JL型)で6割弱を占めている。先代(JK型)は3割にまで減った。
[ANOTHER CHOICE]|ジープ グランドチェロキー|上質な走りのグランドチェロキーに注目
ジープのなかでもラグジュアリーなポジションなのがグランドチェロキー。撮影車は3列シートを備えた「L」モデルで、豪華な室内と充実した装備が特徴。中古車価格は400万円台後半から。
中古車参考価格帯:460万円~660万円(22年~25年 全グレード)
文●ユニット・コンパス ※中古車参考価格は2026年4月グーネット調べ。※ナンバープレートはすべて、はめ込み合成です。
(掲載されている内容はグーワールド本誌2026年6月号「愛され続ける人気モデルの条件【王道のDNA】」記事の内容です)
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