7月18日(土)、2026年FIA F2第8戦のスプリントレースがベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで行われ、ジョシュア・デュルクセン(インビクタ・レーシング/メルセデスF1開発ドライバー)が今季2勝目/自身通算6勝目を飾った。18番グリッドスタートの宮田莉朋(ハイテック/TGR-DC)は17位となった。
スプリントレースのトップ10グリッドは予選上位10台のリバースグリッドで決定され、10番手タイムを記録したセバスチャン・モントーヤ(プレマ・レーシング/元F1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤの息子)がリバースポールを獲得した。
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フロントロウ2番グリッドにマルティニウス・ステンスホーン(ロダン・モータースポーツ)、2列目3番グリッドにロマン・ビリンスキー(ダムス・ルーカスオイル)、4番グリッドにデュルクセンが続いた。
なお、選手権首位のニコラ・ツォロフ(カンポス・レーシング/レッドブル育成)は7番グリッド。選手権2位のガブリエレ・ミニ(MPモータースポーツ/アルピーヌ育成)は14番グリッドからスタートとなった。
全車がプライムタイヤ(ミディアムタイヤ)を装着するなか、タイヤ交換義務のない18周もしくは45分+1周のスプリントレースは、気温21度、路面温度34度というコンディションでスタートを迎えた。
3番グリッドのビリンスキーが大きく出遅れるなか、ポールスタートのモントーヤはターン1のホールショットを守る。しかし、ケメルストレートエンドのターン5で2番グリッドのステンスホーンがモントーヤをかわし、ラップリーダーの座を奪う。
これで首位ステンスホーン、2番手モントーヤ、3番手デュルクセン、4番手はディーノ・ベガノビッチ(ダムス・ルーカスオイル/フェラーリ育成)、5番手ツォロフ、6番手はアレクサンダー・ダン(ロダン・モータースポーツ/アルピーヌ育成)というトップ6でオープニングラップを終えた。
首位浮上のステンスホーンはファステストラップを更新しつつ周回を重ねた。一方、2番手モントーヤは4周目にステンスホーンに1.3秒差をつけられてDRSのアドバンテージを失う。これで3番手デュルクセンがモントーヤとのギャップを縮め、6周目のターン5でデュルクセンが2番手に浮上する。
その直後、6周目のターン6で21番手争いを繰り広げる宮田とキアン・シールズ(AIXレーシング)が接触。シールズはそのはずみでスピンを喫し、ターン7のバリアにヒットして車両を止めた。シールズは「宮田が僕をウォールに叩きつけた!」と無線で怒りを露わにしたが、レーシングアクシデントと判断され審議は行われなかった。
これでセーフティカー(SC)導入となり、レースは8周目に再開された。それまで築いたリードがゼロになった首位ステンスホーンにとっては危うい場面だった。
ステンスホーンはリスタート直後でDRSが使えない間に、2番手デュルクセンに1秒以上のギャップを築きたがったが、10周目に再びDRSが使えるようになった際に、トップ2台のギャップは0.7秒だった。
10周目、DRS区間のケメルストレートの先にあるターン5で0.2秒までギャップが縮まると、翌11周目の同じくターン5でデュルクセンがトップに浮上した。
これで、今度はステンスホーンがDRSを使えるようになった。ステンスホーンは12~13周目にケメルストレートエンドで0.2~0.3秒差まで近づく。ただ、デュルクセンはセクター2がステンスホーンに比べ0.6秒ほど速く、一進一退の状況だった。
そんななか、13周目のターン17(ブランシモン)で8番手走行のジョン・ベネット(トライデント)が高速スピン。後続が接近するかなり危うい状況だったが、幸い追突などはなく。ベネットはターン18のコース上で車両を止め、2度目のSC導入となった。
SC中はほとんどの車両がコースに留まったが、宮田はこのSC中にオプションタイヤ(スーパーソフトタイヤ)に履き替えて16番手でコースに復帰した。
レースはファイナルラップとなる18周目に再開された。再開直後のターン1ではツォロフがモントーヤをパスし4番手に浮上。ツォロフは前人未到の4連勝には届かなかったが、今回も選手権首位らしい勝負強さを見せつけた。
リスタート周回となったファイナルラップはDRSが使えなかったこともあり、デュルクセンがトップを守ったままチェッカー。開幕戦メルボルンのスプリントレース以来となる今季2勝目を飾った。
ステンスホーンが2位に続き、ファステストラップポイントの1点も獲得。ベガノビッチが3位で続いた。4位はツォロフ。そのツォロフにファイナルラップにかわされたポールシッターのモントーヤはコースオフもあり9番手に後退。ダンが5位、ラファエル・カマラ(インビクタ・レーシング/フェラーリ育成)が6位となった。なお、選手権2位のミニは車両トラブルでリタイアとなった。
コルトン・ハータ(ハイテック/キャデラックF1テストドライバー)は13位。宮田にはトラックリミット違反に伴う2度の5秒ペナルティ(合計10秒)が下ったが、順位は変わらず17位だった。ハイテックは今回も入賞には届かなかった。
続けて、2026年FIA F2第8戦スパ・フランコルシャンのフィーチャーレース(決勝レース2)は日本時間19日(日)17時(現地時間10時)より、タイヤ交換義務を有する周回数25周もしくは60分+1周で争われる。
■2026年FIA F2第8戦スパ・フランコルシャン スプリントレース正式結果
Pos./No./Driver/Team/Time/Gap
1/2/J.デュルクセン/インビクタ・レーシング/41'53.482
2/14/M.ステンスホーン/ロダン・モータースポーツ/0.606
3/7/D.ベガノビッチ/ダムス・ルーカスオイル/1.273
4/6/N.ツォロフ/カンポス・レーシング/1.798
5/15/A.ダン/ロダン・モータースポーツ/3.357
6/1/R.カマラ/インビクタ・レーシング/4.054
7/8/R.ビリンスキー/ダムス・ルーカスオイル/4.607
8/10/O.ゲーテ/MPモータースポーツ/5.173
9/11/S.モントーヤ/プレマ・レーシング/5.867
10/24/L.ファン・ホーペン/トライデント/6.236
11/12/M.ボヤ/プレマ・レーシング/6.688
12/17/T.イントラフヴァサク/ARTグランプリ/7.141
13/4/C.ハータ/ハイテック/7.524
14/20/E.フィッティパルディJr./AIXレーシング/8.057
15/16/K.マイニ/ARTグランプリ/8.222
16/23/R.ヴィラゴメス/VAR/8.812
17/3/宮田莉朋/ハイテック/19.066
-/22/N.バローネ/VAR/4Laps
-/25/J.ベネット/トライデント/DNF
-/9/G.ミニ/MPモータースポーツ/DNF
-/5/N.レオン/カンポス・レーシング/DNF
-/21/C.シールズ/AIXレーシング/DNF
・ファステストラップ:
#14 マルティニウス・ステンスホーン(ロダン・モータースポーツ):1分59秒985(4/18)210.146km/h
・ペナルティ:
#3 宮田莉朋(ハイテック):5秒タイムペナルティ/トラックリミット違反4回
#3 宮田莉朋(ハイテック):5秒タイムペナルティ/トラックリミット違反5回
[オートスポーツweb 2026年07月18日]
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