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想像よりもイイじゃん!──マツダ2 15 BD i Selection試乗記

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想像よりもイイじゃん!──マツダ2 15 BD i Selection試乗記

熟成を重ねたマツダ2の新グレード「15 BD i Selection」に、『GQ JAPAN』ライフスタイル・エディターのイナガキが乗った。

マツダ2 15 BD i Selectionの特徴

11年目の底力──マツダ2 15 BD i Selection試乗記

1.エクステリア2.インテリア3.走行性能4.価格&まとめ1.エクステリア

試乗車のマツダ2 15 BD i Selectionは、薄いブルーのボディカラーが印象的だった。

正式名称は「エアストリームブルーメタリック」。「弾むように楽しく軽やかなフットワークを。」を、コンセプトに青い空を勢いよく流れる風をイメージしたという。

マツダ2 15 BD i Selectionのボディ各所には、オレンジのアクセントがバランス良くあしらわれている。

マツダ2 15 BD i Selectionの足まわりには、オレンジがあしらわれた2トーンのフルホイールキャップが目をひく。ドアミラーキャップやリヤスポイラー、ボディサイドのデカールなどもオレンジだ。望めばルーフフィルム(メーカーオプション)も選べる。ドアミラーのカラーと合わせて、ボディ同色以外にホワイト、ブラックを用意した。

街中で見るマツダ2の多くが、モノトーンだけにマツダ2 15 BD i Selectionは新鮮だ。そのモノトーンも、匠による手塗を再現したマツダ独自の塗装技術である「匠塗 TAKUMINURI」で手がけた鮮やかな「ソウルレッドクリスタルメタリック」などが選べる。濁りのない深みと艶感が特徴の美しいボディカラーを、Bセグメントのコンパクトカーに設定するのはマツダ車の魅力だ。

2.インテリア

マツダ2 15 BD i Selectionのインテリアは、インパネのグロスライトブルーが個性的だ。上部には、コネクティッドサービスに対応した最新のマツダコネクトを設置。センターディスプレイの大型化(8.8インチ)に加え、音声/映像のデジタル伝送化による音質/画質の向上だけでなく、従来対応できなかったコネクティッドサービスの提供も可能とした。

コネクティッドサービスの活用で、急病や車両故障時、オペレーターが救急や警察、販売会社と連携してユーザーのサポートを行うマツダエマージェンシーコールやマツダアドバイスコール、リモートコントロールなど利用できる。

マツダ2 15 BD i Selectionは、Apple CarPlayやAndroid Autoにも対応するもののタッチパネルではないため、慣れないと操作がしにくい。ほかのマツダ車同様のウィークポイントで、次期モデルは改善を望みたい。

3.走行性能

マツダ2 15 BD i Selectionを運転すると、軽快な走りがイイ。スポーティな15MBを設定するだけあって、操縦性はよく煮詰められている。コンパクトカーらしい、キビキビとした動きが楽しい。

高速道路では、グローバルモデルだけあってまずまずの直進安定性を発揮。あらゆる道で、高レベルの走りを提供する。

高い操縦性に寄与するのは「G-ベクタリング コントロール プラス(GVC Plus)」だ。GVCは、“車両の加速度(G)を方向付ける(Vectoring)制御(Control)”の略称。ドライバーのハンドル操作に応じてスムーズで効率的な車両挙動を実現する世界初の技術である。進化したGVC Plusは、新たにブレーキによる姿勢安定化制御を追加し、より安心感のある走りを提供するのだ。

マツダ2 15 BD i Selectionが搭載するSKYACTIV-G 1.5(高圧縮ガソリンエンジン)は、これまでよりも圧縮比を上げることで、さらなる燃焼効率化を実現。同時に、力強さと軽快さを両立したのが特徴だ。最高出力110ps、最大トルク142Nmだから目覚めるような加速性能は味わえないが、必要にして十分。高速道路でもストレスはない。

個人的にマツダ2 15 BD i Selectionの好ましい点はオルガン式アクセルペダルの採用だ。足の動きとペダルの動きが一致するため、アクセルとブレーキを自然に踏み替えられるのだ。自然なペダルレイアウトも運転時の楽しみを増す。まっすぐな姿勢でシートに座り、足を自然に伸ばして操作できる位置にアクセルペダル、ブレーキペダルがあるのだ。

4.価格&まとめ

登場から約11年目であるものの、マツダ2は現役バリバリ。古さを感じさせない。強力なライバルと較べ、装備や性能差はあるかもしれないが、想像よりもその差は小さい。

マツダ2 15 BD i Selectionが2WDで¥1,777,600という価格も魅力だ。おなじ1.5リッターエンジン搭載のヤリスが¥1,811,700~、フィットが¥1,720,400~。いずれもベーシックモデルだけに、15 BD i Selectionのような個性はあまりない。

170万円台で、マツダ自慢のカラーコーディネートモデルが購入できるのは大きな魅力だ。

▲試乗記の続きはこちら→

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文:GQ JAPAN 稲垣邦康(GQ)
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みんなのコメント

1件
  • けいのじ
    〉ライフスタイル・エディターのイナガキが乗った。
    おいおい、イナガキ、あなたが乗ってどんなレビュー出来るの?無理だろ?単なる見栄っ張りで、ひょんなことから中古のフェラーリ買ったとか適当な自分の自慢する為の記事しか書いてないだろ?車の記事なのに、その車の感想とかじゃなく、ひたすらトラブル起きてお金がこれだけかかりましたとかばかりだったよな?あと、色んなメーカーとかのステマ。挙句の果てに、フェラーリ・ローマを新車で注文して、納車まで時間かかるから認定中古のフェラーリで繋ぐとか、すごい事言ってたよな?口だけだったけど。
    車の記事なのに、なぜか祖父母の話やらでお坊ちゃん自慢とか痛々しかったな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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