タイは2028年からF1を開催する契約の締結に向けて、さらに一歩前進した。政府が6月17日に本プロジェクト全体の資金調達を承認したのだ。ペートンターン・シナワット首相が率いる内閣は、週例閣議において、観光・スポーツ省から約400億バーツ(約1780億円)の予算を本契約に投資することを承認した。
ソラウォン・ティエントン観光・スポーツ大臣は、すでにフォーミュラ・ワン・グループおよびタイ国際会議展示局との協議を開始していると述べた。彼は、関係省庁の代表者を含むプロジェクトの調査委員会の委員長も務めている。
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政府報道官ジラユ・フンサップによれば、レース開催予定地はバンコクのクルンテープ・アピワット中央駅(バーンスー・グランドステーション)とその周辺地域であるということだ。同駅とチャトゥチャック公園の間に、全長5.7キロメートルの市街地サーキットが設置される予定だという。
当初計画されていたサーキットよりやや北寄りとなるこの開催地は、F1、タイ政府、地方自治体によって選定されたもので、バンコク中心部に位置し、公共交通機関の便も良好だ。タイの首都バンコクは通常の週末でさえも交通渋滞が深刻であるため、政府はF1開催の4日間において、F1関係者が数キロの移動に数時間を要するような事態を避けるため、特別な交通規制計画を策定する必要がある。
タイがF1カレンダーに加わる構想については、数年前、当時の首相セター・タウィーシンとF1のCEOステファノ・ドメニカリが会談し、その後の14カ月で事態が急速に進展した。セター氏が失脚した後も、新政権は交渉を継続し、現職のペートンターン首相は契約の最終調整のためモナコを訪れていた。
2028年から2032年にわたる契約への正式署名は、今後1、2週間以内に行われる可能性がある。タイにおける市街地レースのF1カレンダー入りは、シンガポールGPが外れる前触れになるかもしれない。シンガポールは2008年からグランプリを開催しており、その現契約は2028年末に終了する。
地元の情報筋によれば、シンガポール政府は現在の契約以降もレースを継続することに大きな利益を見出していないという。F1側がプロモーターに要求する金額を引き上げ続けていることもあって、今の契約を履行したうえでF1から撤退するという合意が国内で形成されつつあるということだ。
[オートスポーツweb 2025年06月19日]
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