気になるのはやっぱりコンセプトモデルたち!
皆さんこんにちは、バイク女子の高梨はづきです! 前回に引き続き、東京モーターサイクルショーコラムをお届け!
【画像】メーカーのカラーが見れて面白い!東京モーターサイクルショー2025で見つけた日本4大メーカーブースでの気になるバイクを画像で見る
今回は、日本4大メーカーであるホンダ、ヤマハ、カワサキ、スズキブースに注目して、気になったバイクを個別に取材してきたので紹介していくよ!
東京モーターサイクルショー2025において、SNSなどを見ていても、一番の目玉であったであろうバイクは、先駆けて大阪モーターサイクルショー2025で世界初公開されたホンダの「CB1000Fコンセプト」だったんじゃないかな?
会場に足を運んで、実際に見ることができた人はどれくらいいるだろう?
ホンダブースに入って中央奥のステージにライトアップされて鎮座する車体。シルバーで塗装されたボディは煌びやかで差し色のブルーがアクセントになり、デザインは一目で「渋かっこいい」という言葉が漏れるくらいに存在感を放っていたように思う。
デザインコンセプトは「新しい時代のCB」。時代の最先端で走り続けてきたCBだけど、乗りやすさ、扱いやすさ、親しみやすさは残しつつ、昔のデザインの面影も醸し出しながら、風格、擬縮感、軽さ、抜け感に注力して現代的なボディのデザインバランスにこだわったそうだよ。
会場でまたがることはできなかったから、いつか試乗できる日を楽しみに、その時は存分に味わいたいな!
次に、これも話題の新基準原付のバイク、「スーパーカブ110Lite コンセプト」にも着目したよ!
50ccの排気量帯は、厳しい排ガス規制によって従来の50ccで生産し続けることが困難になったので、2025年10月に実質的に終わりを迎えてしまうんだ。
そこで登場したのが「新基準原付」。ホンダでも続々と法規に適合したモデルが登場しているけど、その渦中にあるカブも例外なく開発が進められていて、今回のショーでは、その名の通りLiteなコンセプトモデルが展示されていたよ。
外観は110ccモデルがベースで、エンジンは4.0kw(5.4ps)を超えないよう制御を入れてつくっているんだって。走りはどうですか? と説明してくれた担当者に問うと、「110ccモデルと同じような加速をするかと聞かれると、そういうわけではない」と回答してくれたよ。
結局、ベースは110だけど中身は50ccと言っても過言ではないんだよね。スピードメーターなんかを見ても、スーパーカブ110は速度140km/hの表記なのに対して、新基準原付枠であるLiteモデルは60km/hまでの表記だったよ。
個人的にカブはトコトコのんびりバイクなので、こっちの表記の方がしっくりくるけどね(笑)。
同車種の発売はコンセプト展示ということでまだ未定だけど、11月から新しい原付区分が始まるので、空白の期間をできるだけ作らないよう発売に向けて開発調整を頑張っていきたいと教えてくれたよ!
続いて向かったのはヤマハブース。気になる車両はいくつかあったけど、まずはセラミックアイボリーのカラーリングが可愛い「XSR900」。
こちらは日本限定カラーとして登場! ここ数年、XSRにはレーシングなイメージがあったけど、それを払拭するために初代のファッション性が強かった時代を取り戻す方向で、ファッショナブルな現代に合うようにデザインされたんだとか。
特にこだわったポイントはフロントフォークのカラーで、自己潤滑機能を持たせた硬質アルマイト皮膜である「カシマコート」の施工業者と共同で造ったブロンドカラーのフロントフォークが落ち着いた色味を出していて、全体の統一感にひと役買ってくれているよね。
よく見るのはイエローの強いゴールド寄りやブラックのフロントフォークだけど、このカラーリングのためだけに作ったオリジナルカラーだから、これまたなんとも贅沢な作り。
タンクのグラフィックも秀逸で、引きで眺めて見てもひとつ一つのパーツの色合いがとても品のある味わいになっていると感じたよ。
次に「MT-07 Y-AMT」が印象深かった。自動変速トランスミッション「Y-AMT(ワイ・エーエムティ)」を備えた同車には、バイクに取り付けられているのが当たり前なクラッチや変速ペダルといった部品が見当たらない。
走行する際はAT車のようにギアチェンジの操作をしなくていいので、楽々走行を楽しめるよ。
右側スイッチボックスにAT/MTの切り替えボタンがあり、ATモードはオートシフト、MTモードではギアの切り替えを手元で操作して楽しめるんだ。
使い方は左側グリップ内側に+-のシーソースイッチが備わっているので、人差し指側で手前に押すとシフトアップ、親指側で奥に押すとシフトダウンという風に切り替わるんだって。
シフトペダルがないので自ずと足元もスッキリしているデザインだけど、見慣れたパーツがなくても外装のデザインは違和感がなく、むしろスタイリッシュでかっこよくなっているように思う!
私のような低身長ライダーの悩みである「乗車時、足を真下に下ろすとペダルに当たる問題」の解決にもなるし、個人的にはウェルカムなシステムだね!
MTモードで本来のようなシフトチェンジは楽しめるし、長距離運転で疲れが出てくる頃にATモードに切り替えれば大活躍してくれるだろうね。
むしろ自動で切り替わってくれるから、コーナリングを集中して楽しめるメリットもあるのかな?
試乗させてもらえる機会があれば是非乗りたい2台。楽しみにしておこうっと!
カッコイイ! オシャレ!? 爆速! みんなが気になるのはどんなバイク?
続いてはスズキのブース! 中でも一際目立っていた「DR-Z4S」と「DR-Z4SM」の2台に注目したよ!
実は、乗ったことがあるのはアドベンチャーモデルまでで、スズキのオフロードバイクに乗ったことがない私には、このブース構成がなんだか新鮮だった。
まずはDR-Z4Sから。コンセプトは「READY 4 ANYTNING」。ライダーが望むならオンロード、オフロードどこでも楽しめるパフォーマンスを持っていることをコンセプトから指し示してくれているよ。
こだわりポイントは、本格的にオフロードを走れるように設計したことなんだって。
もともと北米では400ccモデルを売っていたけど、それを大幅にリファインして、より現代風にアレンジしたのが今回展示された車両なんだって。
本来はケーブルのいらない電子制御スロットルだけど、アソビを調整ができるスロットルケーブルを介しているため、機敏に反応しすぎて運転しづらい場合には好みに合わせて微調整も可能。ユーザーのニーズを反映した形だね!
ライディングモードの設定にはトラクションコントロールが2段階あり、その他にグラベルモードが搭載されているんだけど、グラベルモードに切り替えるとリアは滑っているのに前に進んでいける電子制御が入っているので、運転が上手くなったように感じるそうな。なにそれ! 試してみたーい!
実際にまたがってみたら、やっぱりシート高は高かったけど乗れなくはないレベルで、むしろ見通しがいいからこのままわたしもいけるー! と喜んでいたら、実は展示車両はいつもより少し車高を低く設定していたんだとか。
実際は920mmと教えてくれて、ぬか喜びの私だったのでした(でも同じように設定すれば私でも乗れるという希望)。
次にスーパーモタードのDR-Z4SMコンセプトは、「YOUR STREETS. YOUR PLAYGROUND.」で、ライダーが自信を持って楽しめる自由度を提供してくれるんだって。
フレームやエンジンなどの基本的なところはDR-Z4Sと同じなのだけど、足回りは全く違うバイクになっているよ。
シート高890mmとアグレッシブになっていて、乗るとかなり面白いそうな。スーパーモトの走りを想定して作られているんだって。うぅ⋯⋯これも乗ってみたい⋯⋯。
最後にカワサキブース!「Z900SE」について担当者さんに聞いてみたよ!
今までZ900には”凄み”というデザインコンセプトがあったのだけど、凄みのデザインを新たに一新させて作ったモデルがZ900SEなんだって。
主に立体的な外観の造形を増やしながらも、テールなども見た目がコンパクトになり全体的にデザインを一新したような形になったそう。
ヨーロッパメーカーの強面バイクみたいに、いい意味での「悪み」を凄みと解釈しながらいつもデザインされるらしく、今回はそのイメージを一新したような形に仕上がっているよ。
特にタンク横にあるサイドのアルミの部分にはこだわっていて、ひとつ一つ手で作り上げているのだと教えてくれたよ。
手づくりをすることで、誰1人同じものはない特別な1台としての所有感が満たされるところがまたいいよね!
タンクのエンブレムだけど、最近は平面デカールになっているバイクも多い中、立体的になっているのもポイント高いよね!
続いて、カワサキから「Ninja1100SX SE」。スポーツツアラーである「Ninja1000SX」から排気量アップして「Ninja1100SX」へとフルモデルチェンジした同車は、ブレンボ製フロントブレーキコンポーネントとオーリンズ製リヤショックを追加装備するSEグレードとして登場したよ!
さらに日本仕様では、ETC2.0車載器やGPS機能付き前後ドライブレコーダーを標準装備しているので、全部入りの最強ツアラーへとアップデートされたんだね。
外観は、Ninjaシリーズでおなじみ、カワサキのコーポレートカラーでもあるライムグリーンがとても煌びやかで派手なのだけど、外観というよりは、より充実したツーリング装備やエンジンパフォーマンスを改良したモデルという印象。
スクリーンはラージウィンドウスクリーンになっていて、従来のものより幅が広く作られているので風の抵抗を上手に受け流すことができる仕様になっているんだって。
スクリーンのサイドにはピョコッと出ているものがあるのだけど、カワサキの工場内には風の抵抗などを実験する施設があって、そこでパーツの性能をしっかり実験してから作られていて、これも風の流れを計算されて作られた形なんだとか。
このあたりにも、航空宇宙分野で活躍する川崎重工業の知見が少なからず活かされていると思うとワクワクするし、乗り味が気になるね!
※ ※ ※
さて、今年のモーターサイクルショーも、どのメーカーも気になるバイクが目白押しで、とにかく目と脳が忙しかった。
年々、バイクの性能は高くなってきているけど、ファッション的な価値観を持つデザイン性が高い車両も多かったように思う。
バイク離れが叫ばれて久しいけど、バイクがおしゃれになっていくのは誰からしても嬉しい方向だと思うので、是非これからもどんどんおしゃれなカラーリングのバイクをもっともっと出してくれることを願ってます!
そしてあわよくば、まずはアクセサリー感覚でもいいからバイクに興味を持ってくれるおしゃれ好きな若者がたくさん増えて、街中のバイク乗り人口がもっと増えますように!
ということで本日はここまで! また8のつく日にお会いしましょう!
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