国際自動車連盟(FIA)は、FIA世界ラリー選手権(WRC)およびFIAヨーロッパラリー選手権(ERC)に関する、長期的な商業権契約を締結したと発表した。これは、フランスの自動車テクノロジー・サービスプラットフォームである『コスモビリス(Cosmobilis)』と、民間信用投資会社である『パーク・スクエア・キャピタル(Park Square Capital)』による、WRCプロモーターGmbHの買収に伴うものだ。
FIAは、この契約を「両選手権の歴史上最大の契約」としており、モハメド・ビン・スライエムFIA会長のビジョンのもと、このスポーツに新たな投資をもたらすとしている。この提携を通じて、ラリーコミュニティ全体に利益をもたらし、ラリーをよりアクセスしやすく、競争力があり、商業的にも成功するものに発展させることが目標とされている。
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コスモビリスとパーク・スクエア・キャピタルの新プロモーターチームは、WRCとERCを次のレベルへと引き上げる計画を掲げている。彼らは、ストーリーテリングの強化、配信の拡充、そして新しいマルチプラットフォーム・コンテンツを通じて、世界中の視聴者を増やし、ファンとのエンゲージメントを深めることを目指す。
このビジョンを実現するため、新プロモーターは、国際モータースポーツの最高峰で豊富な経験を持つエリック・ブーリエを新たな最高経営責任者(CEO)に任命した。ブーリエはかつて、F1のロータスやマクラーレンでチーム代表やレーシングディレクターを務めた実績を持つ。
今回の合意について、FIAのモハメド・ビン・スライエム会長は「これはラリーにとってまさに世紀の契約であり、この変革に向けた前進と、これまで見たことのないレベルの投資を発表できることを誇りに思う」と喜びを露わにした。さらに「この投資は、ファン、競技者、そして世界中の加盟クラブに真の利益をもたらすだけでなく、世界的な人気が高まり続ける我々のスポーツの未来への自信を示している」と続け、WRCの将来性を強調している。
また、自身のキャリアのすべてをWRCに捧げてきたと語るFIAスポーツ担当副会長のマルコム・ウィルソンも、「このスポーツが競技者、主催者、そして何よりファンにとって何を意味するのかを正確に理解している」とコメント。40年以上の経験を振り返りつつ、「ラリーに対してこれほどの規模の投資が行われるのを見たことがない」と、かつてない規模の変革に大きな期待を寄せた。
一方、買収元であるコスモビリスのジャン=ルイ・モスカ会長兼CEOは、今回の動きを「自社の変革における大きなマイルストーンだ」と位置づけている。「我々は単に世界選手権の商業権を獲得しているのではない。メーカー、パートナー、メディア、テクノロジー、そしてファンが集う国際的なプラットフォームを構築しているのだ」と、その壮大な狙いを明かした。
そして、WRCプロモーターの新CEOとして陣頭指揮を執ることになったエリック・ブーリエは、「熱意と決意、そして同時に謙虚さと強い責任感を持ってこの挑戦に臨む」と決意を表明。彼が目指すのは、WRCとERCをワールドクラスのグローバルブランドとして確立することだ。「FIAやパートナーとともに、すべてのラウンドを世界中のファンを熱狂させる壮大なイベントにしたい」と、新たな時代に向けた青写真を描いている。
WRCは2027年に次世代の技術規則の導入を控えており、より安全で競争力のあるスポーツを目指している。同時に、新たな『FIAグロースファンド』の設立により、世界中でラリーの発展を促進するプロジェクトが支援される予定だ。
[オートスポーツweb 2026年08月05日]
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みんなのコメント
FIAってお金の事しか考えてないね。。。