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「黄×黒いいなぁ」「意外と変化してる!」最新中古相場もわかるヤマハの人気ネオクラ900cc【歴代モデルの変遷】

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「黄×黒いいなぁ」「意外と変化してる!」最新中古相場もわかるヤマハの人気ネオクラ900cc【歴代モデルの変遷】



MT-09の並列3気筒エンジンとシャーシをベースに丸型ヘッドライトなど、レトロフィット外装を与えられたヤマハの人気ネオクラシックモデルXSR900。初登場は2016年なため、手頃な価格の出玉も増えており、中古車としての注目度も高い。この機会に各年式の違いをおさえて、自分に最適な一台を選んでみよう。この記事では初代2016年モデルから2025年モデルまでの変遷を振り返る。

【画像8枚】ヤマハXSR900【2016~2025年モデル】

●文:ヤングマシン編集部

“Neo Retro”ロードスポーツ:2016年モデル

発売は2016年4月15日。現代的ストリートファイターのMT-09をベースに、アルミタンクカバーなど金属の質感を活かした専用外装などでネオレトロに仕上げられた1台であるXSR900。

3種のパワーモードと2段階+オフが可能なトラコンに加え、アシスト&スリッパークラッチまで採用し、ネオクラ屈指のスポーティーさを誇る一台だ。サスペンション設定はMT-09と若干異なり、落ち着いた乗り味といった特長がある。

ABS、トラクションコントロール、アシスト&スリッパークラッチを標準装備。登場と同時に2016年2月23日から2016年9月末日までの受注期間限定モデルとなる、ヤマハ60周年記念カラーも設定された。

―― 【YAMAHA XSR900[2016model]】主要諸元■全長2075 全幅815 全高1140 軸距1440 シート高830(各mm) 車重195kg(装備)■水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ 845cc 110ps/9000rpm 9.0kg-m/9000rpm 変速機6段 燃料タンク容量14L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●発売当時価格:104万2200円~ ●色:灰、青、黄×黒 ●発売日:2016年4月15日

シリーズ初の赤が登場:2018年モデル

発売は、2017年11月6日。車両とエンジンの型式が変更され、平成28年排出ガス規制に対応し、出力や燃費も変更された。カラーリングの面では、ネオクラシックモデルらしい渋めのカラーリングが多かったXSR900に、鮮烈なビビッドレッドカクテル1が加わった。

ちなみに先んじて発表されていた北米ではラピッドレッド、欧州ではレーシングレッドという色名となっており、1980年代のXS850で使われていたカラーリングという説明があった。また初代から続く、アルミ地をヘアライン加工したマットグレーメタリック3と2016年10月に追加されたブラックメタリックXは2018年も継続カラーとなっていた。

―― 【YAMAHA XSR900[2018model]】主要諸元■全長2075 全幅815 全高1140 軸距1440 シート高830(各mm) 車重195kg(装備)■水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ 845cc 116ps/10000rpm 8.9kg-m/8500rpm 変速機6段 燃料タンク容量14L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●発売当時価格:104万2200円 ●色:赤、灰、黒 ●発売日:2017年11月6日

映えるストライプ:2019年モデル

発売は2019年3月28日。2018年モデルの平成28年排出ガス規制対応に伴う車両とエンジンの型式の変更を受けつつ、ライフスタイルに調和する新カラーリングが追加された。

それが、”ヤマハスポーツヘリテージ”イメージとスポーティーさを兼ね備えた「ダルパープリッシュブルーメタリックX」で、タンクカバー側面のブルーラインがシックにスポーティーなイメージが強調されていた。なお、2018年モデルから続く「マットグレーメタリック3」と「ブラックメタリックX」は継続販売だった。

―― 【YAMAHA XSR900[2019model]】主要諸元■全長2075 全幅815 全高1140 軸距1440 シート高830(各mm) 車重195kg(装備)■水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ 845cc 116ps/10000rpm 8.9kg-m/8500rpm 変速機6段 燃料タンク容量14L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●発売当時価格:104万2200円 ●色:青、灰、黒 ●発売日:2019年3月28日

RZ/TZRカラー:2020年モデル

発売は2020年2月25日。マイナーチェンジが実施され、ポジションランプ追加のヘッドライトが採用された。このほかCFアルミダイキャスト採用のフレームやラジアルマウントキャリパー、アルミ製タンクカバーにステッチ入りダブルシートといった装備に変更はなく、主要諸元も従来型と同様だった。

一方、カラーリングは新機軸のアップデートが行われ、新たにホワイトを設定。「ラジカルホワイト」と名付けられた白をベースに塗装の塗分けによるレッドとブラックのラインのあしらいが施された。アルミ製ステーを介してマウントされる3分割タイプの赤いフェンダーもあり、1980年代のTZ250やTZR250、RZ-Rといったイメージを彷彿とさせるカラーリングだった。

―― 【YAMAHA XSR900[2020model]】主要諸元■全長2075 全幅815 全高1140 軸距1440 シート高830(各mm) 車重195kg(装備)■水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ 845cc 116ps/10000rpm 8.9kg-m/8500rpm 変速機6段 燃料タンク容量14L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●発売当時価格:106万1500円 ●色:白、灰 ●発売日:2020年2月25日

初のフルモデルチェンジ:2022年モデル

発売は2022年6月30日で、初のモデルチェンジを受けた。“The Expert of Equestrian(伝統 馬術のエキスパート)”をコンセプトに開発され、スポーツ性の高さが強調。2021年夏に発売されたMT-09をベースとしており、往年のゴロワーズカラーをオマージュした車体色はブルーメタリック(欧州ではレジェンドブルー)を名乗り、もう1色はブラックメタリックをラインナップ。足元をゴールドで固めたブルーに対し、ブラックは全体を黒で統一していた。

エンジンは、従来の845ccからストロークアップにより排気量を888ccへと拡大。これにともない、ピストン、コンロッド、クランクシャフト、クランクケースなど主要パーツのほとんどが新設計されていた。新フリクションプレートを採用したアシスト&スリッパークラッチ、1・2速の最適化など細部にわたって変更を受けた。

このほか、フレームやシートレールは新設計。スピンフォージド製法で作られた強靭な軽量ホイールや、IMUを採用した各種電子制御技術など、最新のテクノロージーを採用し、ブレーキコントロールシステムや上下対応クイックシフターも搭載するなど、全面的なアップデートを受けた。

―― 【YAMAHA XSR900[2022model]】主要諸元■全長2155 全幅790 全高1155 軸距1495 シート高810(各mm) 車重193kg(装備)■水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ 888cc 120ps/10000rpm 9.5kg-m/8500rpm 変速機6段 燃料タンク容量14L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●発売当時価格:121万円 ●色:青、黒 ●発売日:2022年6月30日

エンブレムカラー変更:2023年モデル

発売は2023年10月31日。2022年モデルでフルチェンジを受けたこともあり、2023年モデルはスペックやスタイリングはそのままで、燃料タンクのYAMAHAエンブレムのカラーのみ変更された。

また、コロナ禍を経てもなお止まらなかった為替変動や各種原材料等の高騰を受けて価格が改定。2022年モデルから4万4000円アップの125万4000円となっていた。

―― 【YAMAHA XSR900[2023model]】主要諸元■全長2155 全幅790 全高1155 軸距1495 シート高810(各mm) 車重193kg(装備)■水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ 888cc 120ps/10000rpm 9.5kg-m/8500rpm 変速機6段 燃料タンク容量14L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●発売当時価格:125万4000円 ●色:青、黒 ●発売日:2023年10月31日 ※写真は2022年モデル

日本限定カラー登場:2025年モデル

発売は2025年4月14日。カウル&セパレートハンドル付きのXSR900 GPが登場したことにより、2025年モデルではややカジュアルな路線に回帰する形でマイナーチェンジを受けた。おもに快適性とデザイン性を向上する内容だった。

たとえば、スマートフォンにインストールしたアプリと連携することでナビゲーション機能も使用可能な5インチ(従来型は3.5インチ)TFTディスプレイ、出力特性・各種電子デバイスの介入度を選択できる「YRC(ヤマハライドコントロール)」、機能追加されたウインカーなど走行を支援するテクノロジーの搭載。またXSR900 GPと同じフルアジャスタブルにグレードアップしたリヤサスペンションと最適化したフロントブレーキサスペンション、ライディングポジションまわりの見直しなどもあった。

さらに、日本限定カラーの“アイボリー”が受注期間2025年9月30日までで登場したのもトピック。燃料タンクのグラフィックも専用のラインが引かれ、フロントフォークアウターに至っては、この色味を実現するためだけにカシマコートを採用したほどのこだわりようだった。

―― 【YAMAHA XSR900[2025model]】主要諸元■全長2155 全幅790 全高1155 軸距1495 シート高810(各mm) 車重196kg(装備) ■水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ 888cc 120ps/10000rpm 9.5kg-m/8500rpm 変速機6段 燃料タンク容量14L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●発売当時価格:132万円~ ●色:白、黒、象牙色 ●発売日:2025年4月14日(アイボリーの受注は2025年9月30日まで)

YAMAHA「XSR900」最新相場情報

◆本記事公開時点の車両販売価格帯

最低車両本体価格:71万2800円
最高車両本体価格:178万9000円

※対象車両一覧は本体記事に掲載されています(情報提供元:ウェビック バイク選び)。

※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。

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みんなのコメント

2件
  • *****
    カチエックスでの買取でZ900RSとXSR900では20万くらい差があるみたい。元々の車輌価格はZ900RSの方が10万くらい高かったけど。
  • mar********
    単車乗りにはネクラが多い。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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