現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 新型レンジローバー スポーツがワールドプレミア。PHEVモデルを新設定

ここから本文です

新型レンジローバー スポーツがワールドプレミア。PHEVモデルを新設定

掲載 1
新型レンジローバー スポーツがワールドプレミア。PHEVモデルを新設定

ランドローバーが第3世代となる新型レンジローバー スポーツを世界初公開。2機種のPHEVモデルを新規にラインアップ

 英国ジャガー・ランドローバーは2022年5月10日(現地時間)、次世代型ラグジュアリー・パフォーマンスSUVの新型レンジローバー スポーツを世界初公開した。

レンジローバー・ヴェラールの2023年モデルが日本での受注をスタート。黒基調のエクステリア装備を配した「エディション」が復活

 レンジローバー・ファミリーの中で最もダイナミックなモデルと称されるレンジローバー スポーツの全面改良は、2013年4月以来、9年ぶりのことで、新型は第3世代に位置する。基本骨格には2021年10月に登場した5代目レンジローバーに続いて、ランドローバーの新しいアーキテクチャー「MLA-Flex(flexible Modular Longitudinal Architecture)」を採用。MLA-Flexは内燃機関やハイブリッドのほか、BEVにも対応しており、ジャガー・ランドローバーは2024年にはレンジローバー スポーツにBEVモデルを設定するとアナウンスしている。

 エクステリアに関しては、筋肉質なスタンスと張りのあるサーフェイス、パワフルで俊敏というレンジローバー スポーツのDNAを、余計なものを削ぎ落とすデザインアプローチでさらに昇華させたことが特徴。具体的には、フラッシュサーフェス化を進めた段差の少ないボディ面やグリーンハウス、短い前後のオーバーハング、シャープな造形のLEDヘッドライトとグリル、彫りの深いロアバンパー、新アレンジのサイドベント、切れ面のないリアコンビネーションとガーニッシュ、そして多彩なフィニッシュを選べる最大23インチのアロイホイールのデザインなどが目を引く。また、ヘッドライトには130万個のデジタルマイクロミラーデバイスで構成するシグネチャーDRL付デジタルLEDヘッドライトを設定した。ボディサイズは全長4946×全幅2209(ドアミラー含む)×全高1820mm、ホイールベース2997mmと、従来モデルよりやや大きいディメンションとなっている。

 内包するインテリアは、ランドローバーの伝統であるコマンドドライビングポジションを踏襲しながら、最新の感覚で洗練性と躍動感を表現したことがトピック。アクセントとして、ノーブルやムーンライトのクロームパーツも組み込む。シート表皮にはサステナビリティにも配慮したウルトラファブリックス(Ultrafabrics)のほか、上質な触感のグレインレザーやウィンザーレザー、セミアニリンレザーを用意した。
 機能装備も進化する。インパネセンター部にはハプティックフィードバック(触感)機能付きの13.1インチフローティング式タッチスクリーンを配置。合わせて、Amazon Alexaに対応する最新のインフォテインメントシステムのPivi Proを装備する。さらに、13.7インチのインタラクティブドライバーディスプレイ、ヘッドレスト内蔵スピーカー4個を含む29個のスピーカーを組み込んだMERIDIANシグネチャーサウンドシステム、各ホイールアーチの内側に取り付けたマイクが騒音を検出してデジタルプロセッサーが騒音と逆位相の信号を生成する次世代型アクティブノイズキャンセレーション、PM2.5フィルターやナノイーXなどイオン化テクノロジーを用いた最新クライメートシステムの空気清浄システムプロ、乗員の気分に合わせて30色から選択できるプレミアムキャビンライティングなどを採用し、室内の快適性を大きく向上させた。

 パワーユニットについては、“INGENIUM”3リットル直列6気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン+電動モーター(最高出力105kW)にリチウムイオン電池(総電力量38.2kWh)を組み合わせた、最高出力440ps/最大トルク620Nmを発生する「P440e」と同510ps/700Nmを発生する「P510e」の2機種のPHEVを設定。EV走行距離はWLTPサイクルで最大113km、エンジン併用の航続で740kmを実現した。ほかにも、48Vマイルドハイブリッドテクノロジー(MHEV)を採用した3リッター直列6気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(最高出力400ps/最大トルク550Nm)のP400、4.4リットルV型8気筒DOHC直噴ガソリンツインスクロールターボエンジン(最高出力530ps/最大トルク750Nm)のP530、3リットル直列6気筒DOHC直噴ディーゼルターボエンジンで最高出力249ps/最大トルク600NmのD250、同ユニットで最高出力300ps/最大トルク650NmのD300、同ユニットで最高出力350ps/最大トルク700NmのD350などを設定する。トランスミッションは全ユニットに電子制御式8速ATを組み合わせた。

 駆動機構には、最新のインテリジェントオールホイールドライブ(iAWD)を採用。オンロードとオフロードを問わず、ダイナミックな走行性能を確保する。また、シャシー関連の機能・装備を包括的に制御するインテグレーテッドシャシーコントロールシステムや、4輪操舵機構のオールホイールステアリング(AWS)、スイッチャブルボリュームエアスプリングを組み込んだダイナミックエアサスペンションおよびツインバルブアクティブダンパー、48V駆動の電子制御アクティブロールコントロールシステムなどの最新機構を採用。さらに、ダイナミックレスポンプロやAWS、トルクベクタリングバイブレーキング付き電子制御アクティブディファレンシャル、コンフィギュアラブルプログラムなどで構成するストーマーハンドリングパックを新規に設定した。

 先進安全運転支援システムの面では、アダプティブオフロードクルーズコントロールを新採用したことが訴求点。走行モードは4種類を設定し、各モードでシステムが自動的に速度を最適調整することで、ドライバーは操縦に集中することができる。ほかにも、暗い場所での駐車操作をサポートする低速マニューバリングライトや、狭い場所での駐車をアシストするリモートパークアシストなどを装備した。

 なお、日本の新型レンジローバー スポーツのサイトでは車種展開などを公開。車種展開としては、標準仕様のSのほか、スポーティ志向のダイナミック(DYNAMIC)のS/SE/HSE、ラグジュアリーモデルのオートバイオグラフィ(AUTOBIOGRAPHY)、そしてデビュー記念モデルのファーストエディション(FIRST EDITION)をラインアップする。車両価格は1068万円~の設定で、予約受注の開始などは後日発表される予定だ。

こんな記事も読まれています

レクサスが「LC500」「RC F」を販売終了!? ひっそり姿消していた…? 自然吸気V8・2ドアクーペに何が? 英国から欧州、日本に広がるか
レクサスが「LC500」「RC F」を販売終了!? ひっそり姿消していた…? 自然吸気V8・2ドアクーペに何が? 英国から欧州、日本に広がるか
くるまのニュース
小さくても手抜きなし! 全面進化した小排気量モトクロッサーKTM「65 SX」発売
小さくても手抜きなし! 全面進化した小排気量モトクロッサーKTM「65 SX」発売
バイクのニュース
[カーオーディオ 逸品探究]アルパインの自信作、「Xプレミアムサウンドスピーカー」の実力は…
[カーオーディオ 逸品探究]アルパインの自信作、「Xプレミアムサウンドスピーカー」の実力は…
レスポンス
ジープ グランドチェロキー SRT8は 圧倒的なオーラを放っていた【10年ひと昔の新車】
ジープ グランドチェロキー SRT8は 圧倒的なオーラを放っていた【10年ひと昔の新車】
Webモーターマガジン
スズキ「新型スイフト“セダン”」!? 精悍顔「コンパクトセダン」は意外と現実的! 次期型「ディザイア」なCGがスゴイ
スズキ「新型スイフト“セダン”」!? 精悍顔「コンパクトセダン」は意外と現実的! 次期型「ディザイア」なCGがスゴイ
くるまのニュース
「Try, Hyundai EV試乗会 KONA&IONIQ 5」の追加開催決定! 5月11日(土)から4都府県で順次開催
「Try, Hyundai EV試乗会 KONA&IONIQ 5」の追加開催決定! 5月11日(土)から4都府県で順次開催
カー・アンド・ドライバー
スバル伝説のスタイリッシュクーペ「アルシオーネSVX」ってどんなクルマ? 32年前の“右ハンドル仕様”を米国で発見
スバル伝説のスタイリッシュクーペ「アルシオーネSVX」ってどんなクルマ? 32年前の“右ハンドル仕様”を米国で発見
VAGUE
ますます魅力的……ホンダ軽商用バンN-VANが一部改良 Nシリーズ10周年記念車はアウトドアテイスト満点!!!
ますます魅力的……ホンダ軽商用バンN-VANが一部改良 Nシリーズ10周年記念車はアウトドアテイスト満点!!!
ベストカーWeb
トヨタ新型「ランクル250 エアロ仕様」初公開! オシャ&タフな精悍スタイル!? リアスポイラーも設定
トヨタ新型「ランクル250 エアロ仕様」初公開! オシャ&タフな精悍スタイル!? リアスポイラーも設定
くるまのニュース
R34GT-Rはタービン交換に40万円!? 中古で激安の過走行車購入はアリなの? 10年/10万kmのメンテ費用はいくらかかるのか
R34GT-Rはタービン交換に40万円!? 中古で激安の過走行車購入はアリなの? 10年/10万kmのメンテ費用はいくらかかるのか
ベストカーWeb
うおおおお!!!!!!!! やっぱあったじゃん新型マツダ6セダン!!! 待望のFRで高級サルーン爆誕か!?!?
うおおおお!!!!!!!! やっぱあったじゃん新型マツダ6セダン!!! 待望のFRで高級サルーン爆誕か!?!?
ベストカーWeb
スズキ「Vストローム250SX」【1分で読める 国内メーカーのバイク紹介 2024年現行モデル】
スズキ「Vストローム250SX」【1分で読める 国内メーカーのバイク紹介 2024年現行モデル】
webオートバイ
スズキ「スイフト」が英国で圧倒的支持を受ける理由 顧客満足度8度目の1位、信頼性ランキングも2位という揺るぎない実績
スズキ「スイフト」が英国で圧倒的支持を受ける理由 顧客満足度8度目の1位、信頼性ランキングも2位という揺るぎない実績
Merkmal
異次元のSTIモデルだ! 歴代Sシリーズで唯一SがつかないR205の走りがヤバすぎた!!!
異次元のSTIモデルだ! 歴代Sシリーズで唯一SがつかないR205の走りがヤバすぎた!!!
ベストカーWeb
最高のミニバンキャンパーはこれだ! 4人が寝られるトヨタ ノアがベースのキャンパー
最高のミニバンキャンパーはこれだ! 4人が寝られるトヨタ ノアがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
SFドライバーのテオ・プルシェールがインディカー参戦決定。第2戦ロングビーチでマクラーレンから代役出走へ
SFドライバーのテオ・プルシェールがインディカー参戦決定。第2戦ロングビーチでマクラーレンから代役出走へ
AUTOSPORT web
未来のWRC戦士は誰だ? 若武者激突! モリゾウチャレンジカップ第2戦レポート
未来のWRC戦士は誰だ? 若武者激突! モリゾウチャレンジカップ第2戦レポート
ベストカーWeb
プリウスもない! クラウンセダンにもない! 最近フォグランプのあるクルマ減ってない?
プリウスもない! クラウンセダンにもない! 最近フォグランプのあるクルマ減ってない?
ベストカーWeb

みんなのコメント

1件
  • レンジローバーでもカーボンニュートラルに沿って電動化進んでいるのに、ランクルときたら旧態依然の価値観
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1835.03267.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

108.04200.0万円

中古車を検索
レンジローバーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1835.03267.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

108.04200.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村