F1は2022年にアメリカ国内で2つ目のグランプリとなるマイアミGPを開催し、来年には3つ目となるラスベガスGPの開催が予定されている。現在アメリカGPを開催中であるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)のボビー・エプスタイン代表は、アメリカ国内でのレースが増えているものの、北米にはさらにレースを支えることのできる需要があると考えている。
アメリカでのF1レースは2007年を最後に一時的に姿を消していたが、2012年にCOTAでの開催としてアメリカGPがカレンダーに復帰。2022年にマイアミGPが新規開催となり、2023年にはラスベガスGPも開催と、アメリカにおけるF1の地位は以前と比較して全く違ったものとなっている。
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COTAはアメリカGPの開催契約を今年はじめに2026年まで延長。今年10月の開催も観戦チケットは完売であり、満員の観客とともにCOTAでの10周年を祝うことになる。
エプスタイン代表はmotorsport.comの取材に対し、チケットの売れ行きから観客数が“昨年超え”となる可能性を認めつつ、ファンのレース体験を可能な限り良好に維持することに集中していると語った。
「サーキットへ向かう新たな道路も完成した。これは我々が本当に必要としていたものだ」
エプスタインはそう語る。
「人々が良い経験をすることができ、そのための案を実行できるのなら、我々はそれらに集中する」
「我々にコース上の出来事をコントロールすることはできない。コントロールできるのはコース外の体験と、エンターテイメントなんだ」
「我々のキャパシティはもっと大きくできると思う。それが今後数年でやっていくことのひとつだ」
エプスタイン代表は、COTAがさらに6000人のファンを収容できるグランドスタンドの増加に取り組んできたことも明らかにし、アメリカにおいてF1は、さらに多くの需要があると示唆した。
「完全に売り切れたわけではないが、ほとんど売り切れだ」と、エプスタインは現状の販売状態について語る。
「実際、春に販売を開始して、2日でほとんどが売れているんだ。これはすごいことだ」
「アメリカにおける今のF1の需要は信じられないほどで、間違いなく3つのレースをサポートできるだろうし、それ以上も可能かもしれない」
エプスタイン代表はアメリカGPの位置づけについては、マイアミとラスベガスのふたつのグランプリに比して”伝統的”であり、独自のアイデンティティを固めていると主張した。
「レースを愛する人、フェスティバル好きな人、そしてアメリカGPのチケットを買ってくれている人から、愛されていくだろうと思っている」
「我々はお客様を値踏みしたくないと思っている。ハイエンドな経験やモノを提供する一方で、大切な日常的なファンの方々にとって、利用しやすいものであり続けたいと思っているんだ」
「他のイベントがそうではないと言っているわけではないし、唯一無二のものだと思う。ラスベガスも夜にネオンの下で行なわれるし、とても異なったイベントだ」
「マイアミは国際的な都市であり、COTAとも異なっている。我々にとっては、モントリオールやメキシコシティ、さらに言えばハンガリーやオーストラリアなどとと何の違いもない」
「シーズンの中でも異なる時期のレースであり、アメリカにはそのすべてを支えるだけの十分なファンがいるんだ」
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みんなのコメント
コークスクリューでのバトルが見たいぞ。