力強いスタイル。ワイドな視界で抜群に運転しやすい!
フィット・クロスターはフィットのリファイン版。ヤリスと基本コンポーネントを共用しつつも「別のクルマ」として開発されたヤリスクロスと比べるとオリジナル度はやや薄い。だが、そもそもフィットは多様性・万能性をコンセプトに開発されている。「チョイ足し」でもクロスターは十分に魅力的な商品に仕上がった。
「魅力あるコスパ車を探そう」優れた実用性。心地よさ抜群のフィット・クロスターの革新ポイントを斬る!
エクステリアは、シリーズ唯一のグリル付きフロントマスクとボディ下部のクラッディング処理、専用デザインの 16インチアルミが印象的。SUVらしいアクティブ感と精悍性がプラスされている。
ボディサイズは全長×全幅×全高4090×1725×1545mm。専用デザインにより、標準車に対して全長は95mm長く、全幅は30mm拡大。フィット初の3ナンバーボディとなる。取り回し性能は標準車と同等。日本車で最も取り回し性に優れた1台だ。全高は専用サスペンションと16インチタイヤの採用で30mmアップ。それでも一般的なタワーパーキングが利用できる(ルーフレール付きは全高1570mmとなりNG)。
ボディカラーは豊富。個人的にはブラックルーフの2トーンカラーが「SUVらしさ」を増してくれるのでお勧めだ。
インテリアはフィットと共通形状。ファブリック調パッドや撥水加工が施された専用シート表皮などによりアクティブなイメージをプラス。魅力はワイドな視界。水平基調で余計な突起を廃したインパネと新構造のフロントピラー、そしてワイパーレイアウトの工夫で生まれた圧倒的な〝視界のよさ〟は実に気持ちいい。着座ポジションが高いクロスターは、標準車以上の安心感と開放感が得られる。
抜群のユーティリティに驚いた! e-HEVはシームレスな走りが魅力
パッケージングは超優秀。フィット伝統のセンタータンクレイアウトを活かしたユーティリティは、クラス水準を大幅に凌ぐ。とくにリアシート回りはクラスレスの広々サイズ。ラゲッジスペースも驚くほど広い。
シートは上質だ。シートは歴代フィットのウイークポイントだったが、新型は前席にMAT構造と高密度クッションを用いたボディスタビライジングシートを採用。後席は厚みのあるパッドの効果で、長時間乗車でもお尻が痛くならなくなった。
パワートレーンは標準フィットと同じ1.3リッターのガソリン(98ps)と、1.5リッター(98ps)+2モーター(109ps)のハイブリッド(e:HEV)が選べる。ガソリンは街乗り中心であればパワーは十分。だが、オールラウンド性という意味で本命はe:HEVだ。
e:HEVは基本的にエンジンを発電用に使い、駆動はモーターで行うシリーズ式。高速クルーズ時にはエンジン走行を行う効率重視の独自システム。モーター最大トルクは253Nmと、1.5リッターターボに匹敵する。
走りはスムーズで洗練された印象。発進時はモーター特有の「ドーピング的な力強さ」がない。そして車速とエンジン回転数の連動感を重視した制御により、まるでよくできたガソリン車のようにシームレスで滑らかに走る。状況によってはモーター走行扌ハイブリッド走行の切り替えに気付かない。これを「電動感がない」と見るか、「ガソリン車から乗り換えても違和感がない」と見るか。ボクの評価は後者だ。
大人っぽい乗り味が個性。クロスターはフィットの新たな中心
駆動方式はFFと4WDの2種。4WDはこのクラスに多い電気モーターを用いた簡易型ではなく、後輪をプロペラシャフトで駆動する。これはSUVとして評価すべきポイントだろう。
フットワークはどうか? 標準車に対してストローク感が増したサスペンションと、エアボリュームの高いタイヤの組み合わせにより、標準車よりも当たりの優しい快適性が持ち味。ロールを上手に活かした穏やかなハンドリングと、しなやかな乗り味。大人っぽさが印象的だった。
最低地上高は、FFが標準車比25mm高い160mm、4WDは同5mm高い155mm。相応の高さを確保しているが、車両キャラクターはあくまでもオンロード優先だ。
フィット・クロスターの「ライトなクロスオーバー」というキャラクターは標準車以上に魅力的。ズバリ、フィット・ファミリーの新たな「柱」となる 1台だ。
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