三菱自動車は2023年10月25日、ジャパンモビリティショー2023で国内発売予定のピックアップトラック「トライトン」の日本仕様プロトタイプを初披露した。
2023年7月にタイでフルモデルチェンジした新型トライトンは、2列シートのダブルキャブ、1列シートで後部の空間が広いクラブキャブ、1列シートのシングルキャブの3種類のボディタイプを用意。今回、日本市場に導入されるモデルがダブルキャブで4WD車のみであることが正式発表された。価格は498万~540万円。
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新型トライトンはラダーフレームを新開発。高剛性化したラダーフレームにストロークアップしたダブルウイッシュボーン式フロントサスペンション、強度を維持しながら軽量化したリーフスプリング式リヤサスペンションを採用。快適な乗り心地と高い信頼性を両立している。
新開発の2.4Lクリーンディーゼルエンジンは、2ステージターボを採用し、実用域で扱いやすい出力特性としている。スポーツモード付き6速ATの採用によって、大型化したボディでもきびきびとした走りを実現しているとのこと。
4WDシステムは三菱自動車独自のスーパーセレクト4WD-IIを搭載。走行中にダイヤル式のセレクターで簡単に4WDモードが変更可能だ。さらに前40%、後60%に駆動力を配分し、トラクション性能とコーナリング性能を両立するトルク感応式LSDを採用。後輪駆動の「2H」、フルタイム4WDの「4H」、センターディファレンシャル直結の「4HLc」、よりローギヤの「4LLc」の4種類を用意。それぞれの4WDモードでは7つのドライブモードを搭載しており、NORMALモードをはじめ、ECO、GRAVEL(未舗装路)、SNOW(氷雪路)、MUD(泥濘)、SAND(砂地)、ROCK(岩場)が選択できる。
そのほか、コーナー内側の前輪に弱くブレーキをかけることで旋回性を向上させるブレーキ制御タイプのアクティブヨーコントロール(AYC)、空転している車輪にブレーキをかけて路面をグリップしている車輪に駆動トルクを分配するアクティブLSD(ブレーキ制御タイプ)の採用によって、旋回性や滑りやすい路面での安全性が向上し、大柄なボディを感じさせない意のままのドライブが可能になっている。
新型トライトンの国内発売は2024年初頭。先述の498万~540万円の価格はトヨタ ハイラックスの407万2000~431万2000円に比べると若干高めだが、新たな選択肢の誕生に期待したい。
〈文=ドライバーWeb編集部〉
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みんなのコメント
新設計ラダーフレームであるが、乗り出しが最低でも500を超えるとちょっと厳しいです。
でも、日本でのピックアップ市場の活性化に繋がるので売れてほしいです。
エンジンが6気筒ならまだしもハイラックスと同じ直4ならいつのまにか消える予感