現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > FJは本物のランクルか!? 期待の新型を考察【九島辰也】

ここから本文です

FJは本物のランクルか!? 期待の新型を考察【九島辰也】

掲載 12
FJは本物のランクルか!? 期待の新型を考察【九島辰也】

車のニュース [2026.05.19 UP]


FJは本物のランクルか!? 期待の新型を考察【九島辰也】
文●九島辰也 写真●トヨタ

《国産ミドルSUV総決算!》トヨタ・クラウンスポーツ

 5月14日、ランクルFJが発表されました。注目のモデルです。昨年のJMS(ジャパン・モビリティ・ショー)で話題になりましたよね。SUVブームが一巡して起きた本格クロカンブームに乗っての登場です。“ランクル”の文字が付いていますから、マーケットの期待は大きく膨らんでいます。

 気になるプライスは約450万円。ネットサーフする限り、この値付けの評判は良いようです。が、個人的には少々高く思えます。ランクル70が480万円ですし、ランクル250が500万円台前半からスタートするのであれば、420万円とか398万円でもおかしくない気がします。車格から見たバランスを鑑みるとそんな感じかな。


歴代ランドクルーザー
 ですが、現実にはランクル70はもちろん、250もディーゼルエンジン搭載車はディーラーに行っても買うことはできません。そのため、中古車マーケットではとんでもない価格で取引されています。ランクル70は700万円台から800万円台が多くを占めます。私は発売当日ディーラーへ行って買えなかった中の一人なので、その価値はわかります。それにプレミアム価格がつくのは市場の原理。とはいえ、いくらなんでも高すぎるような……。

 それを考えると、ランクルFJは転売を見越した値付けかもしれません。あまり安くすると、転売ヤーたちがこぞってディーラーへ行きそうです。すると、このクルマもまた新車が買えなくなり、すぐ500万円とか600万円で中古車ショップの店頭に並びます。“ジムニーの大きい版”と考えれば、そんな現象が想像できますよね。歓迎しませんねそれは。欲しいものが買えないストレス社会はどうにか是正しなくては。

 パワートレインは、2.7リッター直4ガソリンエンジン+6速スーパーECTという組み合わせで、最高出力163ps、最大トルク246Nmとなります。まんまランクル250のVXグレードと同じ。その意味でこのエンジンは汎用性があって信頼できます。WLTCモードの走行燃費は8.7km/L。でもどうなんだろう。後からディーゼルエンジンを追加したりしないのかな。


トヨタ ランドクルーザー FJ
 駆動方式はパートタイム4WDです。よって、デフォルトはFR。日常は2WDで走ることになります。気になるのは、電動リアデフロック機能が付いていること。ちょっとした悪路での走破性を担保するものですが、これは“ランクル”の名前に恥じないための装備でしょう。雨上がりのキャンプ場にありがちな泥道で役に立ちそうです。センターデフロックはないのかな。フロントは当然ないでしょう。そこまでヘビーデューティーな走りを期待するモデルでもないし。一度開発陣にインタビューしたいですね。IMVシリーズのプラットフォームにどこまで手を入れたか知りたいところです。

 では注目ポイントですが、個人的に言及したいのはラダーフレームの構造です。フツーの自動車専門誌ではスルーする箇所でしょうが、そもそも業界のスタートが四駆雑誌だった身からして、そこは気になります。というのも、ランクル300の時の開発者インタビューでわかったのですが、ラダーフレームは進化しているからです。オールドスクールなボディ構造だけに、古いものを使い回していると思いきやそうではありません。

 ランクル300は素材から違います。これまでの汎用的なスチールを見直し、適材適所に超高張力鋼板を多用します。また、フレームの断面図を見るとわかりますが、形状を変えて剛性を上げました。解析技術が上がった結果、形状から再設計しています。そのほかでは、スポット溶接箇所を増やしたり、モノコックにも使う溶接技法をラダーにも応用したりしています。ランクル300はこうした努力でラダーフレームのねじれ剛性や横剛性を高めました。なので、FJではそれをどう活かしたのか気になります。


トヨタ ランドクルーザー FJ
 サイズは全長4575mm、全幅1855mmで、それぞれランクル250に比べ、-350mmと-125mmとなります。ホイールベースも2580mmですから-270mm。扱いやすさは良さそうです。ランクル250は思いのほか大きかったですから、そこからの乗り換えがあるかもしれません。

 販売は月販基準台数1300台。生産工場はトヨタ・モーター・タイランドのバンポー工場となります。はたして、需要と供給のバランスはどうなるのか。そしてカスタム車両としてどこまで対応できるのか。四駆好きの目線からも興味が募ります。

文:グーネット
【キャンペーン】毎日機械洗車が50%オフ!お得に愛車をピカピカに(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

動くガジェット? Sクラスが示した近未来のメルセデス【九島辰也】
動くガジェット? Sクラスが示した近未来のメルセデス【九島辰也】
グーネット
【ポルシェ カイエン】の歴史といま買いの中古車 ポルシェの救世主となったスポーツSUV
【ポルシェ カイエン】の歴史といま買いの中古車 ポルシェの救世主となったスポーツSUV
グーネット
独自のスタイルを貫くイギリス車3選!予算400万円で狙えるおすすめ中古車
独自のスタイルを貫くイギリス車3選!予算400万円で狙えるおすすめ中古車
グーネット
【weds】ウェッズホイールの特徴比較!選び方や相場・車両別おすすめモデルを解説
【weds】ウェッズホイールの特徴比較!選び方や相場・車両別おすすめモデルを解説
グーネット
人気中古車実車レビュー【BMW 5シリーズ セダン】華やかに進化した高級ドライバーズカー
人気中古車実車レビュー【BMW 5シリーズ セダン】華やかに進化した高級ドライバーズカー
グーネット
新型CX-5フルチェンジ!~公道試乗レポート~
新型CX-5フルチェンジ!~公道試乗レポート~
グーネット
新型エルグランドに搭載された新技術を紐解く【石井昌道の自動車テクノロジー最前線】
新型エルグランドに搭載された新技術を紐解く【石井昌道の自動車テクノロジー最前線】
グーネット
メルセデス・ベンツ「Sクラス」大幅改良!スターデザインが目を引く新エクステリアに注目
メルセデス・ベンツ「Sクラス」大幅改良!スターデザインが目を引く新エクステリアに注目
グーネット
“RS”の称号が身近な存在に!?  今なら100万円台から狙える「中古RSモデル」
“RS”の称号が身近な存在に!?  今なら100万円台から狙える「中古RSモデル」
ベストカーWeb
「Sハイブリッド」廃止でルークスの実燃費はどう変わった?新旧モデルを比べてみた
「Sハイブリッド」廃止でルークスの実燃費はどう変わった?新旧モデルを比べてみた
グーネット
数値化できない魅力がある──新型シトロエンC3 マックス ハイブリッド試乗記
数値化できない魅力がある──新型シトロエンC3 マックス ハイブリッド試乗記
GQ JAPAN
ひとクラス上のゆとりを追い求めた、ホンダ アコード【名車の生い立ち】
ひとクラス上のゆとりを追い求めた、ホンダ アコード【名車の生い立ち】
グーネット
気になるEV、1週間徹底試乗レポート![三菱 アウトランダーPHEV]リアルにチェック編
気になるEV、1週間徹底試乗レポート![三菱 アウトランダーPHEV]リアルにチェック編
グーネット
地味に嬉しい「9mm」の差? 新型「CX-5」乗ってわかった“進化のベクトル”とは
地味に嬉しい「9mm」の差? 新型「CX-5」乗ってわかった“進化のベクトル”とは
乗りものニュース
【注目モデル試乗】ホンダを代表するワールドSUV「CR-V」が6代目に移行。新型は「感動」を与える高い完成度が印象的だ
【注目モデル試乗】ホンダを代表するワールドSUV「CR-V」が6代目に移行。新型は「感動」を与える高い完成度が印象的だ
カー・アンド・ドライバー
900万円級でも勝算あり!? 日産「新型エルグランド」はアルファードの牙城を崩せるか
900万円級でも勝算あり!? 日産「新型エルグランド」はアルファードの牙城を崩せるか
ベストカーWeb
「未来の当たり前」を搭載した新型Sクラスが登場。メルセデス・ベンツ140周年の節目に
「未来の当たり前」を搭載した新型Sクラスが登場。メルセデス・ベンツ140周年の節目に
グーネット
新型エルグランド集中解説~メカニズム&装備~
新型エルグランド集中解説~メカニズム&装備~
グーネット

みんなのコメント

12件
  • hil********
    は、大丈夫か
    センターデフロック?
    車の構造も理解できないヤツが車の記事を書くのか
    世も末だな
  • kam********
    パートタイム4Wに、「センターデフロックないのかな」とは・・・。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

191 . 8万円 216 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0 . 0万円 457 . 5万円

中古車を検索
スズキ ジムニーの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

191 . 8万円 216 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0 . 0万円 457 . 5万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村