ブリッドは2023年も全開！初音ミク仕様やリサイクル素材採用シートなど新製品が盛りだくさん｜東京オートサロン2023｜

スポーツシートメーカーとして本格的なレース用から街乗りにも適したモデルまで幅広くラインアップするBRIDE（ブリッド）。近年では各種シートシリーズ以外にも、車内の空気をクリーン化する空気清浄機を筆頭に、ハンドル用のカバーなどのアイテムまでトータルで快適なカーライフをサポートする多彩な製品を用意している。ここでは1月13日に幕張メッセで開催された東京オートサロン2023（TAS）にて、同社代表取締役社長、高瀬嶺生氏によって行なわれたカンファレンスの模様をクローズアップ。自動車ファンの心を熱くさせる2023年度の指針も交えて発表してくれた。

SDGsをテーマに揚げ、リサイクルペットボトル繊維から織った西陣織の新素材「Reperic（リペリック）」を採用した「SDGsコンセプト STREAMS」。肌触りや座り心地に優れたキルトデザインを背面と座面に配置するなど、自動車用のシートとしてだけでなく高級家具椅子としても扱えるシートとして参考出品！　登場が期待される逸品といえる。

初音ミク GTプロジェクトを展開する株式会社グッドスマイルカンパニーとのコラボによって生まれたのが「EUROSTERII レーシングミク2022Ver.」。“グッドスマイル初音ミクAMG”をドライブする谷口信輝選手も登場し製品の魅力を伝えてくれた。ちなみに表面ではなく背面に初音ミクをプリントした理由は「ミクちゃんの上に座ることなんてムリ～！」というファンの気持ちを取り入れたもの。こうした気遣いも忘れないのがブリッドの製品開発スタンスだ。そのかわり前面のヘッドサポートにはグッドスマイルレーシングのロゴを配置し一目でプレミアムシートであることを表現！　なお、この製品は初音ミクの名に引っ掛けて39脚のみの限定品として予約を開始！

ブリッドのプレミアムシートブランドとして設定する「edirb（エディルブ）」シートシリーズもリニューアル。今年のトピックは全モデルに新色の「ブルーステッチ」をラインアップしたこと。BMWなどをはじめとした欧州車やスーパースポーツのインテリアにもしっくりと溶け込む質感を生み出してくれる。“大人の走り屋諸兄”にお薦めしたい製品である。

人気のリクライニングモデル、EUROSTERIIをベースにシート背面にカモフラージュ柄の表皮を採用し、アウトドア感溢れるテイストを表現した「EUROGHOST」は、オフロード車やキャンピングカーなどにもベストマッチ。もちろんルックスだけでない。表皮には水滴がかかっても浸み込みにくいPVC（ポリ塩化ビニル）を採用して実用性能も抜群。なお、奥に見えている各部にオリーブグリーンカラーとカモフラージュ柄を組み合わせた「EUROGHOST X（ユーロゴーストクロス）」も2月20日より受注をスタート！

これ1つで、車内の空気をオゾンの力でクリーンに保つ働きをしてくれる「エアバスターポータブルBRIDEエディション」。発売１周年を記念し、2023年1月16日～3月31日の期間に当製品を購入した方に向け、もれなく交換用の高性能フィルターをひとつプレゼントするサービスキャンペーンも用意。


昨今ではストリート走行で快適に愛車を走らせる製品を多数展開しているが、ブリッド発祥のきっかけとなった、レーシング＆スポーツシートメーカーならではのモータースポーツ活動ももちろん勢いは止まらない。ブリッドが母体となってプロデュースする「Racing Team BRIDE」では、スーパー耐久シリーズ ST-5クラス、GR86/BRZ Cup、全日本ジムカーナ選手権、全日本ダートトライアル選手権、ドリフトD1ライツシリーズ、さらにB310サニーをベースとしたTSサニーレースなど、全日本クラスの多数カテゴリーに参戦。

これらモータースポーツ活動によってスポーツシートに欲しい性能をリアルタイムに検証し製品に即座に反映していく…それがブリッドの方針だ。最新モデルからクラシックカーまで安全かつ快適にスポーツ走行を満喫でき、愛車を走らせることが楽しくなる製品をこれからも作り続けてくれることだろう！

ブリッド
052-689-2611

〈文＝鈴木克也　写真＝川原憲一〉